イタリア生まれのひんやりスイーツといえばジェラート。一般的に、日本のアイスクリームより乳脂肪分を控えていてヘルシー、それでいて空気をたっぷり含んでいるため、口どけなめらかなテクスチャーが魅力です。
東京にはいま、ミルク本来のピュアな甘味を生かしたり、ナッツや旬のフルーツなどを使って自然の味を提供したりと、職人のこだわりが詰まったジェラート専門店“ジェラテリア”がいくつも存在します。今回はそのなかから、注目の4店舗を紹介しましょう。
[目次]
1. ジェラテリア アクオリーナ <祐天寺駅>
2. ジェラテリア シンチェリータ <阿佐ヶ谷駅>
3. プレマルシェ・ジェラテリア&オルタナティブ・ジャンク 東京・中目黒駅前店 <中目黒駅>
4. プレフェリータ <学芸大学駅>
1. 料理人の発想で作る絶品の味。23時まで楽しめる大人なジェラート
東急東横線・祐天寺駅の目の前にある「ジェラテリア アクオリーナ」。ジェラート職人のことをジェラタイオといいますが、ここはちょっとユニーク。店主はもともと料理人としてイタリアへ渡り、一流のリストランテで腕を磨いた経歴の持ち主です。
それもあってか、素材に対する探求心や生かし方はピカイチ。ナッツ類の多くはイタリア、カカオはペルー、バニラはタヒチなど世界中から仕入れ、ジェラートに欠かせない牛乳は北海道を中心に、旬のフルーツは国産をメインに採用するなど一つひとつにこだわりが詰まっているのです。
価格は、小カップのシングルで580円~。フタ付きカップで持ち帰る場合は1種類となり、540円(ピスタッキオは+50円/8個以上は1個当たり-20円)。また、10歳までのお子様用にはミニの2種盛りが350円で用意されています。ジェラートの一例を紹介しましょう。
「ピスタッキオ」は、ナッティな香ばしさと甘やかなコクが豊かで、実の素材感も楽しめる贅沢な味わい。一番人気の「フレッシュミルク」は濃厚ながらすっきりとして、それでいてクリーミーなおいしさ。「プラム(レッドエース)」はみずみずしくビビッドな甘酸っぱさがあり、清涼感も抜群です。
同店は夜23時まで営業しているのも特徴。お酒はありませんが、「エスプレッソ」(300円)や「カフェラッテ」(450円)といったコーヒーメニューを楽しむことも。また、土日にはイタリア製のマシンによるソフトクリームも味わえ、ジェラートとは違ったアイスのおいしさを満喫できます(味は週替わりで変更)。
祐天寺までなかなか足を運べない人は、オンラインショップを要チェック。8個からのセットで、多彩な味わいを楽しめます。贈り物にも喜ばれるのではないでしょうか。
【Information】
ジェラテリア アクオリーナ
所在地:東京都目黒区五本木1-11-10
電話番号:03-5708-5787
営業時間:月、水~金曜14:00~23:00/土、日曜、祝日13:00~23:00(各L.O.22:45)
定休日:火曜、その他不定休あり。1、2月ごろ冬期休業あり
アクセス:東急東横線「祐天寺駅」西口徒歩20秒
http://www.acquolina.jp/
続いて紹介するのは、阿佐ヶ谷の商店街に慎ましくたたずむお店です。
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2. 生産者の思いと優しい甘さを生かした毎日食べたくなるジェラート
中央線沿線の街を代表する一軒が、阿佐ヶ谷駅北口の「松山通り商店街」にたたずむ「ジェラテリア シンチェリータ」。同店のジェラタイオも、インテリアデザイナーという異色の経歴を持っており、そのセンスは味作りにも店舗設計にも生かされています。
同店を語る上で重要なポイントは、蜂蜜のすっきり感と和三盆の優しい甘さを生かしていること。ひと口目のインパクトよりも、食べた後の満足感や余韻を大切に、毎日食べたくなる味わいがコンセプト。また、生産者の思いとともに素材の特徴や旬を見極め、絶妙な配合で丁寧に作られるクラフトマンシップも魅力です。
