デジタル
2020/1/3 16:00

スマホ依存症気味ライターによる「脱スマホ生活」! 唯一許されたシンプルケータイ「Punkt. MP02」との1か月(後編)

スマホなし生活を始めて2週間ほどでPunkt. MPo2のみの生活に慣れてきた私。

 

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スマホ依存症気味ライターによる「脱スマホ生活」! 唯一許されたシンプルケータイ「Punkt. MP02」との1か月(前編)

 

スマホに戻せる時期を待ち望んでいましたが、なんと1か月を迎える頃には「スマホに戻さなくてもいいかも」と思っていたのです!

 

↑意気揚々とPunkt. MP02を受け取る私。いい顔してるなぁ

 

いやいや、あんだけスマホ好きだったじゃん!! …と驚いたのは私の方でした(笑)なんとなくダイエットをしている感覚に似ていて、あんなに大好きだった甘い物や高カロリーな食べ物を「あれ? 食べなくても大丈夫じゃん? むしろ、運動楽しい!」みたいな気持ちになっていくのと似ているんです。はてさて、どんな変化が訪れたのでしょうか。

 

どんどん集中力は増し、他力本願になる私

↑全てのしがらみから脱け出し、他力本願になった最強の私。てーん!

 

これまでの私は「すぐやります!」という仕事のスタンスで、とにかく「すぐ」返事を返すということが正解なのだと思って仕事をしていました。だからスマホの「いつでもどこでも」仕事ができる時代を生きているのが楽しいし、当たり前に使っていました。

 

しかし、スマホを持たなくなったことで、レスポンスは遅くなってしまいます。最初は「申し訳ない」という気持ちで遅れて返事をしていたのですが、相手は自分が思っていたほど「すぐ」返事をしなくても困っていないということに気がついたのです。

 

常に「オン」だった私が、意図的に「オフ」の時間を作れたことによって、相手にも「オン」と「オフ」の時間があるのだと体感できたのです。今まで通知に追われて「すぐ」返事をすることを最優先にしていましたが、そうじゃなく「オン」の時にちゃんと仕事をお返しする当たり前のことができるようになり、仕事のスピードと集中力はアップしたのです。

 

また、「私がやらなきゃ!」という謎な責任感も強かったのですが、スマホがないことでできないことが増え、「ごめんなさい〜○○○○をお願いできますか?」と相手に頼れるようになりました。小さなことですが、

 

・当日連絡がとれないので、事前に待ち合わせ場所を決めてもらえます?

・もし何かあったら電話もらってもいいですか?
・写真が撮れないから、スマホ貸してもらえますか?
・外にいて調べられないので、代わりに調べてもらってもいいですか?

と、今までこんなことすらも人に頼めなかったのです。他力本願になれたことで、自分の働く環境は大きく変わり、前よりも周りの人に協力してもらいながら仕事ができるようになりました。

 

「でも、それって迷惑かけているんじゃないの?」

 

と思うかもしれませんが、実はスマホなし生活を始めてから新しい仕事に出会えたり、やりたい事ができたり、欲しかったものが手に入ったり、本当に不思議なのですが、ガムシャラにやっていた時よりも、力を抜いて周りに頼った方がやりたい事ができるようになっちゃったんです(スピリチュアル〜!)。

 

スマホがなくなって良かったことトップ3

ということで、どんどんいい感じになってきたところで、スマホがなくてよかったことベスト3を発表します。なんだかスピリチュアルな雰囲気をおびましたが、これからはおびませんのでご安心ください(笑)

 

第3位 充電する時間が減った!

↑スマホを複数充電している間も動き続ける、心強いPunkt. MP02

 

Punkt.2は、モノクロ画面のせいか、3日に1回フル充電すればいいくらいでした。マックスどれくらい充電しなくてもいいかな? と実験してみたのですが、1週間しなくても大丈夫(笑)

 

テザリングは結構電池を使うので、テザリングを3時間以上していると一気に半分くらい電池がなくなってしまいますが、ただ電話とSMSだけ使うのであれば3日は余裕。今までは寝ながら枕元でスマホを充電したり、日中でもPCと繋げて充電するなどしていましたが、外出中も寝る時も充電しなくていいというのは結構ラクでした!

 

第2位 すぐ眠れるようになった!

