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2022/11/1 17:00

今、プリンター買うなら「CUTFIT」一択! 編集部が使い倒して「アリ」と感じた自動カット機能の多芸っぷり

手書きの署名が必要な申請書や、スマホで作ったお礼状の印刷など、生活の中でプリンターを使いたい機会は多いもの。一家に一台置いておきたいですよね。とはいえ、印刷できれば十分ですから、購入の際は発色のよさや印刷コストで選ぶことが多いのではないでしょうか。

 

そんななかで、ブラザー販売から自動カッティングプリンター「CUTFIT(カットフィット) DCP-J1800N」(以下、CUTFIT)が登場しました。印刷時にA4用紙を半分のA5サイズに自動でカットしてくれる機能を備えた、家庭向けのプリンターとしては、ほかに類のない製品です。

↑11月2日(水)に発売のCUTFIT。実売価格2万5000円(税込み)で、スターターインクカートリッジ、取扱説明書、保証書などが付属

 

製品発表時には各メディアで取り上げられるなど、話題にもなりました。一方で、印刷してくれたら役割を果たしたことになるプリンターにおいて、自動カットの活躍の場はあるのか気になるところ。しかし、実際に使ってみると「あると便利」「買い替えたらQOLが爆上がりしそう」と、実感できる機能でした。

 

今回は、編集部の3名がCUTFITを試用し、その良さを感じた様子についてレポートしていきます。

↑左からGetNavi web編集長の山田、編集部の西牧、会田。それぞれが生活の中で使ってみた印象を話しました

 

↑試用レポートの前に製品情報を知りたい場合はこちらから!

 

本体にカッター内蔵、インクコストや用紙代の節約にもなる自動カット

まずはCUTFITの基本情報から見ていきましょう。本体にカッターを内蔵しており、印刷時にカット機能を選ぶだけで、A4用紙を自動でA5サイズにカットして印刷してくれます。自分で切る手間を省けるうえに、A4サイズをA5サイズにするわけですから、インクコストや用紙代の節約にもなります。

↑印刷されるとA4サイズがA5サイズに。別途A5サイズの用紙を用意しなくて済むのもうれしいところ

 

本体サイズは、幅400×奥行き343×高さ172mm(※突起部除く)。大きな写真集などを収納するラックに収まる大きさです。2段トレイになっていないため、高さを取りにくい場所にも設置できます。

 

印刷速度はA4カラーが約16.5枚/分、A4モノクロが約17枚/分で、ランニングコストはA4カラーが約9.9円/枚、A4モノクロが約3.0円/枚となっています(※測定データおよび測定条件につきましては、ブラザーホームページをご覧ください)。

↑本体正面の中心部に液晶を内蔵。タッチ操作でコピー、カットコピー、スキャンなどを選べます

 

↑もちろんスマホからのプリントにも対応。スマホアプリ「Brother Mobile Connect」から、写真やドキュメントの印刷、コピー、スキャンが可能です。自動カット機能も選択できるので、スマホからの操作もおすすめ。※AirPrintなどの場合はブラザーホームページをご参照ください

 

↑記事で紹介していない仕様やスペックはこちらから!

 

【使い方①②】メッセージカード作りで活躍し、自作のレシピ集も作成

編集部の会田は、フリマ即売会で販売する品物に同梱するメッセージカードにCUTFITを活用。大量生産したそうです。

 

「メッセージカードはお礼の意味もありますが、『これは私が持ってきた物です』という印にもなります。サークルなどでみんなが品物や差し入れを持ち寄ったときに、誰からいただいた物かわからないことがあり、メッセージカードが入っているとそれを防げるんです。

 

そういったメッセージカードは、A5サイズくらいがちょうどいいですね。ただ、いつもはカッターなどで切って作っていて、意外と大変。品物をたくさん作ると、その分メッセージカードも必要で、時間がかかります。その点、CUTFITは作業の手間を省けるのがいいです。あと、切り口がきれいなのもうれしい。

 

