グルメ
2021/3/16 21:15

【急げ】完売必至の「フリーズドライの匠 みそかつ」は必食の価値あり【試食レビュー】

毎回発売されるたびに大きな話題となる、フリーズドライのパイオニア「アマノフーズ」ブランドが手掛ける「匠シリーズ」。その新作が、今春発売されました。今回の料理は、名古屋めしとして有名な「みそかつ」です。

↑「フリーズドライの匠 みそかつ」。1食税別700円(公式オンラインショップでは1セット2食入りで、税別1400円)

 

本稿では過去の商品に触れつつ、新作の特徴や味わいレポートをお届けします。

 

フリーズドライの概念を覆す名作シリーズ第6弾

アマノフーズはみそ汁を筆頭に、スープ、麺類、惣菜など多彩なフリーズドライ食品を販売している業界の一大ブランド。今回紹介する「フリーズドライの匠 みそかつ」は、既存の概念を覆す「匠シリーズ」の新作で、シリーズとしては第6弾となります。

↑パッケージの裏面。作り方やこだわりなどが記載されています

 

フリーズドライ食品は、凍結させた食品を真空下で乾燥(昇華乾燥)させる製法で作られています。様々な料理を加工することができますが、油分が多いものはフリーズドライに向かないため、揚げ物である「かつ」はなかなか商品化されてきませんでした。そのハードルを、長年培ってきたフリーズドライ製法の技術によって超えたのが「匠シリーズ」です。

 

このシリーズが“お湯を注ぐだけで作れる、フリーズドライの進化形”として登場したのは2015年の10月。第1弾は「フリーズドライの匠 チキンカツの玉子とじ」で、本格的な味わいと食感が楽しめる驚きの商品として大きな注目を集めました。

↑こちらは筆者が以前調理した「フリーズドライの匠 とんかつの玉子とじ」。2016年8月に限定発売された、シリーズの第2弾商品です

 

「匠シリーズ」は手作業工程が多いため大量生産が難しく、数量限定かつ不定期で発売されるレアモノ。今回の「フリーズドライの匠 みそかつ」も、通販では8000セット(1万6000食)、国内に4店舗ある「アマノ フリーズドライステーション」では各店1000食の限定です。

 

鮮烈のデビューから5年と約半年。最新版はどこまでのクオリティに仕上がっているのでしょうか。ということでパッケージを開封し、実際に調理していきます。

 

言われなければフリーズドライだとわからないリアル感

↑袋を開けるとこのような形で、トレイに収まっています

 

ほかのフリーズドライ同様、作り方はシンプルです。中身を広い容器に入れて熱湯80mlを全体にかけるように注ぎ、タレのとろみが付くまで約60秒軽く混ぜるだけ。

↑器は全体が収まるものを。なおかつ熱湯を注ぐため、ある程度の深さがあったほうがベターです

 

熱湯を注ぐと、カラッカラだったかつがすぐに水分を吸収し、ほぐれていきます。すると、少しずつ全体の構成が明らかに。中央部に肉と衣が集中していて、側部にタレのベースが固められていました。この、周囲のタレベースを狙ってほぐしていくと、お湯がどんどん粘度を増してタレへと変化していきます。

↑香りも漂ってきて、食欲をそそられます

 

今回の「フリーズドライの匠 みそかつ」の大きな特徴はみそダレを使っていること。これは赤だしみそをベースに、かつおだしやワインを加えてコク深い味わいに仕上げているのだそうです。

↑形を整えて、野菜を別途盛り付けて完成

 

仕上がりは今回も、言われなければフリーズドライだとわからないほど違和感なし。熱湯で戻しているにも関わらず、全体が湿っていない点は実にお見事です。そしていよいよ、まずはひと口ほおばってみることに……おぉ~これだよ、この再現度! スゴいのは見た目だけではありません。決してべちゃべちゃしているわけではなく、サクッとした食感も楽しめるのです。

↑甘じょっぱくて濃厚なみそダレもマッチ

 

衣の中身も、肉の弾力がしっかりあって食べごたえは十分。濃いめの味わいで、つまみやご飯のお供にうってつけです。

↑ご飯の上にのせてみそかつ丼にして食べるものオススメ。タレが米粒によく絡んでバクバクいけます

 

「フリーズドライの匠 みそかつ」の賞味期間は製造から10か月。常温保存でき、調理後の油片付けも不要なので、備蓄食としても便利です。現在、アマノフーズの公式オンラインショップと、札幌・横浜・東京・梅田にある「アマノ フリーズドライステーション」で販売中なので、完売前にぜひチェックを!

 

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