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2022/6/10 17:00

E Inkタブ「HUAWEI MatePad Paper」が思いのほか「深いデバイス」と判明!GetNaviのマネージャーがレポート

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ファーウェイから、ユニークなE Inkデバイスが登場した。その名は「HUAWEI MatePad Paper」。

 

↑E Inkディスプレイを採用したHUAWEI MatePad Paper。電子書籍リーダー、電子メモ、HarmonyOS 2搭載の汎用タブレットと3つの使い方ができる。価格は6万4800円(税込)

 

HUAWEI MatePad Paper最大の特徴は、10.3インチで1872×1404ピクセル/227ppiという、大きく高精細なE Inkディスプレイを搭載しながら、同社のスマートフォンやタブレットでもおなじみの「HarmonyOS 2」を採用している点。E Ink特有のアナログ的フィーリングと、タブレットの利便性を融合させた、新しいタイプのデバイスと言えるだろう。

 

↑HUAWEI MatePad Paperのサイズは約幅182.7×高さ225.2×厚み6.65mmで、重量は360g。14型で約1.4kgのノートPCと一緒に持ち歩いたとしても、2kgを切る軽さは魅力だ

 

↑HUAWEI M-Pencil(第2世代)をマグネットで本体側面に固定できる。レザー調のカバーは、どことなく高級文房具のような雰囲気

 

 

HUAWEI MatePad Paperの個性を存分に活かすためには、どのような使い方をするべきなのだろう。E Inkパネルは、表示内容の書き換えに若干のラグが生じる。そのためスピーディーに制作や資料作成でメイン使用するには、ハードルがあることは否めない。その一方で得られるのは、液晶や有機ELでは実現できない、アナログライクな感触や活字表示に適した「見やすさ」だ。

 

この見やすさに対する魅力は、職種で言うなら現場よりも上のレイヤーのポジション、すなわちマネジメント職に就く人物が、制作物や資料にじっくりと目を通していくようなシーンにこそ、フィットしそうに思えた。そこで実際に、マネジメントの業務にHUAWEI MatePad Paperを取り入れると、どのような化学反応が生まれるのか。GetNavi編集部を統括する松村広行に試してもらった。

 

株式会社ワン・パブリッシング

第4メディアプロデュース部 部長

松村広行

GetNavi編集部、腕時計情報誌の「WATCHNAVI」編集部、そしてカメラ情報誌「CAPA」編集部の3メディアを統括する担当部長。編集業務の管理に加えて、企画力・編集力を他社の制作にアウトソーシングするソリューション事業にも携わる。ライフワークとして個人で写真のグループ展に参加するほどのカメラ好き。

 

【記事を読む前に製品の特徴を写真でチェック!】

 

直感的な情報整理とオープンマインドを叶える「手書きメモ」

まずは松村に現状の業務について訊ねると、「私は3つのメディア事業を担当していますが、どのメディアも読者層や属性、嗜好は違ってきます。当然そうなると、取り扱う案件も違うし、クライアントも違う。部下の相談内容も多種多様なものになるので、他の仕事で管理職に就かれている方と同じように、毎日フレキシブルな対応と対人コミュニケーションが求められる立場ではありますね」と話してくれた。

 

そんな松村は、実はエンタメ誌の記者出身。かつては毎日現場に出て、取材を続ける日々だったという。松村が記者時代から続けている習慣のひとつが「手書きメモ」だ。

 

「ライブイベントの取材が多かったので、現場の様子やアーティストのMCの内容をよく手書きでメモしていました。イベントでは照明を落とすし、演出にも気を配るから、パソコンを広げていると迷惑になってしまう。その点、手書きなら暗いところでも手の感覚でメモを取れるので、暗闇でもメモを取っていましたね。HUAWEI MatePad Paperを見た時に、そうした現場での活用について思い浮かびました。E Inkは非発光パネルだから、周囲に気を配らないといけないシーンでも使いやすいでしょう」

 

↑手書きメモを取り入れている松村には、馴染みやすい質感

 

手書きメモの習慣は、マネジメント職に就いた今でも松村の仕事に組み込まれている。

 

「具体的に一番多い業務は、大きく括るなら『進捗管理』ということになると思います。それぞれのプロジェクトをどう進めていくか、予算を見ながらどう体制を整えて、どんな情報を揃える必要があるのか。そういうことを常に考えていますね」

 

