レモンサワーのブームに伴って、缶チューハイも一層アツい。その元祖が「タカラcanチューハイ」であることをご存知でしょうか。本記事では、そのうまさの秘密を解き明かします!
【解説する人】
いま人気の辛口ドライの元祖は缶チューハイ市場の革命児
「タカラcanチューハイ」が発売されたのは1984年。背景には、当時の酒文化が関係しています。戦後、東京下町で生まれた「焼酎ハイボール」を語源とするチューハイが、80年代初頭に全国の居酒屋で飲まれるようになり、特に首都圏の若者の間でブームになりました。これを、いつでもどこでも楽しめるようにしたのが日本初の缶入りチューハイ「タカラcanチューハイ」。いまや缶チューハイは花見やBBQなど屋外飲みの定番ですが、その歴史は本商品から始まっているのです。
最大の特徴は、宝酒造独自の樽貯蔵熟成酒とクリアな炭ろ過水などを生かした、辛口でドライな味わい。昨今のチューハイ市場では辛口でドライな高アルコールタイプが特に人気ですが、そのパイオニアもまた本商品といえるでしょう。事実、いまも根強い人気を誇るロングセラーとなっています。昭和から平成を彩り35周年を迎えたいまこそ、様々な食シーンで、ぜひ日本の“宝”を楽しみましょう!
缶チューハイ史を切り開いた金字塔が初代デザインと当初のフレーバーを復刻
宝酒造
タカラcanチューハイ復刻デザイン缶
実売価格227円(350mℓ/※)
35周年を記念し、発売当時のロゴをデザイン。当時発売されていたプラムを加え、発売時当初の4味を揃えます。手摘みのシチリア産を使ったレモンとグレープフルーツは12月まで、プレーンとプラムは数量限定販売です。
※:レモンは250mℓ缶(実売価格173円)、500mℓ缶(実売価格302円)もあります
【うまさの秘密1】 樽貯蔵熟成酒
宮崎県高鍋町にある宝酒造の「黒壁蔵」に眠る、約2万樽、約85種の味わい深く多彩な焼酎の数々。これらを、長年の酒づくりで培った知見から目指す味ごとに厳選し調合しています。
【うまさの秘密2】 クリアな炭ろ過水
活性炭でろ過した、クリアな水を使用。これによって、焼酎のうまみや果実の新鮮なフレーバーがバランス良く調和します。炭酸とも見事にマッチし、より爽快な味わいを実現しています。
各フレーバーの味わいを解説
【その1】グレープフルーツ
「みずみずしさを保ちながら、グレープフルーツらしいビター感がほんのり漂う大人なテイスト。柑橘好きならレモンと併せて飲み比べるのがオススメです」
【その2】プラム
「ドライな口当たりに、国産梅の甘酸っぱいテイストが見事に調和。ピンク色のロゴもかわいらしいですし、女性にはぜひ飲んでほしいと思います」
【その3】レモン
「焼酎の味わいとレモンの酸味がちょうど良いバランス。炭酸とともに余韻として抜けていくレモンのフレーバーがフレッシュで、心地良いですね」
【その4】プレーン
「果実が入っていないぶん、焼酎の甘やかなコクを堪能できます。ストレートなおいしさなので、特に刺身や和惣菜など繊細な料理に合わせると良いかも」