↑スマホをバリバリ使っていた時の私は、暗闇の中で液晶の明かりをビカビカ浴びながら、なかなか寝付けずにいました

 

枕元にスマホを置いていたので、ついつい寝る前にSNSを見たり、調べ物をしたり、電気を消してからも30分くらいブルーライトを浴びていたのですが、Punkt.2にしてしまうと「見るものがない」んです(笑)

 

そのため、電気を消せばすぐに寝てしまう! 最初のうちは電気を消しても落ち着かなくて眠れないこともしばしばありましたが、人間って慣れるんですね。気がつけば、電気を消せばすぐ寝れる人間に変わっていました。

 

スマホは、「ついつい」とか「なんとなく」で触っていたんだな〜と離れてみてやっと実感できました。もし、夜眠れないとか、不眠で悩んでいる人がいたら、枕元にスマホを置かないというだけでも効果あると思うので、ぜひ実践してみてください!

 

第1位 自分の「いる」「いらない」が明確になった!

 

これは「いつでもどこでも調べられる」というスマホの便利さから離れたことで身についた能力です。今まで、書店で本を購入する際、いちいちレビューサイトで評判を見てから本を買うか買わないか検討していました。もちろん「欲しい!」と予約して購入する本もありますが、一応レビューで確認してから取捨選択する傾向があったのです。でも、レビューを見れない……。ちょっと立ち読みしたり、ジャケ買いするしかない状況になったのですが、そんなことを繰り返していくうちに、「いる」「いらない」がレビューなしで見分けられるようになったのです!

 

書店で鍛えられた私は、アウトレットで服を見ても「いい!」と思ったものをすぐに買う決断ができたり、ランチに行ってもメニューに迷うことが減ったり、欲しいという気持ちに正直になれました。いつでもスマホで調べられることは便利なことですが、自分の決断を狭めているのではないか? と思うようになったのです。

 

他にも、

・だらだらする時間が減った
・歩きスマホをしなくなった!
・新しいことをはじめたくなった(免許取ろうとか、Switchを購入した、大学生ぶりに小説を読み始めたetc)

と、スマホを辞めたことで、得られたメリットはたくさんありました。ありがとう!! 編集部の玉造さーん!

 

スマホに戻したけど、108あったアプリは58個に

無事、1ヶ月スマホなし生活を終えた私ですが、やっぱり「Pay系アプリを使いたい」ということでスマホに戻すことにしました。あっさり。

 

久しぶりに開いたスマホには、たくさんのアプリが登録されていました。いる・いらないの目が養われた私は、煩悩の数(108個)あったアプリを精査することに。

 

 

今まで高頻度で使っていたTwitterやFacebookのアプリは「Safariで見ればいいし」と削除。健康管理のアプリも「ヘルスケアだけあればいいや」と他のものは削除。ゲーム系アプリは「Switch買ったし、お金出してソフト買った方が断然楽しいや」とまるっと削除。本当に必要だと思ったアプリだけ残された、私が使いたいスマホになったのです。

 

 

ふと思い返せば、スマホなし生活をする前の私は「スマホに使われていた」のかもしれません。本当に自分が使いたいかどうかを自分自身にも確認しないまま、便利だから、流行っているから、周りも使っているから、と自分の意思とは関係ないところで使われていたのではないかと思ったのです。

 

1か月スマホなしの生活というと、デジタルデトックスだとかすごく意識が高いことに思われてしまうかもしれませんが、実際はちょっと違って、もっとカジュアルにダイエット感覚でできることなのではないかと思います。きっとまた、甘くて高カロリーな情報やアプリに踊らされて自分を見失う時があるかもしれません。そんな時には、またPunkt. MP02を使ってデジタルデトックスではなく、デジタルダイエットをすればいいや〜と思うのです。

 

こんなにかっこいい記事になるとは自分でも思っていませんでしたが、山に籠ったり、強制的に世の中を遮断したりしなくても、周りに迷惑をかけずに仕事をしながら1か月スマホを使わないだけでいろんな気づきを得られますので、「本当かよ〜」と思ったあなたはデジタルダイエットのお供にPunkt. MP02などのSIMフリーでテザリングできるようなケータイを手に入れて、ぜひ実践してみてください! きっと本当の意味でスマートになった自分と出逢えますよ。

 

↑てーん!

 

撮影/我妻慶一