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お酒
2020/10/30 17:00

在宅ワーク後は何してる? 3人のクリエーターに聞く「あなたの宅飲み見せてください!」

コロナ禍で外飲みの機会が減り、在宅ワーク後の宅飲みが増えたという人は多いでしょう。そんな状況のなか、ほかの人はどんな宅飲みをしているのか、気になったことはありませんか? なかでも、一芸に秀でたクリエーターは、宅飲みにも特別なこだわりを持っているのでは? これは気になる…‥ということで、今回は3名のお酒好きクリエーターにインタビュー。ふだんの宅飲みで使っているお気に入りアイテムや、飲み方のこだわりを教えてもらいました。インタビューのお供は、「糖質ゼロ・甘味料ゼロ・プリン体ゼロ」で人気のタカラ「焼酎ハイボール」です!

 

また、記事末には特別コラムも用意。モノに強いGetNaviの編集部員が、オンライン飲みや家飲みに役立つイチオシのアイテム5選を紹介します!

【インタビュー その1】

サニーデイ・サービス 田中 貴さんの場合

レコードや落語を楽しんだり、古い本を読んだりして過ごす

トップバッターは、ロックバンド「サニーデイ・サービス」のベーシストを務める田中 貴(たなか・たかし)さん。GetNavi webや雑誌GetNaviでラーメン連載を持つラーメンフリークで、ラーメン店での飲み「ラ飲み」を愛するお酒好きとしても知られています。まずは、コロナ禍によって仕事にはどんな変化があったのかうかがってみました。

↑サニーデイ・サービスのベーシスト、田中 貴さん。今春、約2年ぶりとなるフルアルバム「いいね!」をリリース。11月21日には神奈川 ぴあアリーナMMで「BAYCAMP 2020」に出演予定

 

「いや~、ご存じの通り音楽業界は大変ですよ。僕らは新譜の発売とリリースツアーが完全にぶつかりましたから。本来ならライブで全国を回るはずだったんですが、延期して振替公演にしたり、客席にゆとりがある会場に変更すれば開催出来るかなど、新たな方法を模索したりしているところです。ラーメンの仕事も、取材に行けない時期はお取り寄せでレビューしたり、リモートで番組出演したりして、何とか在宅ワークでやっていましたね」(田中さん)

 

在宅ワーク後の宅飲みでは、レコードを聴くほか、落語を楽しんだり、好きな本を読んだりして過ごすことが多いとか。

 

「地元の愛媛にいたころから、古本屋や中古レコード店を巡って発掘するのが好きで、いまでもたまに昔買った本を読み返すことがあります。例えば、昭和の食にまつわる本を読んでいると、当時の流行りの食べもの、街の風景や人々の暮らしぶりが見えてきたり、いまも営業されている店が載っていたりして面白いんです。最近は、ジョルジェット・ジウジアーロの工業デザインの写真集などを手に入れたので、これを読むこともありますね」(田中さん)

↑田中さんにとってはラーメンの師匠でもある、林家木久蔵(現・木久扇)師匠の著書や、コメディアンでエッセイストの古川緑波の著書をはじめ、味わい深い古書が勢ぞろい

 

↑田中さんが大ファンだという落語界のレジェンド・古今亭志ん朝(三代目)のLP

 

田中さんが自宅で音楽を聴くときは、主に2つのパターンがあると言います。ひとつは、書斎にある本格的なサウンドシステムでレコードをじっくり視聴するパターン。もうひとつが、ダイニングでリラックスしながら、Bluetoothスピーカーを通して聴くデジタルな楽しみ方です。

 

「飲みながら、ネット動画でいろんなミュージシャンのライブを観ることもありますね。クルマが大好きなので、動画では旧車メンテナンスのノウハウや昔のクルマの番組を観ることも。あと、自粛期間中は、海外のレアものをネットで発掘する方法を発見して楽しんでいました。英語圏以外の言語で検索することで、思わぬお宝を入手できることがあるんですよ。たとえば今回持ってきた『KEREN ANN』(ケレン・アン)のアルバムは、フランス語で検索してアナログ盤が存在することを知りました。クルマのパーツなどをオーストリアのマニアから個人売買したこともあります」(田中さん)

↑左上はクルマで使うことも多いというBluetoothスピーカーの「JBL Xtreme 2」(3万2780円)で、最長15時間再生可能なバッテリーを内蔵。右下のヘッドホン「MASTER & DYNAMIC MH40」(生産終了)は、「音もフィット感も上質で、レコーディングでも使ってます」(田中さん)

 

