江戸前寿司の起源といえば屋台寿司。その伝統を受け継ぐ立ち食い寿司の店が、近年人気を集めている。対して、安くておいしい庶民の味である回転寿司には、大手チェーンだけでなく、独立店あるいは小規模チェーンとしてオリジナリティのある店が多い。また、回転レーンなしで客の注文に丁寧に応えつつ、安さとうまさを両立する老舗からも目を離してはいけない。
本稿では、“名店”と評判の立ち食い寿司店や回転寿司店を紹介していく。首都圏を中心に安定した人気を誇る店、北海道や石川など地方から鳴り物入りで進出してきた店、町場の店に匹敵するサービスと味を提供する店など、様々な営業スタイルをもつ店を網羅。店舗の看板メニューやサイドメニュー、店内・外観の写真を豊富に織り交ぜ、店のこだわりと魅力を余すところなくお伝えしよう。
■本日のお店
網元 伊豆(あみもと いず)
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-9-4
交通:JRほか 横浜駅徒歩1分
スタイル:回転寿司
鮮度抜群の地の魚を豪快なデカネタで提供!
「網元伊豆」は、神奈川や伊豆の活魚が充実する店として横浜界隈では有名。社長の実家が西伊豆の網元ということで、白身魚はすべて伊豆から活のまま店の生け簀に運び、おろしたてを客に提供する。
また社長は毎朝、横浜中央市場に足を運び、朝4~5時に平塚や葉山の定置網で獲れた魚を仕入れる。これが開店時にはネタとして店に並ぶわけで、この鮮度は横浜の店でなければ実現できないという。
同店はそんな鮮度抜群の魚を、デカネタ・デカシャリで提供。シャリには赤酢を使うが、魚の甘みを生かすため、甘さはかなり抑えている。
女性は3~4皿、男性は6~7皿で満腹になり、コスパ抜群。「うまい寿司を腹いっぱい食べたいなら網元伊豆へ!」がハマっ子の常識だ。
※価格やネタは変動する場合があります。