iPhone歴9年目の私。現在はiPhone 7を使っており、その前はiPhone 5c(黄色)、さらにその前はiPhone 4s、そして最初のiPhone 3GS。会社携帯で、iPhone 5も使っていたのでほぼiPhoneと共に歩んだ9年でした。
スティーブ・ジョブズが亡くなった時はそりゃ寂しかったし、並びはしないけど新製品が出たら、Appleストアで必ずチェックしています。普段もNetflix見たり、LINEやったり、仕事メールやチャットをチェックしたり使わない日はないけど、はっきり言ってiPhoneの素晴らしい多機能性を使いこなせていない! だけど、やっぱりこれからもiPhoneを使い続けて行くのかな? この私の心を離さない魅力ってなんだろうか。もう2年経つし、そろそろ新しいのを買おうかしら〜なんて価格を調べてびっくり!
え? じゅ、じゅうろくまんえん!?
この値段…そろそろiPhone卒業なのかなぁ、Androidが呼んでいるのかなぁ…と思っていたら、「使ってレポートしてほしい」との依頼が! これは、iPhoneの神様(多分、スティーブ・ジョブス)が「ずっとiPhoneを使って」と言っているんだ! と、勝手な勘違い。さてiPhoneの新作は欲しくなるのか、ならないのか! 検証結果をご覧ください。
起動までに1時間かかった! リテラシーの低い私にはオーバースペック?
よっしゃー! 新しいiPhoneじゃ〜! ということで今回レポート用にお預かりしたのは、SIMフリー(キャリア契約していない端末)の「iPhone XS」と「iPhone XS Max」。早速「iPhone Xs Max」を起動すると、近くにあった今使っているiPhone 7に「新しいiPhoneを設定」の表示が!
iPhoneの設定ってPCと繋いで、ダウンロードして…みたいなのじゃないんですか? 言われるがままに設定して「おー!」「すごい〜」「あ、ホームボタンない!」と感動していると、あれ? 全然この画面から変わらないんですけど。
「でたよ、Appleのこういうところぉー」なんて独り言も出ちゃいますが、こう手こずらせられる事にも慣れてしまっている自分を再確認しながら1時間ほど待っていましたが、画面は変わらず。さすがにテンションも落ちてきたので、もう一台あった設定済みの「iPhone XS」を起動させました。
もし3年以上iPhoneの機種変更をしていないという方がいたら、起動の時点で結構驚くと思います(どうやらOS X以降)。ただ、Apple IDってなんだっけ? とか、パスワード忘れた? 今の家のWi-Fiってどれ? とかあると、起動までかなりモタつきます。あと、もともとのiPhoneのOSを最新版にアップデートしておくのがおすすめです。
表示されるもの全てが違って見える画質
iPhone XSを使ってみると、めっちゃ画質がキレイ! YouTubeで見る動画の映像も音も全然違う!! 普段よく見るFacebookやTwitterも、画面が大きいせいか迫力が増しているっ! 投稿されている写真や動画が、Super Ratinaディスプレイのせいか、はっきり大きくクリアに見えて、すごくどの投稿も「楽しそう」さが増しました。
数分で、下がったテンションは元通りに。困らせるけど、ちゃんとワクワク感を演出してくれるのがiPhoneらしくて好きだな〜。早速、このために購入した自撮り棒をハメてみると……サイズもOK!
「これは、どこか夜景がキレイな場所でセルフィーしてみたい」。そう、ポートレート撮影機能はiPhone 7には搭載されていないため、背景をボカしたかっこいい写真をずっと撮ってみたかったんです。ということで、いざお台場へ。出不精な私をお台場まで導いてくれるiPhone Xs、これだけでもハイスペック!
夜景でポートレート写真を撮影するためお台場へ
おしゃれな写真といったら、夜景。夜景といったら、お台場。ということで到着した「東京テレポート駅」。もちろん、ひとりです。テンション上がりすぎて、電車を降りて早々に自撮り棒を取り出し、初めて自撮りした写真がこちら!
わっ! 背景がボケてる。何もしてないのにーー!
・カメラアプリを起動
・ポートレートモードにして
・セルフタイマー(3秒)の設定
・あとは撮影ボタンをピッ!
