ライフスタイルに“時短”が求められるいまの時代。手間を省ける画期的な家電や日用品が日々発売されていますが、食材にも革命的な商品が登場しました。半調理レトルト食品「mitasu」(ミタス)です。その全貌を知るべく、発表会に行ってきました!
味付け次第で無限大!多彩な料理を手軽に作れる
半調理レトルト食品とは何ぞや?と思いながら会場に着くと、そのナゾが判明。この「mitasu」は言うなれば、具材入りのスープベースでした。一般的なレトルトとの大きな違いは、最終段階の調味がされているかどうか。あえてカレーやシチューなどのソースになっていないので、味付け次第で様々な料理になるのです。
素材やベースの味ごとに4種があり、たとえばビーフはフォンドヴォー系のブラウンスープ、チキンはココナッツミルクを効かせたホワイトスープになっています。会場では調理例の試食も行われました。簡単なものでいえば、ルウと一緒に煮込むだけで完成するカレー。
見た目からして分かるのは、具材の大きさ。一般的なレトルトとは一線を画す、ゴロっとした肉や野菜が特徴です。また、事前段階からしっかりじっくり煮込まれているので、コクやうまみも十分ありました。
その次は、ひと手間プラスでご馳走ができるという例。ビーフベースを活用した煮込みハンバーグです。
ビーフベースにはフォンドヴォーやデミグラスソースが使用されており、煮詰めた赤ワインを入れていることがこだわりのポイントとか。封を開けた瞬間からリッチな香りがただよいます。
自宅で「mitasu」を活用して料理を作ってみた
会場ではそのほか、チキンベースを使ったクリームパスタと野菜ベースを使ったパエリアの実演と試食を体験。パエリアは用意する具材こそ多めでしたが、調理自体は20分程度とのこと。生米からの状態で20分というのはかなりスピーディだと思います。
ただ、ここで疑問が。今回のカレーはルウを入れて鍋で煮込んでいましたが、これをレンチンだけで調理することはできないのでしょうか? 開発者の方に聞いてみると、ベースをしっかり温めた後にルウを溶かし、再度温めればレンチンでもOKとのこと。そこで、帰宅後にレンチン調理を実践してみました!
推奨は、まずベースをレンジで温めてからルウを入れるという話でしたが、溶けやすいフレークタイプならいきなりレンチンでも問題なさそう。ということで常温のままフレークを溶かし、レンジで数分温めました。
盛り付けて食べてみると、やはり絶品! どれもベースの味がハイクオリティなのですが、その理由は開発元の力にありました。「mitasu」を製造しているのは、京都のサンフーズジャパンという企業で、同社は30年以上も業務用のレトルトなどを手掛けてきた食品メーカーなのです。
ターゲットは働くママや一人暮らしの若い世代のほか、料理は好きだけど時間がないという人など。安心面や栄養価にも配慮しており、すべての商品に化学調味料や保存料が使われていないというのもうれしいポイントです。
発売は、同社が立ち上げた新ブランド「ヨリトコ」というサイト内のECコンテンツから。なお、「mitasu」は「ヨリトコ」内のレトルトシリーズ名ということで、今後も「ヨリトコ」では新商品を開発していきたいとのことです。7月19日にオープンしたばかりなので、まずはチェックを!