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2021/12/20 17:00

ホフディラン・小宮山雄飛が提案!コンビニ最強酒「ふなぐち」で「センベロ的家呑み」が至福の時間すぎる

家飲み需要が高まる昨今、自宅でゆっくり飲みながら過ごすライフスタイルを模索しているという人も多いはず。そこで注目なのが、おいしさに加えおつまみとの相性のよさや入手のしやすさなどから“コンビニ最強酒”の異名をもつ生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」

 

食やお酒に詳しいミュージシャンの小宮山雄飛さんに、家で飲む日本酒としても絶大な人気を誇る、この「ふなぐち」の魅力や家飲みに対するこだわりを語っていただきました。

↑小宮山雄飛(こみやま・ゆうひ)/ホフディランのヴォーカル&キーボード。カレー好き、居酒屋通としても知られ、著書に「簡単!ヘルシー!まいにちカレー」(主婦と生活社)、「今日もひとり酒場」(扶桑社)などがあります

 

 


菊水酒造
ふなぐち菊水一番しぼり(生原酒)

1972年に誕生した日本初の缶入り生原酒で、累計出荷数は3億本以上。2022年には誕生から50周年を迎えます。新潟県産米を100%使用した精米歩合70%の本醸造で、濃醇旨口のフルーティかつフレッシュな味わいが特徴です。

 

 

米のうまみがふくよかでいて甘すぎない味が「ふなぐち」の魅力

食もお酒も、ジャンルを問わず幅広く嗜んできた小宮山さんですが、日本酒をよく飲むようになったのは40歳を過ぎてから。家でじっくり晩酌を楽しむことが増え、しみじみと感じる日本酒のおいしさを発見したと言います。

 

「お酒が好きなので、家ではあるだけ飲んでしまうんです。ちょうどいい量を楽しむためにも、まとめ買いはしないようにしていますし、日本酒も一升や四合瓶ではあまり買いません。その点、『ふなぐち』のサイズはちょうどいいですね。しかも、コンビニにも置いてあるから、よく買っています。『ふなぐち』は昔から知っていましたけど、家で楽しむ日本酒としては最近特に愛飲している銘柄ですね」(小宮山さん)

 

小宮山さんはお酒単体で飲むより、おつまみをキッチンでサッと作り、そのままダイニングで味わうのがルーティンだと言います。ではそのとき、一緒に映画や音楽を楽しんだりするのでしょうか?

 

「映画やTVをつけると、そちらに気を取られてしまうので、観ながら飲むことはないですね。主役は、あくまでもお酒やおつまみ。BGMは必ずかけるんですが、耳が意識しないように自分が知らない曲をかけるようにしています。なので、インストゥルメンタル(歌のない曲)が多いかもしれないですね。ただ、飲みも終盤に入って酔ってきたら、好きな曲を聴いたりPVを観たりしながら飲んでいます」(小宮山さん)

 

飲み方は、だんだんアルコール度数の強いお酒へと進むことが多いとか。生原酒の「ふなぐち」は、19%と日本酒の中でも度数は高め。この“強さ”が、お酒好きの小宮山さんが気に入っているポイントのひとつなのです。

 

「一般的な日本酒は15%前後が多いですけど、僕はもっと高くてもいいんです。19%の『ふなぐち』は飲みごたえがあって、料理にも合う絶妙なボディ感。これが30~40%となると、料理に合わせるにはちょっと構えてしまいますよね。僕は飲む過程でアルコール度数の低いお酒には戻らないので、中盤~後半の一杯にも『ふなぐち』は最適。シメのお酒にもオススメです」(小宮山さん)

 

ここであらためて、小宮山さんに「ふなぐち」の味わいに関する魅力を聞くと、お米のうまみがふくよかでいて、甘すぎないことだと言います。

 

「甘みはあるけど甘すぎない、フルーティだけど果実感は強すぎない。このバランスのよさがちょうどいいです。香りも日本酒らしい吟醸香で、正統派のおいしさだと思います」(小宮山さん)

 

 

自由気ままにほろ酔い気分になれるのが「センベロ」の魅力

「ふなぐち」が“コンビニ最強酒”と言われる理由のひとつに、コンビニで買える手頃なおつまみと合わせた「センベロ」的な飲み方でも、「ふなぐち」の華やかでリッチな味が、価格以上の贅沢感をもたらしてくれる、という点があります。

 

センベロのシンボルともいえる、大衆酒場に関する著書もある小宮山さんに、ご自身の流儀を聞いてみました。

 

「僕にとって飲むことはライフワーク。毎日贅沢はできないので、外食でも家飲みでもセンベロが基本なんです。まあ、外では1000円では収まらなかったりハシゴしたりしますけど。お店の場合、いい意味で気を遣わない雰囲気も好きです。ドレスコードがあるような高級店も、たまに行くならすごくいいですけどね。自由気ままに飲んでつまんでほろ酔い気分になれる、それがセンベロ最大の魅力だと思います」(小宮山さん)

 

家でもセンベロ的な飲み方をするという小宮山さん。どんなつまみを用意し、どう飲んでいるのでしょうか? そのこだわりを聞くと、なるほど! と思える答えが返ってきました。