「そんな中で、僕はやっぱり手書きメモに馴染みがあって、今でもよく手書きをしています。基本的には、自分の中で物事を整理していくために使う感じ。例えば、数字を試算するのに使ってみたり、イベント会場の設置イメージを図示してみたり。慣れたペンとノートの感覚で、すらすらと書けたのがHUAWEI MatePad Paperの第一印象です。他のタブレットより軽いのもさっと取り出して書くのに良いですね」

 

↑今でも、自分の中で情報を整理したり、気になる情報をまとめておく手段は手書きメモだという

 

「複数の事業に携わるためインプットも大事にしていて、そこでもメモが役立ちますね。カーラジオを情報収集に使うことが多いのですが、そこで耳にした情報は、赤信号で停車したすきにでもすぐメモするように習慣づけています。HUAWEI MatePad Paperだと、書いたメモは最終更新日順にソートされていくから、時系列でメモを探しやすいし、手書きのメモを仕事に取り入れている人なら、楽しく使えるはず」

 

また松村は、手書きメモのメリットを次のようにも話す。

 

「人と話している時にパソコンを取り出していると、自分と相手の前に壁があるような気持ちになることがあります。特に部下にとっては、上司と話している時に、何を書かれているのかと心配になるんじゃないかなと思っていて。手書きだと、いつメモを取ったかも伝わりやすいし、見ようとするかは別として、内容も見える状態で相手と向き合える。野球で言えば、監督であると同時に選手でもある、プレイングマネージャーの気持ちを持っていたいと常々思っています。そのために、なるべくみんなとの距離は近くありたいんです」

 

「HUAWEI MatePad Paperはノートのような雰囲気を持っているし、話しながら手元でメモを取っていても、その場に自然に溶け込んでいけそうだと思います。手書きでメモを取るっていうことは、オープンな姿勢を伝えて相手との距離を近づけることにも繋がるんじゃないかな」

 

 

タブレット的な利便性と「裏紙」のようなサクッと感

手書きメモを愛する松村の話に照らし合わせると、HUAWEI MatePad Paperの更なる魅力が浮かび上がってきた。ここからはポイントごとに製品の特徴をまとめていきたいと思う。

 

【ポイント1】サイズ感や感触について

その一つは軽量な設計だ。HUAWEI MatePad Paperの重量は360g。同等サイズのタブレットに多い重量は600g前後で、500g前半では軽いとされるが、それよりもはるかに軽い。

 

↑小脇に抱えられるサイズと軽さ

 

この軽さは、350mlの小さなペットボトルとほぼ同じだ。カバンに入れて持ち歩くのにも、苦にならないレベル。タブレットを取り出してメモを書こうと思うときには、どこか「デバイスを取り出す」という心理的な“構え”が起こる気がするが、片手で楽に持てるHUAWEI MatePad Paperは裏紙にサッとメモを取るような軽快さがある。

 

↑ややざらっとした表面が、本物の紙のような書き味を生んでいる

 

↑メモアプリでは、筆記用具の種類や太さも変更できる

 

フットプリントに対するディスプレイの占有面積は約86.3%で、目に入るほとんどがE Ink。これもアナログな感触を生んでいる。ノートやメモ帳にメモするときを想像してほしい。(罫線はあるものの)ページを区切る要素は何もなく、何をどこに書くか、どういう大きさで、どう書くかは書き手の自由だ。

 

HUAWEI MatePad Paperにおいても、目に映るほとんどの範囲に書ける上に、マットな表面処理と約26msというHUAWEI M-Pencil(第2世代)の低レイテンシーによって、裏紙やノートに書く時と同じようなフィーリングが生まれている。

 

↑付属のHUAWEI M-Pencil(第2世代)は約26msと極めて低レイテンシーだ

 

 

【ポイント2】アプリや独自のソフト機能について

そうしたアナログ的な良さに、HarmonyOS 2に由来するタブレットの使用感が加わっていることはわかりやすい魅力だが、ホーム画面もE Inkデバイス向けに開発されたものが適用されている。

 

↑ホーム画面

 

左カラムに「ホーム」「メモ」「本棚」「ブックス(HUAWEIブック)」「アプリ」というグローバルナビゲーションを設け、それぞれのプレビューを大きめのウィジェットで配置している。左カラムのメニューはちょうど、システム手帳に項目別の見出しを挟んでおくような感覚で扱え、常に目的の機能を素早く立ち上げられるのだ。