↑パリとニューヨークを拠点に活動する、イスラエル出身のシンガーソングライター・KEREN ANNの「Not Going Anywhere」(2003年)。レコード盤はかなり枚数が少ないそう

 

ちなみに、宅飲みの際は、鶏ささみなどでヘルシーなおつまみを作ってお酒と合わせていたそう。

 

「自粛期間中は身体を動かさないから太っちゃって。家で筋トレを始めてみたんですが、なかなか思うようには痩せられない。かといって飲んだあとは近所にシメのラーメンを食べに行っちゃうから、どうしてもつまみは軽くしたいんです」(田中さん)

 

同じ理由で、お酒の糖質にも気を付けているという田中さん。もともと焼酎などの蒸留酒ベースのドリンクが好きでしたが、タカラ「焼酎ハイボール」は今の自分に最適だと実感しているそうです。

「家で手軽に飲むなら、やっぱり缶チューハイ。僕は甘ったるいのが苦手で、その点でいうとタカラ『焼酎ハイボール』はすごくイイですね。焼酎自体にコクがあって、アルコール度数が7%と飲みごたえも十分。甘くないからつまみの味も邪魔しないし、何といっても糖質、プリン体、甘味料がゼロというのがうれしい。量を飲む酒好きにはぴったりだと思います」(田中さん)

↑宅飲みしながらだと、ベースよりもギターを弾くことが多いそう。愛器はベーシストになる前から使っているヴィンテージのGRETSCH NASHVILLE

 

 

【インタビュー その2】

インテリアスタイリスト 窪川勝哉さんの場合

複数の灯りで室内を演出し、プロジェクターで動画鑑賞

続いては、雰囲気づくりの達人・インテリアスタイリストの窪川勝哉(くぼかわ・かつや)さんにインタビュー。最近はコロナ禍の影響でインテリア関連を見直すニーズが増え、多忙を極めていたとか。

↑窪川勝哉さん。インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深いです。ワインの聖地・勝沼のある山梨県甲州市出身で、お酒も大好物

 

「特にアドバイスを求められたのは、テレワークのための気持ちの良い空間づくりですね。また、オンライン会議に映る背景はどうしたらよいか? といった相談も多かったです。僕からアドバイスするなら、カーテンやラグ、ベッドカバーといった面積の広いファブリックを変えてみるのがオススメ。家具を買い替えるよりも、ずっと安上がりでカンタンです。少し上質なものに変えたり、色に統一感を持たせたりすると、ガラリと印象が変わりますよ。あとは、効果的にグリーンを取り入れて、リラックスを促す要素を加えるといい。オンライン会議の背景として活用するなら、フックなどに引っ掛けるハンギングプランターがイチオシです」(窪川さん)

↑この日は、日本のモダニズム建築をリードした前川國男氏が設計したという窪川さんのアトリエで取材。室内には随所に観葉植物が配置され、大きな窓に映る緑の景色も目にしみます。部屋の中央には名作として知られるイームズのエリプティカルテーブル(通称サーフボードテーブル)が

 

部屋の印象を良くしたいなら、「空間を支配する3要素」もしっかりケアするべきだと窪川さんは語ります。

 

「『空間を支配する3要素』とは『空間を漂うもの』。つまり、『光・香り・音』の3つです。これが合わないと、決定的に居心地が悪くなりますから。なかでもインテリアの最終的な仕上げとなるのが『光』。光は色や当て方も大切で、ひとつのシーリングライトで部屋全体を照らすだけでは、なかなかサマになりません。数種のランプを使い分けるなどして、明暗にメリハリをつけるとオシャレになりますよ」(窪川さん)

↑シェードのあるライトなどを使い、あえて光の方向を限定して陰影を作ると空間に奥行きが出てオススメだそう

 

そんな窪川さんが愛用しているのが、キャンドルのように揺らぐ暖色の灯りから、温白色の灯りまで再現できる充電式LEDランタン「BALMUDA The Lantern」。夜はこれで手元だけを照らし、お酒とおつまみを楽しんでいるとのこと。

↑バルミューダの「BALMUDA The Lantern」(1万5180円)。上から下へ光を照射する構造で、まぶしくないのも特徴。窪川さんは色違いを含めて4つも持っているそうです

 

