時間の少ないビジネスマンにつきものな、エクセルでの議事録や日報作り。なかなか時短しにくいそんなタスクを、音声AIであっという間に消化する新サービスが開始されました。LINEでエクセルやワードに入力ができる日本初の音声AIによるドキュメント作成サービス「スパロ」です。
「スパロ」は報告書や業務日報などのドキュメントへの音声入力を可能にするサービス。ユーザーはLINEを使って必要な情報を話すだけでドキュメントを作成できます。音声入力したデータは手作業で編集でき、作成中の書類データは随時プレビューできるほか、完成データをPCへ送付して閲覧・編集したり、エクセル以外のワードや外部データベース、システムと連携したりすることも可能です。また、現在使用しているドキュメントのフォーマットをそのまま変更せずに使用できます。
従来のチャットボットにおける音声テキスト入力システムは、音声で入力された内容をそのまま表示させるものが大半でした。しかしこのスパロでは、入力されたさまざまな音声を、自動言語学習プラットフォーム「IBM Watson」が解析・分類し、報告書・帳票などのドキュメント内の正しい項目を選び出し自動入力を行います。記入項目が複数あるようなドキュメントも、音声だけで簡単に作成できるようになります。
法人利用も含むサービスですが、個人利用を想定した「パーソナル版」は無料で活用できます。ただし、作成したワードやエクセルファイルを保存する回数によって、ファイル保存料が変動します。
PCなどを立ち上げなくても、他の仕事をしながらLINEを使って音声入力で書類作成ができるスパロ。移動が多く屋外でPCを立ち上げられない多忙なビジネスマンから、煩雑な書類作成の時間を解放してくれる救世主になりそうです。