 

また、「画面分割」機能を使って他のアプリを開きながら常にメモをとれるのもポイント。例えば、ブラウザーを参照しながら気になった情報を書き留めたり、電卓で計算をしながらメモを取って資料作りの材料にしたりするといった使い方ができる。

 

↑画面分割機能を利用して、書籍を参照しながら、旅程を組んでいるイメージ

 

手書きのメモをテキスト化したり、PDFファイルに変換してメールで共有するなど、議事録向きの機能も備えている。面白いのは、内蔵マイクで音声を録音し、メモに紐付けて保存しておける機能。会議を通しで録音しておき、メモには要点を項目立ててまとめるといった使い方が想定できる。ちなみに全てのメモは、ユーザーの指紋認証によるロックをかけることができ、取り扱いに注意したい情報の保管場所としても優秀だ。

 

↑PDFファイルを参照しながら、気になる点を書き留めておくといった使い方にもぴったり

 

↑4つのマイクを内蔵している。会議を録音して、メモと紐付けて保存することも可能

 

これらの特徴を振り返ると、「手書きでメモを取ること」をメイン機能としつつ、そこに別の機能を付加する形で、HUAWEI MatePad Paperにしか出せない利便性を作り上げていることに気が付く。

 

 

【ポイント3】電子書籍リーダー機能について

電子書籍リーダーとしては、E Inkならではの視認性の良さに加えて、やはりその大きなディスプレイが特徴になるだろう。10.3インチというサイズはちょうど少年誌の単行本を開いた状態に近く、新書、文芸書、コミックなどを見開きにすると収まりが良い。227ppiという高画素密度のおかげで、文字を小さめにしても、つぶれが起きにくい。

 

↑10.3インチだと、片面表示でも十分な文字の視認性が得られる

 

E Inkパネル自体は非発光だが、HUAWEI MatePad Paperは32段階で調整できるバックライトも搭載。これも本体の薄さ、軽さからは想像できなかった部分で、軽快な使用感にデジタルの利便性をプラスしている。また、電子書籍リーダーから翻訳機能を呼び出せるので、日本語訳版が出ていない書籍を訳したり、語学学習に応用することもできるだろう。

 

【ポイント4】駆動時間の長さについて

そして、3625mAhバッテリーによる最大28日の駆動時間、1.5時間の充電で6日使えるという急速充電機能がHUAWEI MatePad Paperの魅力を一段上に押し上げている。28日間という駆動時間なら、バッテリーとは“ときどきチェックしておけばいい”という向き合い方になる。当然ながら紙にバッテリーはないが、HUAWEI MatePad Paperもデジタル機器でありながら、バッテリー管理のストレスからほとんど解放された存在だと言ってもいい。

 

 

手書き世代こそ試してほしい、唯一無二のデバイス

HUAWEI MatePad Paperの特徴をチェックしたところで、改めて松村にその魅力を訊ねてみた。

 

「昔、『PDA』(Personal Digital Assistant)という製品が人気だった時代がありました。そのころのPDAにも手書き機能があって、今みたいに『書き味がどうだ』ってレベルには達していなかったけど、あの頃からデジタルデバイスで手書きをしたいっていう考え方はあったんでしょうね」

 

「僕はノートの手書きもずっと続けてきたし、昔はPDAでも手書きに挑戦してきたけど、HUAWEI MatePad Paperの書き味は、本当に紙に書いているようだと感じました。E Inkだから目も全然疲れないし、老眼になってきた目にも優しい(笑)。見た目には高級感があるけど、造りは頑丈なので自分はやっぱり『裏紙』のようなラフな使い方をしたいですね」

 

「あと、画面分割機能が便利ですね。僕の職種だと『何かを参照しながらまとめる』という作業は特に多いから、それが1台で完結できるのはうれしい。手書き世代には特に使ってみてほしいのですが、それ以外の世代の人にとってもHUAWEI MatePad Paperは、手書きメモの良さを知るきっかけになるかもしれません」

 

松村へのインタビューを通して、管理職という多様な業務のある立場には、フレキシブルに対応できる姿勢とツールが必要であることがわかった。HUAWEI MatePad Paperの持つアナログ感と、現代の利便性が融合された姿は、役割を越えた働きが求められるこれからの時代にこそ、意味のある製品かもしれない。

 

【製品の写真をあらためてチェック!】

 

 

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撮影/松川 忍