グルメ
2018/8/31 11:00

「奈良にうまいものなし」なんて嘘だ! 奈良県民に今も昔も愛されるご当地グルメ3選

日本全国津々浦々、各都道府県のオススメ食材を紹介する【ご当地グルメ&おつまみショー】、今回は奈良県をご紹介。奈良県民にご当地グルメは? と聞くとよく返ってくるのが「奈良にうまいものなし」というコメント。でもこれ、鵜呑みにしないでください。 実は奈良県民が紹介するのも忘れちゃうほど浸透しているご当地グルメがあるんです。今回はそんな3品を紹介します!

 

[1品目]

奈良の名産・柿の風味たっぷりの柿ジャム

石井物産

柿ジャム

「柿ジャム」は、柿が名産である五條市が位置する西吉野の良質な柿をふんだんに使った果肉たっぷりのジャムです。韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」でも柿で甘みをつけた宮廷料理が登場したことがあり、実は柿は、ほんのりとしつつも主張しすぎない甘みを出す調味料のような役割をすることがあったのですね。

 

そんな柿の特性を活かした柿ジャムは、甘いながらもどこかさっぱりした食感。後味のさわやかさがクセになります。シンプルにトーストに乗せるのもおすすめですが、プレーンのパウンドケーキの山型部分にたっぷりのせて食べるとおいしいです。もちろんお料理の隠し味にもおススメ。

 

スタイリッシュで大人っぽいパッケージの瓶なので、お手軽なお土産としても重宝するでしょう。奈良県内のスーパーの銘店で購入でき、お値段は150g入り500円(参考価格)とお手軽です。

 

↑柿といえば秋の果物ですが、このさわやかな甘さはむしろ夏向き!? 甘いものが苦手な方でもきっと満足いただけます

 

[2品目]

ハマる人はハマる! 奈良の酒蔵で作った奈良漬

今西清兵衛商店

奈良漬

「奈良漬」は、白うりや胡瓜などの野菜を塩漬けにして何度も新しい酒粕に漬けかえながら作られる漬物のことで、全国的にも漬物のジャンルのひとつとなっていますね。奈良公園や東大寺などの観光地を訪れた方なら、近くの商店街からただよう漬物の香りに遭遇したことがあるかと思います。それがまさしく奈良漬の香り。江戸時代には徳川家康に気に入られ、幕府に献上していたという歴史のある漬物なのです。

 

現在は奈良県内外のさまざまなメーカーから販売されている奈良漬ですが、こちらは奈良県民におなじみの日本酒「春鹿」を製造している酒蔵で作られています。漬け込む酒粕はもちろん「春鹿」の酒粕。

 

入手しやすいのは白うりの奈良漬で、スーパーの銘店で580円(参考価格)。味は人によって好き嫌いがあるかもしれませんが、そのぶんハマる人はハマります。

 

↑お茶漬けと一緒に食べるのもいいですが、脂っこい料理の後に食べると口の中がさっぱりします

 

[3品目]

地元で長く愛された大和茶がペットボトルでお気軽に

JAならけんグループ 大和茶販売

やまと茶

実家やおばあちゃんの家に行くと必ず出されるのが大和茶。それくらい、特に高齢層の方々の生活には浸透しており、そして若い世代にとっては懐かしい味のお茶です。

 

かつて弘法大師が唐から持ち帰った茶の種子を、奈良県の宇陀に植えてお茶の製法を教えたのが始まりとされ、千年以上の歴史があるお茶です。現在は奈良の山間部、特に月ヶ瀬や田原などで栽培しています。飲み口さっぱりスッキリなので、気分をリフレッシュさせるのにピッタリですね。

 

茶葉で買うと通常は100グラムで1000円程度なのですが、なんと手軽に飲めるペットボトルバージョンが道の駅で販売されています。価格も通常のペットボトルとほぼ同額の500ml入り151円(参考価格)。「歩こう会」など老人会のウォーキングイベントでも親しまれ、よく飲まれています。

 

↑ペットボトルの「やまと茶」はキンキンに冷やして飲むとスッキリ感が増しておいしいです。見かけたらぜひ一度飲んでみてくださいね!