たったこの4ステップで素人が一眼レフカメラで同じように撮影するなんて無理だもの! この感動を伝えたいのに、写真がイケてなくて申し訳ない!! なんでこんなに微妙な表情、そしてメガネが反射したかというと、ポートレートモードって、内側のカメラを使うんですが、撮影する際に画面全体が真っ白に光って、フラッシュみたいになるんですよね。「光った!」と驚いちゃったのと、意外とセルフタイマーの時間が短かったからと言い訳します。続いて、レインボーブリッジが見える素敵なスポットを探しにいきましょう。
さすがに月は撮れないけど、肉眼で見るよりキレイに撮影できる!
この日はとても月がキレイで、どれくらい撮れるかな〜と思って撮影してみたのですが、ちょっと難しかったです。iPhone 7だと、こんなに月に近づけられなかったので、撮影しているだけでも楽しくなっちゃいました。
ちょっと比較しにくいかもしれませんが、自由の女神の輪郭のクリアさや色味表現が全然違いますよね。iPhoneが出たばっかりの時には、カメラで撮影出来ただけでもテンション上がっていたんだけどなぁ〜。時代は進化したんですね。
自撮りし始めて30分以上経ってくると、自撮り棒にも慣れたもので、外国人観光客がたくさんいる中、ピースできるくらいの余裕が出てきました。
ちなみにiPhone Xsのカメラですが、これまでよりセンサー速度が早くなったことで、取り込む光の量が50倍に増えたんだとか。だから夜景でもこんなにキレイに撮影できるのかー!
私は基本1シーン1枚の写真しか撮影しませんでしたが、最近の若者はインスタ1枚の投稿のために何十枚も撮影しているそうです。そんな子たちにもiPhone XSはぴったりかもしれません。だって撮影した後に写真のボケ具合を後から変えられちゃうんですから! その場ではいっぱい撮影しておいて、良い表情のものをじっくりピックアップして、背景のボケ具合を自分好みに変更してインスタに投稿……が、手軽にできちゃうわけですよ。「映え」に命をかける若者たちよ! ファイト!!
「まだそれで遊んでるの?」って言われるくらい使ったミー文字
iOS 11から搭載されていた「ミー文字」はご存知の方も多いはず。CMで流れていたこの歌を聞けば思い出す人もいるかも?
Big Boiさんの『All Night』という曲なのですが、この時はCMでは「アニ文字」と言われていましたが、「ミー文字」に進化したということは……? そうです、自分のアニメアイコンを自作してそれを喋らせられるようになったのです! 任天堂DSの『トモダチコレクション』が大好きだった私にはぴったりなサービス。だって、iPhone Xsを使えば無料でできるわけですからね!
ガラケーを使っていた頃には、デコメの登場に感動して、スマホに切り替えてからは、LINEスタンプに感動して、そのスタンプが喋ったり動いたりするようになって驚いていたのに、無料で自分のアイコンが作って動いてする時代が来たとは。Appleさんさすがです!
ちなみに私が作ったアイコンはこちら!
さんざん自撮り写真を見せた後だから、「可愛くしてませんか?」とお叱りを受けそうで、恥ずかしいのですが、変顔してみたり、舌を出してみたり、驚いた顔をしてみたり、これだけで1時間くらい遊べてました。ずっとiPhone XSに向かって喋ったり、変な顔したりしている私をみた旦那は「16万円もするのに使うのはカメラとミー文字だけかよ」と呆れておりました。
でもきっとそんなもんなんだろうと思います。もはや一緒にいない日がないiPhone。起きてから寝る時まで共に過ごしているので、もう価格とかじゃない!新機能は試したいし、共有したい。
あとXSとXS Max両方触ってみて、私は手が小さいので必然的にXSがハマりました。はじめて握ったときは、ホームボタンがないのが違和感ありましたが、サイズ感は「大きいなー」程度で使い続けていれば慣れていきました。よくよく考えるとこれってスゴイこと。毎日使うものだからこそ、ちょっとしたサイズ変化にも敏感になってしまうけど、本当にちょっと触ってたら慣れてしまいました。ずっと使う、使ってきた人たちのことを考え続けないと、そうすぐに違和感ないようなモノにできないんじゃないかなあ?
この「自然さ」があれば、私はどれだけ機能を使いこなせなくても十分なんだなーって思います。それさえ手に入るなら、価格は関係ない!
「いや、価格でしょ」という声が聞こえてきますが、もう10年近くiPhoneを使っていたら今さらAndroidスマホに機種変なんて出来ません。腐れ縁でもありますので、今の7が使えなくなったら、iPhone XSにしようと積極的に考えはじめました。現在iPhoneを使っていて、今後どうしようかな……とお悩みの方がいましたら、ぜひ一度触れてみてください。あっという間に時間が過ぎますよ。