フレーバーは少しずつ入れ替わり、常時15種類ほど用意。カフェスペースを備えた店内ではジェラートとともにコーヒーなどのドリンクも楽しめ、おみやげ用のジェラート(470円~)も。オンラインショップでは6個からのセットが販売されているので、こちらを活用するのもおすすめです。
【Information】
ジェラテリア シンチェリータ
所在地:東京都杉並区阿佐谷北1-43-7
電話番号:03-5364-9430
営業時間:11:00~21:00
定休日:なし。1月に冬季休業あり
アクセス:JR中央総武線「阿佐ヶ谷駅」北口徒歩7分
https://www.sincerita.jp/
続いて紹介するのは、京都から進出した話題のお店です。
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3. 誰もが笑顔になれる、ギルティフリーな優しいおいしさ
京都で人気のおいしさを、東京で味わえるのが「プレマルシェ・ジェラテリア&オルタナティブ・ジャンク 東京・中目黒駅前店」。京都には三条本店と北山店があり、中目黒では40種類以上のジェラートをラインナップ。同店の代表は、長年自然食品の事業に携わってきた経歴があり、ジェラートに関してもその理念が色濃く反映されています。
試行錯誤の末、合成乳化剤や安定剤を一切使わずに、繊細でなめらかな口当たりを実現。一般的なジェラートのほかに、ノンミルクや油脂・乳製品を使わないタイプ、さらにはちみつすら使わないピュアヴィーガンのジェラートなどもあり、優しくておいしい味わいを発信しています。
モットーは「世界でいちばん、誰もが子どものような笑顔になれる場所」。オーガニックのドリンクがそろえてあり、コーンへの変更が無料(ワッフルコーンは+50円)な点もうれしい魅力です。話題のショップが多い中目黒ですが、チェックリストには同店もお忘れなく。
【Information】
プレマルシェ・ジェラテリア&オルタナティブ・ジャンク 東京・中目黒駅前店
所在地:東京都目黒区上目黒2-9-36
電話番号:03-6303-0141
営業時間:4〜10月:日〜水曜12:00〜21:00、金〜日曜12:00〜21:00/11〜3月:日〜水曜12:00〜19:00、金〜日曜12:00〜19:00
定休日:木曜
アクセス:東京メトロ日比谷線/東急東横線「中目黒駅」徒歩1分
https://gelato.organic/
4店目は、この6月にオープンしたばかりのニューフェイスです。
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4. 学芸大の人気バールがはす向かいにジェラテリアをオープン
今回ピックアップしたなかで、最も新しいのが「プレフェリータ」。学芸大学駅が最寄りで、2019年の6月17日にオープンしました。同店は、はす向かいにある人気のイタリアンバール「ロ・スパッツィオ」の姉妹店であり、オーナーバリスタはイタリアでの修業時代にジェラタイオとしても腕を磨いていたという経歴があります。
そのため、もともと「ロ・スパッツィオ」でもジェラートを提供しており、評判だったそのおいしさが専門店となって独立したというわけです。こだわりのひとつが島根県産のミルク。通常よりも低温で殺菌するため、素材本来の味わいが豊かで、ジェラートもコク深い味わいが楽しめます。
ベーシックなメニューは1種570円~3種680円となり、小学生までのお子様には2種盛りミニサイズの「バンビーニ」を400円で提供。フレーバーは日替わりで常時10種を用意し、フタ付きのテイクアウトは1種盛り540円と、500gの2〜3種盛り2700円があります。新星ながら、実力派の職人による本場そのままの味わい。今後の話題性にも注目です。
【Information】
プレフェリータ
所在地:東京都目黒区鷹番2-19-14
電話番号:03-6412-8039
営業時間:14:00~22:00
定休日:なし
アクセス:東急東横線「学芸大学駅」徒歩2分
https://www.facebook.com/gelateriacioccolateriapreferita
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