 

「家ではもろきゅうとか冷やしトマトとか、できるだけシンプルなおつまみを用意することが多いです。手をかけたとしても、塩味に炒めるとか、目玉焼きを作るといった程度。ちなみに、カレーなどのスパイス料理を作るのは、おつまみとは別の話ですね。

外で飲むときは揚げ物や焼鳥など、家で作りづらいものを注文します。焼鳥も、家だと店のようなおいしさにはなかなか焼けませんから。逆にお店では、もろきゅうや冷やしトマトなど、家ですぐ作れるものはオーダーしませんね」(小宮山さん)

 

おつまみや雰囲気などを、自分が好きなようにコーディネートできるのも家飲みの楽しさだと小宮山さん。そのこだわりも聞きました。

 

「お皿やBGMなどで、その場の雰囲気は大事にしますね。おつまみはシンプルでも、器にこだわるとよりおいしそうに見えるじゃないですか。自分の好きなお皿やグラスであればなおさらです。日本酒であれば、ワイングラスに注いだり。あと僕がBGMでよくかけるのは、ラグタイムというアメリカ生まれの軽快なピアノ楽曲。スコット・ジョプリンの『ジ・エンターテイナー』が有名ですよね。どんな世代やシーンにもハマるジャンルだと思います。もちろん、日本酒を嗜む家飲みにもよく合いますよ。ぜひ試してみてください!」(小宮山さん)

 

 

小宮山雄飛が選ぶ「ふなぐち」と合うおつまみ4選

ここからは、小宮山さんがチョイスした、「ふなぐち」と身近な店で入手しやすいおつまみとのペアリングを紹介。選んだ理由や、「ふなぐち」と合う理由も教えてもらいました。

 

1.日本橋菓房「いぶりがっこチーズ」×ふなぐち(常温)

↑干し大根を燻して作る秋田のご当地漬物「いぶりがっこ」を、チーズたら仕様に。独特のポリポリ食感も楽しめます

 

「最近食べた乾きもののなかで、つまみとしてよくできているな、と感動した一品です。チーズたらの中に、ちょうどいい薄さのいぶりがっこが入ってて、歯ごたえも十分。味も濃いめで、『ふなぐち』の豊かな凝縮感とドンピシャに合いますね。こちらも飲み方は常温です」(小宮山さん)

 

↑日本橋菓房「いぶりがっこチーズ」(378円・税込)

 

2.桃屋「穂先メンマやわらぎ」×ふなぐち(常温)

↑厳選した竹の子の柔らかい穂先を茹でたあとに乳酸発酵。さらに熟成させ、ピリ辛な味に仕上げたメンマです。そのままでも、スープやサラダ、炒め物などに入れてもおいしい

 

「『やわらぎ』は学生時代から大好きなんです。メンマという、いちジャンルを築いてますし、しかも『やわらぎ』はオンリーワン。普通のメンマじゃなくて、この穂先メンマタイプの『やわらぎ』が好きなんです。『やわらぎ』自体が相性のいいおつまみですから、同じく汎用性の高い『ふなぐち』とは相思相愛。間違いのない組み合わせですね。飲み方は常温がオススメです」(小宮山さん)

 

↑桃屋「穂先メンマやわらぎ」(333円・税込)

 

3.ハウス食品「ククレカレー<甘口>」×ふなぐち(冷酒)

↑すりおろしたりんごとマンゴーチャツネの甘み、そこにトマトや炒め玉ねぎなどの野菜のおいしさがとけこんだ、やさしくまろやかな味わいのカレーです

 

「カレーにも様々なタイプがありますが、家で日本酒に合わせるなら、とろみのあるカレーがいいと思います。そして、日本酒の繊細なタッチを邪魔しないよう辛さやスパイスはあえて控えめで。となると、甘口がオススメなんです。『ふなぐち』の甘みにもよく合いますし、近しい料理だとビーフシチューもいいですね。飲み方は、カレーをすっきり洗い流す意味で、冷酒にするのがいいと思います」(小宮山さん)

 

↑ハウス食品「ククレカレー<甘口>」(193円・税込)

 

4.森永乳業「ピノ」×ふなぐち(ソーダ割り)

↑バニラアイスをチョコでコーティングした、1976年から変わらないおなじみの味。チョコとアイスが絶妙にとけ合うバランスが、おいしさの決め手です

 

「洋酒に干しぶどうなどの甘いものを合わせたり、ワインにチーズなどコクのある乳製品を合わせたり。これはそのイメージです。まろやかな『ふなぐち』にはピノのように口どけのいいアイスもよく合うと思います。あと、アイスのように冷たいものには、ソーダ割りで冷たくして飲むのもありですよ」(小宮山さん)

 

↑森永乳業「ピノ」(152円・税込)

 

ふだんの飲み方や、「ふなぐち」の魅力、ペアリングなど様々なことを教えてくれた小宮山さん。ぜひ本稿を参考にして、「ふなぐち」とともに「センベロ的家飲み」を楽しんでください。

 

菊水酒造 生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」

 

取材・文=中山秀明 写真/湯浅立志(Y2)