グルメ
お酒
2019/5/11 20:30

春、出会いの季節。「お酒」とも邂逅を求める人に贈る「銘柄」と「バーテンダー」

 

カンパリの「ルナロッサ」

提供されたカクテルのなかでも、特にユニークで女性人気が高かったのが、イタリアを代表するハーブリキュール「カンパリ」の「ルナロッサ」という一杯。昨年開催された、カンパリのカクテルコンペの日本大会で初代王者となった小川尚人さんがふるまってくれました。

↑小川尚人さん

↑左が「ルナロッサ」。フラッペのようなテクスチャーで、爽やかな甘酸っぱさとエアリーな口どけが絶品でした。右は、カンパリを使った定番カクテルの「ネグローニ」

 

台湾のウイスキー「カバラン」

次に紹介するのは、台湾のプレミアムウイスキー「カバラン」。梅ジャムやしそが決め手の「クインテット」と、桜、緑茶、ようかんなどを駆使した「ティーパーティ」という、日本由来の素材によるカクテルが斬新でした。

↑「クインテット」。梅としそのほか、レモンジュースやジンジャーエールで酸味のある味わいになりながらも、「カバラン」ならではのどっしりとしたモルトのおいしさが中心に

 

ベネズエラ産プレミアムラム「ディプロマティコ」

ベネズエラで生まれたラム「ディプロマティコ」では、アンバサダーのサイ・ハムサラ氏が直接作ってくれました。しかも、セミナーで解説したチョコレートとのペアリング付き

サイ・ハムサラ氏。「ディプロマティコ・ワールド・トーナメント2015」においてニュージーランド代表として優勝以来、ブランド拡大のために活躍しています
↑「ディプロマティコ オールドファッションド」。ラムの高貴で妖艶な味わいが、オレンジとマッチ。チョコレートも、オレンジピールをまとったかのように華やかな広がりを放ちます

 

ジンの注目は「ヘンドリックスジン」と「ビーフィーター」

クラフトジンの台頭で注目を集めるジンは、「ヘンドリックスジン」と「ビーフィーター」が出店。前者はバラとキュウリのエッセンスが特徴のスコットランド産。後者は伝統的なロンドンドライジンを代表する世界的に有名なブランド。両社の個性の違いをしっかりと楽しめました。

↑エルダーフラワー、レモンジュース、ソーダでステアした「レスリーグレイシー」。主要素材のキュウリを浮かべることで、ブランドの特徴がより鮮明に

↑「ビーフィーター」のブースでは、日本へのインスパイアをテーマに煎茶などを用いた「ビーフィーター24」によるジントニックを。味わいは、繊細かつスムースで、爽やか

 

コニャックの名作「ヘネシーV.S」

フランスを代表する蒸溜酒・コニャックからは、名門「ヘネシー」が出店。同ブランドならではのエレガントな芳醇さをストレートに感じられる、スタンダードな「ヘネシー V.S」を使ったカクテルが提供されました。

↑オーダーしたのは、今回のために池袋の名店「Bar Libre」の清崎雄二郎オーナーが監修した「ヘネシーメアリー」。カシスやトマトジュースが、ヘネシーの甘やかな味と調和して魅惑的な一杯に

 

和のスピリッツ「TUMUGI」

日本的なお酒としては、麹(こうじ)文化から生まれたユニークな和のスピリッツブランド「TUMUGI」が出店。同酒は麹造り、並行複発酵、単式蒸溜等の技法に和のボタニカルを組み合わせており、本イベントでは「Sexy Koji sour」と「桜Negroni」の2種がふるまわれました。

↑ブースでは、初代TUMUGIカクテルコンペティション優勝者の蛯原三奈さんが腕を振るいました。なお、蛯原さんは現在、世界的なバーテンダー、後閑信吾さんが手掛ける「THE SG CLUB」に在籍

 

↑「Sexy Koji sour」。ローズヒップシロップ、赤しそジュース、トニックウォーター、ソーダによるもので、甘酸っぱい爽快感と柔らかな余韻が心地よい味わいでした

 

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