グルメ
2018/8/3 18:45

今夏最もアツい新宿グルメは「南口」だ!注目のニューフェイスから「厳選5店」を紹介

乗降者数が世界一といわれる巨大ターミナル、新宿駅。ただ、グルメという視点で見ると印象は薄い街かもしれません。確かに人が多ければ店も多く、駅周辺は知名度の高いチェーン店がひしめき合っている状況です。でも少し離れた西新宿七丁目界隈や新宿三丁目以東は、むしろツウ好みの実力派ばかり。そんな新宿ですが、いまアツいのはこれまで「ニュウマン」を除くとあまりスポットが当たっていなかった南エリア。今夏のニューフェイスから、特に注目のお店を紹介します!

 

 

【その1】ジンジャーグラス

まずは7月14日、小田急サザンタワー内にオープンした「GINGER GRASS modern thai vietnamese」(ジンジャーグラス モダン タイベトナメーゼ)。“モダンアジアン”がコンセプトで、新宿の喧騒を忘れるほどにゆったりとしたアジアンリゾート空間となっています。

↑ジャングルをイメージして描かれたタイル画が広がる、インパクトあるバーエリア

 

料理の特徴は、タイとベトナムのいいとこ取りをした、ありそうでなかった独創性。ハーブ類はタイとベトナムから直接空輸し、味付けに関しても、東南アジア独自のナンプラーやホットチリソースを駆使しつつ、大豆やたまりしょうゆ、ダシなど日本古来の食材も巧みに使用してここだけの味わいにしています。

↑「バインセオ」1296円(手前左)、「海鮮のフォー」1296円(手前右)、「ミエンカム」648円/2pc(奥)

 

いくつか試食して感じたのは、具だくさんでヘルシーなこと。ベトナム風お好み焼きといわれる「バインセオ」は、野菜、魚介、肉がたっぷりなうえに味変アイテムに使える生野菜やソースも絶品。「海鮮のフォー」も野菜が多く、また独自に開発した生の米麺とのマッチングも絶妙でした。海老、青パパイヤ、ベテルリーフからなる「ミエンカム」は初めて食べる味でしたが、フレッシュな酸味があっておいしかったです。

 

【SHOP DATA】

GINGER GRASS modern thai vietnamese(ジンジャーグラス モダン タイベトナメーゼ)

住所:東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー 1階

アクセス:JRほか「新宿駅」南口徒歩3分

営業時間:11:00~24:00(フードL.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)

定休日:なし

 

 

【その2】口福炒飯楼

今夏の新宿南エリアをにぎわせている一大ニュースといえば、駅ビル「新宿ミロード」のレストランフロアが大幅リニューアルしたこと。日本初上陸があったり、人気ブランドの新宿エリア初出店があったりと注目ポイントは目白押しです。ということで、ここからはその一部をご紹介。個人的にリニューアル内容が激アツの、「口福炒飯楼」(こうふくちゃーはんろう)から。

↑飲茶は14種。そこから時期によって入れ替わる約10種を好きなだけ食べられます

 

同店はチャーハンを名物とする中華レストランですが、今夏から平日夕方(15:00~18:00/L.O.17:30)限定の「飲茶食べ放題」がスタ―トしました。これは約10種の飲茶と中国茶4種を最大2時間半、好きなだけ味わえるプラン。しかも気になる価格は1296円と非常におトクです! 同店のサイドメニューで大人気の「小籠包」や、「上海風肉入りちまき」など多彩な構成もうれしい限り。

↑一番人気メニューの「海鮮あんかけ土鍋炒飯」。写真はディナーのセットで1458円

 

平日夕方に来店するのが難しい人には、ランチタイム(11:00~15:00)がオススメ。好みのチャーハンか麺類を注文すれば、サラダバー、スープ(チャーハンのみ)、デザートバーが80分間食べ放題となり、ドリンクバーも付いてきます。新宿駅近くでガッツリ食べたいときはぜひ「口福炒飯楼」へ!

 

 

【その3】メンショー サンフランシスコ

ここからは同じくミロードの7階から注目店を紹介していきます。特にラーメンファンのなかで話題になっているのが、「MENSHO SAN FRANCISCO」(メンショー サンフランシスコ)。ここはラーメンクリエイターとして本サイトでも何度か登場している、庄野智治さんの最新店です。

 

店名で分かるように、MENSHOグループはサンフランシスコにも出店。なんと2年連続でミシュランガイドUSAに選ばれたり、庄野さんがTwitter本社のゲストシェフを務めたりと現地でも大人気となっていて、つまり米国の系列店が逆輸入という形で日本に上陸してきたのです。独創性の高さが同グループの魅力のひとつですが、ここでは「A5黒毛和牛醤油らぁめん」や「抹茶鶏白湯らぁめん」など、サンフランシスコで人気の一杯を食べられるので、要チェックを!

↑「A5黒毛和牛醤油らぁめん」1480円(薄切り)、1980円(厚切り)

 

↑「抹茶鶏白湯らぁめん」980円

 

【その4】アイビアー・ルサンパーム

いまやクラフトビールレストランは数あれど、女子目線の店づくりをしているケースは多くないでしょう。ということで次に紹介するのは「iBEER LE SUN PALM(アイビアー・ルサンパーム)」の最新店。ここは“Girls, Beers, Ambitious. ビールで上げよう、世の中を!”をコンセプトに展開する人気のビアカフェ。渋谷、二子玉川、川崎、千葉に続く5号店となります。

 

女子向けといっても、男性でも十分満足できる内容。個性的なクラフトビールとパンチのある料理とのペアリングを楽しめるメニュー構成となっていて、中華系のスパイスで仕上げたチキンや、世界の名物料理をBBQスタイルに進化させた創作串料理などがイチオシです。

↑五香粉やココナッツチップなど、様々なスパイスを絡めた「ムーチョチキン」248円/1本や、5種ある創作BBQ「串キュイジーヌ」464円~は必食! ビールは生のタップが約13種類、ボトルが約30種あって626円~

 

 

【その5】サオ ドウ ファ

最後は、現地で行列ができる台湾伝統スイーツ・豆花の専門店「騒豆花(サオ ドウ ファ)」。豆花とは、豆乳のプリンにタピオカ、小豆、フルーツなどをトッピングしてほんのり甘いシロップをかけたデザート。とろけるようになめらかなテクスチャーが特徴で、杏仁豆腐とは違った口どけが楽しめます。

↑日本初上陸ということもあって、フロア内でも屈指の人気ぶり!

 

今回の新店には台湾・台北市本店の味を忠実に再現した5種類のスイーツ豆花と、ピーナツや黒ゴマ、小豆を使用した4種類の豆花が用意されています。そのなかで一番人気が高いのは「マンゴースイカ豆花」。スイカのさっぱりとした風味と、マンゴーの甘い香りが南国気分にさせてくれる一品です。

↑「タピオカミルクティ」540円と、一番人気の「マンゴースイカ豆花」1490円

 

なお、スイーツ以外に牛肉麺、大根餅、ルーローハンといった台湾名物がそろっていて、ディナーや飲み会にも使えそう。しばらくは行列が続くかもしれませんが、夜の時間帯は何気に狙い目かもしれません。また今回の5店はどれも絶品ぞろいで新宿駅からのアクセスも至便なので、ぜひ覚えておくことをオススメします!

 

【SHOP DATA】

新宿ミロード レストランフロア

住所:東京都新宿区西新宿1-1-3 新宿ミロード 7~9階

アクセス:JRほか「新宿駅」南口すぐ

営業時間:11:00~23:00 ※ラストオーダーは店舗により異なります。

定休日:施設に準ずる