ステイホーム期間中は、知人からオンライン飲みによく誘われていたそう。アトリエで飲む際は、プロジェクターで白壁に動画を映して楽しむこともあるといいます。

「飲むときは、じっくり観るというよりも、アート感覚で映像を楽しんでいます。だから、ミュージックビデオを見ることが多いですね。サウンドはオフにして、別の機器から好みの音楽を流すことも。DJをやっていたぐらい音楽好きで、90年代によく聴いていたアシッドジャズやハウスなどをよくかけます。夜が遅くなってきたら、ムーディなピアノ系のジャズを聴くのも好きですね」(窪川さん)

↑投影してくれたのは、知人の編集者が企画しているオンライン配信イベント「クリエイティブ酒場」。この日の取材後、窪川さんも同イベントに出演したそう

 

↑愛用のプロジェクターは、エプソンの「EF-100B」(10万1580円)。そのうちDIYをして、天井付近に取り付けることを計画中とか

 

親が料理人ということで、食べることも大好きだという窪川さん。取材の前日も、旅先で手に入れたエゾジカとタカラ「焼酎ハイボール」を合わせてみて、その汎用性の高さに驚いたとか。

 

「お酒も食事に合わせて選ぶことが多いんですけど、タカラ『焼酎ハイボール』はどんな料理にも合うと思います。むしろ、合わない料理がないんじゃないか? っていうくらい。飲み口がすっきりしていて甘くないから、料理の味を邪魔することがありません。アルコールが7%というのも僕にはちょうどいい。ストロング系だとじっくり飲めないし、軽いお酒だと物足りない。その点、タカラ『焼酎ハイボール』はほどよい飲みごたえで、これなら毎日飲みたくなるなと思いました」(窪川さん)

 

 

【インタビュー その3】

ホフディラン 小宮山雄飛さんの場合

ヘルシーなおつまみとともにお酒を楽しみ、カレーをシメにすることも

トリを務めるのは、2ピースPOPグループ、ホフディランの小宮山雄飛(こみやま・ゆうひ)さん。小宮山さんは音楽活動のかたわらグルメに関する著作も上梓するほか、2018年には、日本初のレモンライス専門店「レモンライス東京」を東京・渋谷でオープンするなど、音楽界きっての食通として知られています。

↑ホフディランのヴォーカル&キーボード、小宮山雄飛さん。カレー好き、居酒屋通としても知られ、著書に「簡単!ヘルシー!まいにちカレー」「今日もひとり酒場」などがあります

 

小宮山さんもコロナ禍で音楽活動が困難になったそう。ツアーやライブができなくなり、アーティスト活動が制限されるなかで生まれた試みが、ファンとの交流。ホフディランの公式ファンクラブ「TAMAGAWA F.C.」を新たに立ち上げ、「小宮山雄飛のオンラインファンミーティング」をライブ配信するなど、様々な取り組みを模索しています。

 

「何かリアルタイムでファンとつながれるきっかけを作りたくて。オンライン会議やリモート出演の機会も増えたので、マイクや巷で話題のリングライトなど、機材もいろいろとそろえてみたんですよ」(小宮山さん)

↑マイクはルックスが特徴的で、通称“ガイコツマイク”と呼ばれるSHUREの「SUPER 55」(2万7500円)を新調(左)。オンライン会議などで表情を明るく撮影できるLEDリングライトも購入(右)

 

このほか、音楽以外のTVやラジオにはリモートで出演。雑誌などの連載執筆は、訪問取材をせずに書くスタイルを続けていたそう。こうした在宅ワークのあとは、飲んで疲れを癒すのがお決まりの流れだったとか。

「もともとお酒はすごく好きで、家でもよく飲んでいました。オンライン飲みも、ステイホームの初期はバンドメンバーやスタッフたちとやっていましたね。家飲みでは、80~90年代のミュージックビデオやライブを見ながら飲むのが好き。モバイルプロジェクターを持ち出して、気分転換にベランダで飲むこともありました」(小宮山さん)

↑壁面などに気軽に映写できるAnkerのモバイルプロジェクター「Nebula Capsule II」(5万9800円)。動画であれば約2.5時間(Wi-Fi利用時)、音楽であれば約10時間の連続再生が可能。自動でピント調節してくれる機能も魅力です

 

家飲みの際は、特にヘルシーなおつまみにこだわっているとのこと。

 

「お店でもそうなのですが、『最初に食べるのはまず野菜から』と決めています。胃をいたわる意味と、太るのがイヤなので、カロリーと糖質をなるべく抑えたいですから。アチャール(インドの漬物)をおつまみにすることもありますよ。野菜以外だと、こんにゃくやのりもヘルシーなのでよくおつまみとして食べています。お茶漬けの素をお湯でといて、その汁自体をつまみ代わりにすることもありますね(笑)」(小宮山さん)

