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2019/6/3 19:30

【スマホカメラ特別企画2】ハイクラス8台で徹底比較! スマホカメラの「ボケ表現」はどこまで一眼カメラに迫ったか?

ボケ表現の評価について

一眼カメラのボケ表現は主に大口径レンズの効果によるもの。一方、スマホの場合は画像の自動合成などによる疑似的なものです。その合成技術や加工技術が、どこまで一眼に近づいたかをチェックしてみました。

 

↑背景の花壇や木と人物の距離を開けてボケ効果を狙います。スマホも距離情報が加味されます

 

自動合成ならではの自在なボケ描写が楽しめる

一眼カメラならば、レンズのF値を小さくするほど大きなボケ効果を得られますが、スマホの場合はそれを模した画像処理効果。そのため、レンズのF値などはあまり関係がありません。しかし、被写体までの距離を計測して、それをもとに必要なボケ効果を付加したり、レンズで実際にボケた画像を作り出して合成したりしており、かなり自然なボケ描写が得られるようになりました。

 

なかでも、Xperia XZ3とGalaxy Note9は効果が高く、見栄えのするボケ描写が得られました。iPhoneでは、望遠レンズに切り替えられるXS系が、ポートレート撮影に向く印象です。

 

【コレが基準!】

オリンパス

OM-D E-M10 MarkⅢ

より大きなボケ効果を狙うため、レンズにM.ZUIKO DIGITAL 45㎜ F1.8を使用。絞り開放(F1.8)で撮影。大きく自然なボケ味が得られ、人物が浮き上がって感じられます。

※撮影画像は16:9の画面比になります。ここでは左右をトリミングしています

 

 

【その1】Xperia XZ3

ボケ効果が大きく見栄えがする

2枚を合成するボケエフェクトモードで撮影。輪郭部に若干不自然さを感じましたが、効果は絶大。効果は無段階で調節できます。

評価:18/20点

 

 

【その2】Pixel 3

効果は大きめだが、不自然さも

ポートレートモードで自動適用。効果は比較的大きく、ズームも可能です。輪郭部に若干の不自然さが出るのが惜しい。

評価:16/20点

 

 

【その3】HUAWEI Mate 20 Pro

適度なボケ量で自然な効果

ポートレートモードで自動適用されます。ボケ量は適度で自然な写りです。ボケの形を変えられる機能が付くのがユニーク。

評価:17/20点

 

 

【その4】iPhone XS Max

輪郭部に若干の不自然さが

ポートレートモードで自動適用。レンズが望遠側になりますが、ズームは不可。適度なボケだが、輪郭部に不自然さも感じました。

評価:16/20点

 

【その5】OPPO R17 Neo

効果は弱めだが、自然な写り

ポートレートモードで自動適用。無理に効果を高めていないこともあり、写りに不自然さはありません。ズーム時は使用不可。

評価:15/20点

 

 

【その6】Galaxy Note9

大きめのボケ効果で自然な写り

ライブフォーカスモードで設定可能。効果は7段階(作例は効果最大)です。ボケ効果が大きく、自然な写りに仕上がりました。

評価:18/20点

 

【その7】iPhone XR

ボケの形状は光学レンズに近い

ポートレートモードで自動適用され、ズームは使用不可。形は自然ですが、ボケ量と実際のピントの深さにズレを感じます。

評価:15/20点

 

 

【その8】iPhone XS

疑似ライティングも付加できる

使用感や画質は、iPhone XS Maxと同様。「スタジオ照明」や「ステージ照明」といったライティング効果も付加できます。

評価:16/20点

 

【作例ギャラリー】※GetNavi web本サイトでのみ閲覧できます

 

写真・解説/河野弘道、井上 晃 製品写真/高原マサキ モデル/幸田彩加(ABP inc.)

 

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