アップルが超小型カメラを搭載した「AirPods」のアイディアを引き続き検討していると、ブルームバーグが報じています。

ブルームバーグは、AirPodsの超小型カメラは赤外線カメラとして動作するとのこと。アップル幹部のマイク・ロックウェル氏が「Siri」の開発責任者に就任した際に、「すでにアップルは外向きのカメラを搭載したAirPodsのアイディアを模索しており、これがAIにデータを供給する仕組みになるかもしれない」と報じています。
カメラつきのAirPodsに関しては、著名アナリストのミンチー・クオ氏が以前、「アップルは2026年に、赤外線カメラを搭載した新型AirPodsの量産を開始する」と予測していました。クオ氏によれば、この赤外線カメラは「iPhone」の「Face ID」の受信機と類似したものとなるそうです。
先程のクオ氏によれば、赤外線カメラを搭載した新型AirPodsは、アップルのヘッドセット「Apple Vision Pro」との「空間オーディオ体験を強化する」そうです。「ユーザーがApple Vision Proで映像を視聴しながら新型AirPodsを装着すると、特定の方向に頭を向けた際にその方向の音源が強調され、空間オーディオ/コンピューティング体験が強調される」と伝えています。さらに、手の動きでデバイスを操作できる「空中ジェスチャーコントロール」機能を搭載するようです。
Apple Vision Proの市場での反響を考えると、AirPodsへの赤外線カメラの搭載は実現しないかもしれません。今後のAirPodsの進化を、注意深く見守りたいものです。
Source: MacRumors