↑玉ねぎのアチャール(左)と大根のピクルス(右)。「レモンライス東京」のトッピングにもなっています

 

ちなみに、古典居酒屋に関する著書も多い小宮山さんは、下町の大衆酒場の味にインスパイアされているタカラ「焼酎ハイボール」が大のお気に入り。今回は、シメで食べることも多いというレモンライス(カレー)と合わせて、その印象を語ってもらいました。

「タカラ『焼酎ハイボール』は、国産の焼酎ベースなのがイイんですよ。どこか味に温かみがあるし、安心できるんですよね。糖質、プリン体、甘味料がゼロというのも本当にうれしい。 辛口で爽やかな酸味があって、焼酎のコクもあるから、カレーなどのスパイシーな料理にもよく合います。特にタカラ『焼酎ハイボール』<レモン>は、レモンライスとドンピシャ!」(小宮山さん)

↑レモンライスは、スパイスと炒めたごはんにレモンで風味付けをした南インドの郷土食。小宮山さんがプロデュースする「レモンライス東京」では、チキンベースのカレーソース(右上)や「エキゾチックチリソース」というスパイスペーストが付きます

 

――外出や出会いが制限されるこの時期。在宅ワークの推進で働き方も激変し、目に見えないストレスをためている方も多いでしょう。そんなときだからこそ、日ごろの晩酌のひとときが大きな癒しになるはず。ぜひ本稿の出演者たちの流儀を参考に、理想の宅飲みを実現してみてください。そのお供はもちろん、「糖質ゼロ・甘味料ゼロ・プリン体ゼロ」のタカラ「焼酎ハイボール」をどうぞ!

撮影/我妻慶一

 

 

【特別コラム】

編集部オススメ! オンライン飲み・宅飲みアイテム5選

その1【推薦者・家電担当 小林史於】

オンライン飲みで話題になる卓上焼き鳥器

サンコー 

自動で回る卓上無煙焼き鳥器「自家製焼き鳥メーカー2」

6280円

「熱源の周囲に串に刺した肉を立てておけば、串が自動で回転し、ムラなく焼き上げる調理家電。超ジューシーな焼きたての焼鳥が卓上で楽しめます。煙が少ないのもうれしいところ。見た目のインパクトがあるので、オンライン飲みで話題になるのは間違いなし!」(小林)

 

その2【推薦者・AV担当 一條 徹】

価格も魅力のマイク内蔵片耳専用イヤホン

 

ドン・キホーテ

情熱価格 完全ワイヤレス片耳イヤホン

2178円

「マイクを内蔵した片耳専用イヤホンなので、オンラインで会話していても、もう片方の耳がフリーに。家族に声をかけられたり、インターホンが鳴っても気づくことができます。ドンキならではの低価格も魅力!」(一條)

 

その3【推薦者・デジタル担当 玉造優也】

高度・角度を調整できるスタンドでベストなアングルを探そう

MSOVA

スマホスタンド

1399円

「4~13インチのデバイスに対応し、オンライン飲み、動画視聴の両方で役立つアイテム。別付けでウェブカメラを買うのもいいですが、コスパを考えるとスマホのカメラでも十分にオンライン飲みに対応できると思います。その際は、高度・角度を調整できるスタンドで良いアングルを探しましょう。なかでも本品は価格が手ごろ、かつ折りたためるのでデスクの邪魔になりづらく、デザインもそつがないのでオススメ」(玉造)

 

その4【推薦者・文房具/雑貨/家電担当 和田史子】

飲んだ翌日に使えば、足のむくみが取れるかも!?

ドウシシャ

MOMiLUX 両ひざマッサージャー ひざもみW DKM-2001

1万7380

「これを使えば、お酒の影響による足のむくみが気にならなくなるかも!? 基本的に座ったまま使えるので、ビデオ通話中や動画視聴中でもムリのない姿勢で使えます。スマホを置くレールスタンド付きなのもうれしい!」(和田)

 

その5【推薦者・フードライター 中山秀明】

冷めにくくぬるくなりづらいスタイリッシュなグラス

bodum

PAVINA ダブルウォールグラス(2個セット・0.25l・8 oz)

3645円

「冷めにくく、ぬるくなりづらいことに加え、アイスで飲んだ際に結露しないので、コースター要らず。タカラ『焼酎ハイボール』にもぴったりです。ステンレス製の二重構造のグラスもイイのですが、自分は中身を見たい派なのでこれ。デンマーク生まれの、スタイリッシュでかわいらしいデザインもナイス」(中山)