FOXは、物理キーボード搭載のAndroidスマートフォン「BlackBerry KEY2」を今夏発売します。「BlackBerry」は、かつてはRIM社(現BlackBerry社)が製造していたスマートフォンの先駆けともいえるデバイスです。現在は中国のTCLコミュニケーション社が設計・製造を引き継ぎ、Androidスマートフォンとして開発されています。
新モデルのBlackBerry KEY2は、物理キーボードが前モデルから21.6%も拡大。より打ちやすくなりました。キーボードをなぞってカーソル移動やスクロールといった操作に対応します。もちろん、画面もタッチパネルとなっています。
さらに、BlackBerry独自の”ショートカット機能”が改良されました。この機能はキーボタンを押すことと設定したアプリを起動できるというものですが、これまではホーム画面だけで利用できる機能でした。
今回、ショートカット機能を起動するための「スピードキー」が追加され、キーを組み合わせて押すことででどの画面からでも利用できるようになりました。
SIMロックフリー端末として販売。今回から新たにauのネットワークをサポートし、国内の3大キャリアで利用できるようになりました。最大225Mbpsの高速で通信できるキャリアアグリゲーションも対応しています。
OSはAndroid 8.1 Oreoを搭載。プライバシーやセキュリティを確保する「DTEK by BlackBerry」や、メールやSNSを一元管理する「BlackBerry Hub」、メッセンジャーの「BBM」など、BlackBerry製のアプリがプリインストールされています。日本語入力アプリはバイドゥ製の「Simeji」を搭載し、日本語変換の性能を向上させています。
背面カメラはデュアルカメラで、ぼかし撮影などに対応。クアルコム製のオクタコアチップセットは「Snapdragon 660」を搭載し、メモリは6GBとなっています。
カラーはSilverとBlackの2色で、一部の仕様と価格が異なります。SilverはデュアルSIM(LTEと3Gの2回線同時待受)をサポートし、ストレージ容量が64GBという構成。BlackはシングルSIMで、ストレージ容量は128GBとなっています。
タッチ操作のスマートフォンが主流となるなかでも、根強い人気を誇る物理キーボード搭載スマートフォン。慣れてしまうとキーボードなしでは物足りないと思えてくるほど独自の魅力があります。最新スペックも加わった貴重なモデルを、試してみてはいかがでしょうか。