09 ビール専用水筒
アメリカのポートランドを中心に人気が広まったといわれるグロウラー(ビール専用水筒)のトレンドが日本にも到来。炭酸が抜けにくい構造のため、クラフトビール専門店などで樽生ビールを詰めてテイクアウトできる。
【注目01】炭酸の抜けを防いでビールをおいしく持ち運べる
スタンレー
クラシック真空グロウラー
7150円(1ℓ)、8800円(1.9ℓ)
創業100年を超える、真空スチールボトルの超名門。掛金付きのスクリューキャップが炭酸ガスの抜けを防ぎ、保冷は10℃以下を24時間キープする。サイズは1ℓと1.9ℓがあり、後者は2色展開。
【注目02】
ドリンクタンクス
グラウラー2.0 64onz
オブシディアン
1万8150円
高級食品用ステンレスを重ねた真空断熱構造とロックキャップで、安定した冷たさを約束。サイズは64oz(1.9ℓ)のほか0.95ℓと3.8ℓがあり、カラバリは10種。別売りのキットを付けるとサーバーとして使える。
【注目03】
ハイドロフラスク
64オンスグロウラー
9350円(1.9ℓ)
ステンレスが二重になった真空断熱構造で、保冷は最大24時間、保温は最大6時間効果をキープ。炭酸の持ち運びに優れた独自のキャップや、注ぎやすい流線形のハンドルを採用している。全4色展開。
【ビール通が解説】
クラフトビールの量り売り店に注目
「コロナ禍で、お酒のテイクアウトが一時規制緩和され、クラフトビールの持ち帰りがファンの間で流行。量り売りOKの酒販店や、クロウラー(缶に詰める)の店も増えているので、今後ますます注目が集まるはず!」(フードアナリスト 中山秀明さん)
10 オンラインビール講座
工場見学やビール講座の直接体験が難しくなったコロナ禍に、オンラインでの代替サービスが登場。内容はもちろん価格的にも良心的なコンテンツになっていて、遠方に住むビールファンにも大好評だ。
【注目01】360度見渡せるVRならではの圧倒的な没入感
アサヒビール
スーパードライVR工場見学
無料
自宅にいながら、「アサヒスーパードライ」の製造工程を見学できるウェブサービス。VRやCG技術を駆使した3Dビュー映像で、360度見渡せる。市販のVRゴーグルを装着するとさらなる没入感を楽しめる。
【注目02】RPGのような世界観でプレモル造りを学べる
サントリービール
冒険型ビール工場体験
BEER iLAND
無料
アバターを操作して架空の島を巡り、ビール造りを体験できるRPG型コンテンツ。住人との会話や動画を通して、「ザ・プレミアム・モルツ」の素材のこだわりや製造工程を学べる。
【注目03】座学と飲み比べでビールと向き合う良コスパな講座
キリンビール
キリンビールセミナー
3000円~
講座用のビール数種やグラスなどが届くおトクなオンラインセミナー。ペアリング講座に器や温度、注ぎ方と味わいの関係を学べる講座など、複数種類用意。予約は同社のECショップ「DRINX」から。
【ビール通が解説】
オンラインならではの楽しみ方が続々誕生!
「通常は入れない場所を見ることができたり、ゲーム感覚でビール造りを学べたり、工場見学の経験がある人でも満足できるコンテンツが続々と登場しています。特に有料のセミナーは試飲セットが自宅に届くのでオススメです!」(おいしいものナビゲーター 今西絢美さん)
11 シン・新ジャンル
2004年に誕生した新ジャンルは、各社が切磋琢磨し合うことで年々進化し、どんどんビールに近いウマさへ。もはや「おいしさを我慢して、ビール代わりに飲む」は過去の話だ。
【注目01】売れ続けている新時代の火付け役
キリンビール
本麒麟
実売価格/149円
誕生以来、販売数量を毎年更新し続ける、シン・新ジャンルウォーズの火付け役。今年は大麦と、良質な苦味が特徴のドイツ産ホップを増量したことで、力強いコクと飲み応えを一層楽しめるよう進化した。
【注目02】四季の味を届ける新ジャンルの王者
サントリービール
金麦
実売価格/159円
新ジャンルのシェアNo.1ブランドの定番銘柄。麦芽のブレンド比率とホップの配合を見直し、麦のうま味を高めつつ、澄んだ後味を実現する。季節に合わせて味を微調整しているのもポイントだ。
【注目03】ビール好きに支持される名作
サッポロビール
サッポロ
麦とホップ
実売価格/157円
今春、ブランド全体でうま味が凝縮された麦汁をつくり出す「うまみ麦汁製法」を新採用。麦のうま味を楽しめる定番に加え、まろやかなコクの<赤>と、深いロースト香の<黒>をラインナップ。
【注目04】銘酒のDNAを増量して芳醇に
サッポロビール
サッポロ
GOLD
STAR
実売価格/157円
「黒ラベル」と「ヱビス」という二大看板の魂を受け継ぎ、昨年登場した新星。本年、新製法を採用し、力強く飲み飽きない味に磨きをかけた。「旨さ長持ち麦芽」とドイツ産アロマホップも増量。
【ビール通が解説】
活性化した新市場に注目
「2018年に登場した『本麒麟』が大ヒットしたことで、成熟していた市場が活性化。“新”ブランドを立ち上げたり“新”戦略を打ち出したり、新しい動きから目が離せません」(フードアナリスト 中山秀明さん)