アップルは最新の標準モデルiPhone 14の米国での価格を、先代のiPhone 13から引き上げませんでした(日本では2万円ほど上がっていますが)。しかし、バッテリー交換にかかる費用が大幅に値上げされていることが明らかとなりました。
米9to5Macによると、iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxでのバッテリー交換費用は、全て99ドルだそうです。これはiPhone 13の69ドルから、約43%ものの値上げとなります。
また日本でのバッテリー交換費用は、アップル公式サイトにある「iPhoneのバッテリーサービス」から確認できます。iPhone 13シリーズの場合は、5.4インチのminiモデルから6.7インチのPro Maxまで、すべて9800円とされています。
しかし、iPhone 14シリーズであれば、全モデルとも「お見積もり額」は1万4900円に。円安の影響も含まれているためか、なんと52%もの値上げとなっています。ほかイギリスでも69ポンドから105ポンドとのことで、やはり52%アップです。
もちろんiPhoneのバッテリーは数年は交換なしに使えますが、もしも保証期間外に使えなくなった場合には、日本では1万4900円も支払うことになります。上記で触れたiPhone 13シリーズのほか、iPhone SEシリーズもバッテリー交換は7500円のままで、特に値上げはされていません。
なぜiPhone 14モデルだけが、これほど値上げされたのかは不明です。バッテリー容量が増えているかといえば、iPhone 13とほぼ同じであることも分かっており、割増分の料金だけお得になるわけでもなさそうです。
このバッテリー交換費用は、有料保証サービス「AppleCare+」に加入していて、バッテリー容量が本来の80%未満に低下している場合は無償となります。ただし7月1日から全体的に値上げされており、iPhone 14でも月払いで1280円、2年間一括であれば2万5400円もかかるため、悩ましいところです。
Source:9to5Mac