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2022/10/25 12:00

こういうノンアルを待っていた!缶酎ハイの元祖・タカラの「辛口ゼロボール」の違和感ないウマさ

健康志向の高まりやソバーキュリアス(お酒をあえて飲まないライフスタイル)のトレンドなどによってノンアルコールドリンクの需要が高まっていますが、今回紹介する新作を飲んで、「こういうノンアルを待っていた!」「ノンアルが次のフェーズに入った!」と驚かされました。10月4日に発売された、タカラ「辛口ゼロボール」です。

 

↑宝酒造のタカラ「辛口ゼロボール」。350mlで117円(筆者調べ)

 

どうして驚かされたのか。その理由を、試飲インプレッションやアルコール入り商品との飲み比べ、フードペアリングなどを通してお伝えしていきます。

 

焼酎界の至宝が満を持して世に出した待望の新作

まずは商品特徴から解説します。タカラ「辛口ゼロボール」のポイントは大きく3点。下町の大衆酒場で愛される元祖“焼酎ハイボール”のようなキレのある辛口の味わい、タカラ「焼酎ハイボール」のおいしさを濃縮したエキスを使用していること、糖質、カロリー、プリン体、甘味料がすべてゼロ、これらが魅力となっています。

 

特にカギとなるのは、タカラ「焼酎ハイボール」のおいしさを濃縮したエキス。お酒好きなら、タカラ「辛口ゼロボール」を見て気付いたはず。デザインに関しても、タカラ「焼酎ハイボール」を踏襲したパッケージになっていて、あのおいしさをノンアルで楽しめるということなのです。

↑左がタカラ「辛口ゼロボール」、右がタカラ「焼酎ハイボール」のドライ。そもそもタカラ「焼酎ハイボール」が、下町の大衆酒場で愛される元祖“焼酎ハイボール”を再現した缶チューハイです

 

そしておいしさを濃縮したエキスとは、宝焼酎独自のコクとフレッシュな酸味、キレのある辛口テイストの集合体。あのオンリーワンなウマさを、アルコールゼロで実現させたのが、タカラ「辛口ゼロボール」というわけです。

↑パッケージの裏(右)にも、おいしさの秘密が書かれています

 

また、宝酒造といえば甲類焼酎の元祖(現在の甲類焼酎の原型「日の本焼酎」は、宝酒造の前身にあたる会社が販売してヒットさせた)であり、世界初の缶チューハイは「タカラcanチューハイ」。つまり、酎ハイのトップランナーが満を持して新発売したノンアルが、タカラ「辛口ゼロボール」でもあるのです。

 

甘くないうえにお酒的なボディが感じられる!

前段でさんざんあおりましたが、ここからは実際の味をレポートします。風味を存分に、そしてキンキンで味わうため、氷をたっぷり入れた大きめのグラスに移してひと口。おお~これはスゴい。何といっても、タカラ「焼酎ハイボール」よろしく甘くないのがすこぶるイイ!

↑ほんのり色味が付いていて、見た目でも飲みごたえの豊かさがわかります

 

そう、意外に甘くないノンアルって少ないんです。甘くないタイプはあっても、ビールテイスト系だったり、フレーバー炭酸水みたいにライトな味わいだったりするのですが、こちらは甘くないうえにお酒的なボディが感じられ、実に高い完成度。

↑爽快でクリアでありながら、決して軽くはなくて飲みごたえは抜群!

 

そしてアルコール入りのタカラ「焼酎ハイボール」の面影を感じさせる、本格的な酎ハイテイストもしっかり。この再現性を確かめるため、前述のタカラ「焼酎ハイボール」ドライと飲み比べてみました。

↑中身の見た目はやっぱり、かなりそっくり

 

うん、なるほど! アルコールがあるぶん、タカラ「焼酎ハイボール」のほうがどっしりしていてトップからラストまで高揚感をもったボディを感じますが、味わいの方向性はタカラ「辛口ゼロボール」も一緒。アルコールがあるか、ないかの違いだけで、基本的なおいしさは変わりません。

↑れっきとしたお酒、タカラ「焼酎ハイボール」と飲み比べても、タカラ「辛口ゼロボール」に違和感はありません。炭酸の強さもバキバキで、どちらも超爽快

 

ひとつの違いというか、筆者のセレクトミスの部分もあるのですが、酸味はタカラ「辛口ゼロボール」のほうが豊かです。というのも、今回飲み比べたタカラ「焼酎ハイボール」ドライより、タカラ「焼酎ハイボール」レモンのほうがタカラ「辛口ゼロボール」に近いはず。タカラ「辛口ゼロボール」パッケージにも、レモンのイラストが入っていますし。

↑ラベルにはレモンのイラスト。側面の成分表示にも、レモン果汁の表記があります

 

タカラ「焼酎ハイボール」ドライにもほのかな酸味はありますが、タカラ「焼酎ハイボール」レモンと飲み比べたほうがよりシンプルにアルコールの違いを感じられるかもしれません。そのあたりはどうぞ試してみてください。

 

甘くないうえキレがあるから料理と幅広くマッチ

アルコール入りのタカラ「焼酎ハイボール」の魅力のひとつが、甘くないゆえにどんな料理にも合う抜群の汎用性。そこで、タカラ「辛口ゼロボール」でもいくつかのフードペアリングを試してみました。大衆酒場的なつまみということで、まずは刺身から。

↑左から、ブリ、サーモン、マグロの3点盛り

 

甘めなレモンサワーなどは、ときに鮮魚とあまり合わないことがありますが、タカラ「辛口ゼロボール」は甘くないので刺身のやさしいうまみや脂を邪魔せずマッチ。繊細な和食全般に合うと思います。

↑どこにでもある唐揚げはどうでしょうか

 

アルコールが入ってなくても、タカラ「辛口ゼロボール」はキレがしっかりしているので、唐揚げのオイリーなパンチもしっかりキャッチ。ソーダの爽快さとともに、次のひと口に向けておいしくリセットしてくれます。ということで、揚げ物全般にイケますね。焼鳥や肉系にももってこいです。

↑ラストは居酒屋に街中華にファミレスと、もはや国民食といえる焼き餃子を

 

こちらは餃子の香ばしさと、タカラ「辛口ゼロボール」のほのかな酸味がイイ感じにマッチ。油分も前述の唐揚げ同様にすっきりと流し、ナイスなコンビネーションです。点心をはじめ、中華全般に合うでしょう。

↑運転がある人や休肝日を設けたい人は、ぜひお試しください

 

下町大衆酒場のチューハイが好きな人はもちろん、甘くないノンアルを探しているすべての人に強くオススメできるタカラ「辛口ゼロボール」。ノンアルコールの新たな選択肢として、ぜひチェックを!