スマホの基盤の生産ラインを大胆公開!
まず、見せてもらったのはSMTセンター。SMT(Surface mount technology)とは直訳すると「表面実装」。プリント基盤に細かい電子部品を取り付ける工程で、完全にオートメーション化されていて、最終的に人の目によるチェックが入るという流れでした。
↑SMTセンターでは、写真のような基盤が作られている
↑1シートに4枚の基盤があり、あとで切り離されるとのこと
↑部品が実装されるライン
↑近づいて見ると、ホイールに部品のシートが巻かれていて、それらがひとつずつ貼り付けられていくよう
↑ラインの最終工程では、エプソン製のアームロボットも活躍していた
↑モニターに表示される情報および、人の目でミスがないかをチェック
品質チェックテストは約150種類に及ぶ
続いて案内されたのは、QE(Quality Engineering)という品質試験する部門です。ここで行われる試験は、大きく電気性能試験、構造試験、環境劣化試験に分けられ、全部で150以上に及ぶそうです。
↑例えば、この機械では、スマホを10cmの高さから裏表それぞれ1万回落下させ、その他の4面からも各2000回落下させ、合計28000回の落下実験後に、内部構造に損傷の兆候がないかを確認している
↑スマホに圧力をかけたり、ねじったりという、ユーザーの様々な使用状況を想定したテストも実施
↑静電気を発生させた状況での動作性もチェック。乾燥する気候の地域では重要らしい
↑工場内のあちこちにスローガンが。奥の2人の男性は、スマホを最大1.8mの高さから大理石の平板に自由落下させるテストを行っている
↑試験後のスマホをチェックする社員たち
ちなみに、OPPOの社員の平均年齢は29.5歳。そもそも会社の歴史が浅いということもありますが、積極的に若い世代を起用し、早くからチャンスを与えて、育成するシステムも作っているそうです。また、若い世代が働きたくなる環境も作っているようです。
↑敷地内にある食堂で美味しい料理をいただいた。OPPOのスマホは、料理もきれいに撮影できる