グルメ
2018/8/23 21:10

世紀の大発明も! 超話題スポット「ソニーパーク」は何がスゴいのか、グルメの視点で解説

8月9日、銀座にあったソニービルの跡地に、地上と地下が一体となった立体公園「Ginza Sony Park」(銀座ソニーパーク)がオープンしました。新しいモノずくめであり、画期的なコンテンツが満載で話題沸騰となっていますが、グルメの視点ではどうなのでしょうか? 内覧会での体験から、解説していきたいと思います!

 

 

その1】クラフトビール&デリ「BEER TO GO

個人的に一番ビックリしたのは、地下4階のクラフトビール&デリスタンド。ここは代官山などにある「SPRING VALLEY BREWERY」が手掛ける「”BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY」というお店です。

↑ファストフード店のような、カジュアルなデリスタンド。営業は11:00~23:00(日祝は~22:00)で、16:00まではランチセットを1200円より提供しています

 

↑限定醸造品を含めた17種類のクラフトビールがあり、デリも17種類を用意。目玉となるフードは手前の「BBQブリスケ」で、ランチセットなら1500円~(16:00以降は単品1500円)

 

クラフトビールは500円/250mlと750円/360mlの2サイズ展開。“公園”内で自由に飲んでほしいという思いから、すべてテイクアウトに適したフタ付きプラスチックカップで提供されるのですが、このカップが特に驚きでした。なんと、ビール用のデザインとなっており、フタなしで飲むのとでは味が格段に違うのです。

↑基本的にはコーヒースタンドなどで提供される、飲み口付きのフタと一緒ですが、穴が大きくなっているのです

 

↑フタの穴と鼻孔の位置に注目! 飛び込んでくるビールのアロマが凝縮される形となっており、きわめて濃厚なのです

 

これはガチで大発明といえるレベル! 鮮烈なインパクトで、ふだんあまりクラフトビールを飲まない人でも違いがわかるはずです。また、SVBではビアスタイルごとに最適な温度での提供も実現。この施策もBEER TO GOだけなので、ぜひお試しあれ。

 

【その2】モダンチャイナの旗手が手掛けるティースタンド「ミモザ ギンザ」

筆者が2018年のブレイクグルメの筆頭と提言したのが“ネオ中華”なのですが、ここでもヒットしました! 名門「シェフス」を経て独立し、超人気店となった表参道のモダンチャイナレストラン「ミモザ」がティースタンドをオープンしたのです。

↑「ミモザギンザ」のコンセプトは“路地裏の屋台”。11:00~19:00の営業で、香港スタイルのお茶メニューや点心を気軽に楽しめます

 

ドリンクの看板メニューは「香港ミルクティー」486円で、フードは「肉まん」378円や「エッグタルト」216円が名物。

↑「エッグタルト」216円と「香港ミルクティー」486円

 

予約必須の名店の味を、気軽に楽しめるのはうれしい限り。BEER TO GOでビールをテイクアウトして、肉まんとのペアリングを楽しむのもオススメです。

 

 

【その3】限定のできたてあんが絶品な「とらやカフェ」

和菓子御三家といえば、「虎屋」(とらや)「両口屋是清」「鶴屋吉信」。そのなかの、とらやが「あんをもっと気軽に楽しんでほしい」という想いで展開している「トラヤカフェ・あんスタンド」というブランドがあるのですが、その最新店もここにビルトインしています。

↑「トラヤカフェ・あんスタンド 銀座店」。ストア内にキッチンが併設されており、できたてのあんペーストを購入することができます

 

ここで買うべきなのは、銀座店でしか買えない「あんペースト(シンプル)」432円。小豆、砂糖、寒天のみで作った50gのビン入りペーストとなり、ピュアな素材感を楽しめる味わいになっています。

↑こちらは地上階にある、かき氷のポップアップストア。9月末までの限定で営業中

 

↑ポップアップストアで購入できる「アルコール入 かき氷<ラム>」540円。希少な国産ラムと黒糖蜜を合わせた、大人な味わい。後ろに写っているのが「あんペースト(シンプル)」で、ポップアップストアでも販売

 

営業時間は、どちらも11:00~19:00。銀座で涼みたくなったら、ぜひポップアップストアへ足を運ぶといいでしょう。

 

 

【その4】藤原ヒロシがディレクションした「ザ・コンビニ」

最後に紹介するのは、ファッションや音楽など多彩な分野で活躍するカリスマ中のカリスマ、藤原ヒロシ氏がディレクターを務める「ザ・コンビニ」。その名の通り、コンビニエンスストアをコンセプトにしたショップとなっており、藤原氏らしいセンスあふれるアイテムがズラリと並んでいます。

↑営業時間は11:00~19:00。サングラスをかけた長髪の方が藤原氏です

 

↑奥には神保町の古本屋「magnif」(マグニフ)が監修した雑誌コーナーがあり、時代を彩った雑誌が・・・と思ったら、なんと「GET ON!」(かつて「Get Navi」の兄弟誌)があるではないですか! 価格は2000円でした

 

商品は、おにぎりのようにパッケージされたタオル、ペットボトルに入ったTシャツ、サンドイッチのように梱包されたバンダナ、牛乳パックに入ったソックスなど、ユーモアを効かせたファッションアイテムが冷蔵庫のなかに入っており、実にユニーク。その一方で、本物のフードも販売されています。

↑カップヌードルのようなNBのほか、各メーカーとコラボしたPB的なフードも

 

注目なのは、同店用に別注されたPBフード。「銀座 松崎煎餅」「うまい棒」「ビックリマンチョコ」「渋谷ハチカレー」などなど、多彩に並べられています。見ているだけでも楽しいのですが、「ザ・コンビニ」は特に超人気となっており、入店整理券の抽選が行われる日も。祝日に訪れる際は、あらかじめ公式サイトをチェックしたほうがいいかもしれません。

 

なお、「銀座ソニーパーク」自体は2020年秋までの期間限定。“変わり続ける公園”をコンセプトに、様々なイベントなどを開催していくそうです。そして2022年には「新ソニービル」を竣工予定とか。銀座に訪れる際は、数寄屋橋交差点から目が離せませんよ!

 

 

SPOT DATA

Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)

住所:東京都中央区銀座5-3-1

アクセス:東京メトロ銀座線ほか「銀座駅」直結

開園期間:2018年8月9日~2020年秋

開園時間:5:00~24:30(予定)

休園日:1月1日(予定)