日本のスタートアップが手がける「MAMORIO」
一方、MAMORIO社が手がける「MAMORIO(マモリオ)」シリーズは、サイズが小さくシンプルなデザインで、いろんなモノと一緒に持ち歩きやすいのが特徴。
タグ型でカラフルな色が選べる「MAMORIO」をはじめ、よりスリムでスマホと通信できる距離も長い「MAMORIO S」、丸型で子供やお年寄りの見守りにも使える「Me-MAMORIO」のほか、シールタイプでカメラなどの電子機器にも貼りやすい「MAMORIO FUDA」は、最近発売されたばかりの新製品です。
MAMORIO「MAMORIO」
3780円(税込)
「Tile」よりもさらにコンパクトで、シンプルなタグ型デザイン。価格は税抜3500円。
MAMORIO「MAMORIO S」
4298円(税込)
「MAMORIO」に比べてスリムな「MAMORIO S」。それだけでなく、通信距離も「MAMORIO」の2倍の約60m
MAMORIO「MAMORIO FUDA」
2979円(税込)
セットアップの手順やできることは、Tileとほとんど変わりませんが、Tileのようにタグにボタンが付いていないので、セットアップ時は電池についている絶縁シートを引き抜いて起動するしくみ。またタグにボタンがないので、MAMORIOからスマホを鳴らす機能はありません。
スマホからMAMORIOの音を鳴らす、位置を地図で確認できるほかに、MAMORIOとスマホが離れたときにスマホに通知する機能があり、置き忘れの防止に便利。またTile同様、他のユーザーのスマホを通じて位置を探せる「みんなでさがす」機能も利用できます。
失くしたアイテムが届けられると通知。さらに保険も!
さらにユニークなのが、駅などの忘れ物や落とし物が届くスポットに専用のアンテナが設置されていて、失くしたアイテムが届けられると通知してくれる機能。都心を中心に鉄道・バスなど200路線に設置されています。
このほか見つからなかったときにお金が受け取れる保険や、アイテムを探す際のサポートがセットになった有料プランが用意されているのも、ほかにはない特徴のひとつです。
筆者もそのひとりですが、普段から忘れ物、なくし物が多い人に「スマートタグ」は絶対おすすめしたいアイテム。値段も3000円~4000円程度と手の届く設定なのがうれしいですね。
電池交換ができるモデルもラインナップ
ただしこれらの電池持ちは約1年ほどで、電池が切れた場合にも自分では電池交換ができません。サービスに登録すれば、新しい製品を優待価格で購入できますが、ずっと使い続けると考えるとやや割高に感じてしまうかもしれません。そんな人には、自分で電池の交換ができる「TrackR(トラッカール)」シリーズや、「Qrio Smart Tag(キュリオスマートタグ)」といった製品もあります。
いずれも基本的なできることは、今回取り上げた2つと大きく変わりません。まずはお気に入りのデザインのものを試しにひとつ、使ってみてはいかがでしょうか?