今年最後の大型ニュースのひとつに「PayPay」があります。これら、キャッシュレス決済を拡大させる背景には支払いの効率化がありますが、さらに深掘りすると人手不足という問題があります。この悩みに、コンビニで特に注力しているのがローソン。これまでも無人レジ店舗の展開などを進めてきましたが、新たに画期的な取り組みが実施されました。それが「できたてからあげクンロボ」。
なんでも、今年のクリスマスシーズンに向け、からあげクンを揚げたての状態で提供することにこだわったとか。なるほど。自動化で効率をはかるだけじゃなく、できたてだから味もおいしいというワケですね。ますます気になる!ということで、実験店舗として期間限定導入中の「ローソンTOC大崎店」に向かいました。
斬新で“トリ”ッキーだけどスピーディで味も絶品!
到着すると、レジ横にトリッキーなマシンが! これが「できたてからあげクンロボ」ですね。大きさは自販機程度でしょうか。縦長の機械にからあげクンのイラストが描かれ、顔の部分は影響パネルになっています。
担当の方が、使い方の解説をしてくれました。ロボにからあげクンの注文カードがあり、それをレジに持っていくことで会計へ。そこでからあげクンのパッケージを受け取り、ロボの読み取り機にかざして「ピっ」と認証させます。
味は「レギュラー」「レッド」「北海道チーズ」と定番の3種を用意。バーコードを読み取ることで、どの味かを判別するのです。そしてロボの脇腹部分にある扉を開けてパッケージをセット。扉を閉めると調理が開始し、完成するまでロックの状態に。
からあげは、1分強で完成。なんでも、デジタル技術を駆使したことで、普通の調理法に比べて時間を5分の1に短縮できたそうです。そしていざ実食!
素材自体はこれまでのからあげクンと同じなので、味付けも一緒。ただ、食感がかなり違います。それは、中身の肉がふわっとしてやわらかいこと。揚げたて由来の皮のサクサク感があるため、内部とのコントラストがより強調されているという点もあるでしょう。
また、揚げ時間が短縮されたということは、そのぶん素材から抜けていく水分量が少ないということ。それが肉のしっとり感につながり、やわらかさになっているとも考えられます。とにかく、できたてのからあげクンは抜群においしいので、大崎駅を利用する際はぜひ立ち寄ることをオススメします!