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2018/7/10 17:30

まるで自動ドア。ハンズフリー&オートロック機能搭載の「Qrio Lock」

スマートフォンなどから自宅のドアの施錠や解錠が行える「スマートロック」。セキュリティ対策などの面から、近年注目されています。

 

↑専用アプリで施錠・解錠ができる。画面中央をタップすると解錠する「Qrio Rock」

 

Qrioは7月5日、スマートロックの新商品「Qrio Lock(キュリオロック)」を発表しました。Qrio Store直販価格は2万4840円で、発売は7月19日(木)を予定しています。Qrio Lockは、2015年8月に発売された「Qrio Smart Lock」の次世代機。専用アプリをインストールしたスマホとBluetooth接続することで、スマホで施錠・解錠ができるスマートロック製品です。

 

本体が軽量化、反応速度は平均0.3秒に短縮

そもそも、Qrioは今回発表したQrio Lockのほかにも、家や車の鍵にタグをつけておけばその場所をスマホに知らせてくれる「Qrio Smart Tag」や、子どもの帰りをスマホに知らせる「Qrio ただいまキット」など、生活に新提案を加えるホームIoT製品を生み出してきたメーカー。Qrio Lockは、既存アイテムのシリーズになりますが何が変わったのか?

 

↑サイズは高さ115.5mm×幅57mm×奥行77mm。重さは240g(電池2本含む)

まず現行モデルと比較すると、施錠・解錠までの反応速度が8分の1(平均0.3秒)に短縮されました。また、取り付け可能なサムターン(鍵のツマミの部分)の種類も増加、約10%の小型化によりドアとの干渉を軽減し、通信距離も約3倍になるなど改善されています。

 

専用アプリの対応OSはiOS10.3以上、Android5.0以上です。現行モデルのアプリとの互換性はありません。どんなドアにも馴染むよう、カラーはマットブラックを採用。電池持ちはリチウム電池2本で約180日となっています。

近づくだけで鍵が開く。新搭載のハンズフリー機能

新機能も追加されました。まずはハンズフリー機能。専用アプリのインストール後、Qrio Lockの位置情報とユーザーの住宅エリア(半径100m)が登録されます。住宅エリア圏内に入ると、Qrio Lockがユーザーの帰宅を感知し、ドアに近づくと自動で解錠。GPSとiBEACON(Bluetoothを使った近接検知技術)を用いることで、スマホをポケットや鞄に入れたまま解錠することが可能です。

 

↑荷物で手が塞がっていても、ポケットや鞄から鍵を取り出す手間がなくなる

ハンズフリー機能は、一度住宅エリア圏外に離れないと作動しない仕組みになっているので、家の中でスマホを持ってドアに近づいても、鍵が開いてしまう心配はありません。もちろん、スマホの操作による施錠・解錠も可能です。

 

ドアが閉まると自動で施錠

オートロック機能も新たに備わっています。Qrio Lockでは、ドア枠に取り付けるマグネットセンサーがドアの開閉状態を記憶することで、ドアが閉まるとすぐに自動施錠されます。

 

現行機では、ドアが閉まってから一定時間経過すると自動で施錠される仕様でしたが、自動施錠までの時間が短縮されました。自宅のドアを「オートロック化」することで、締め忘れも防止できます。

 

↑実際の鍵に取り付けたQrio Lock。手前に取り付けられているのがマグネットセンサー

 

新機能のほかに、アプリ間で合鍵を発行して家族や親しい人とシェアできる機能や、施錠・解錠の履歴表示、ネットワーク経由で外出先から鍵の操作ができ、家族の帰宅確認もできる「Qrio Hub」との連携など、現行モデルの機能はそのまま維持されています。

 

施錠・解錠はリモコンキーでも

まだスマホを持たない子どもでもQrio Lockの操作ができるリモコンキー「Qrio Key(キュリオキー)」も発表されました。仮にQrio Keyを紛失した場合でも、登録者のスマホから鍵の権限をリセットできるので安心です。価格は4860円で、発売は8月16日(木)を予定しています。

 

↑サイズは高さ61/5mm×幅57mm×奥行77mm、重さは12.5g

 

Qrio StoreとAmazon.co.jpでは、現在Qrio Lockの予約販売も受付中。また、Qrio Storeで予約申し込みをした先着500名に、Qrio Keyの無料プレゼントも実施されます。Qrio Lockで、鍵のいらないスマートエントランスを体験してみてはいかがでしょうか。