私のような使い方でなくても、普段から贈り物にお礼状などをつける、という人におすすめです」

↑こちらは品物とメッセージカードの一例

 

また、自作のレシピ集にも使ったとのこと。

 

「普段はレシピサイトのほか、Twitterで紹介されているレシピを参照していますが、管理に悩みます。どうやってレシピを保存したか忘れてしまうときがありますし、レシピ自体が削除されてしまうことも。

 

かといってA4サイズで印刷すると、たとえば冷蔵庫に貼ると邪魔ですよね。A5サイズで印刷できるなら、コンパクトなのでレシピを収集・保管しようかなという気持ちになりました」

↑A5サイズであればこのように冷蔵庫にレシピを貼っても圧迫感はありません。使用しないレシピはクリアフォルダに入れて、買い物バッグに入れておくなどしておけば、買い物時に役立ちそうです

 

↑自動カット機能について、詳細をご覧になりたい人はこちらから!

 

【使い方③④】ゲーム大会のスコアカードやToDoリストなど、家族とのコミュニケーションツールに

編集長の山田は家族とのコミュニケーションツールの印刷でCUTFITを活用。ひとつはゲームのスコアカードだそうです。

 

「家族でひんぱんにボードゲーム大会をやるんだけど、1戦5分くらいのゲームを10回くらいやると結果をすぐ忘れちゃう。家族でやるから忘れても問題はないんだけど、スコアカードがあると記録として残せるし、『ここで勝てば1位になれる』とかがわかりやすいので、盛り上がる。本格感も出ていいなと思った。

 

でも、あくまでゲームをするのが目的だから、準備に手間をかけたくない。A4サイズは大きいからハサミで切って……だと用意しないかな。食事が終わって食卓を片付けながら、『じゃあゲームの準備をして、スコアカードを印刷して』という自然な流れがいい」とのこと。

↑今回はボードゲームで使ったそうですが、ゲーム機やPCゲームなど、全般で幅広く使えます。また、使ったスコアカードを取っておくと「このときこんなことがあった」などと、思い出づくりにもよいはず

 

もうひとつはToDoリスト。といってもよく思い浮かべるような、やらなきゃいけないリストではないといいます。

 

「いつでもいいんだけど、今度やろうねっていうくらいのタスクってあると思う。そろそろ寿命を迎える電球の交換とか、気になったスイーツを買いに行くとか。何かのタイミングでやりたいけど、スケジュールを決めるものでもない。そういうToDoを書き出すリストを作るのにCUTFITがちょうどよかった。

 

A4サイズだと棚に置いておくのは大きすぎるし、リストが溜まりにくい。溜まらないと多分やらないよね。A5サイズならリストがすぐ溜まりそうだから、そろそろ手をつけようという動機になりやすい」

↑ToDoリストの一例。「こういうリストを1年ぶんストックしておくと、今年やったこと・やらなかったことの振り返りにもなる。リストを書き出して残せるのはいいよね」と話します

 

なお、ブラザー販売では、A5サイズにぴったりのプリントコンテンツを用意。専用サイト「プリントテラス」で提供しています。たとえばこれまで紹介したToDoリストのほか、メモやお礼状、子供向けのぬりえ、ビジネス向きの一筆箋など、幅広いコンテンツをダウンロードして印刷できます。気になる人はプリントテラスをチェックしてみてください。

↑自動カット機能について、詳細をご覧になりたい人はこちらから!

 

【使い方⑤⑥】狭い仕事机にA5がピッタリ、本の内容をメモする読書カードにも活用

編集部の西牧は、仕事の際に役立ったといいます。

 

「オンラインのセミナーで、資料が事前に配られることがあると思いますが、その際にCUTFITで印刷しました。仕事のデスクがそれほど大きくなく、これまでA4サイズで印刷した資料を持て余していたんです。

 

A5サイズだとパソコンの手元に置いても邪魔になることなく、資料を見ながらイベントを視聴できました。また、パソコンは完全にイベント視聴、手元の資料はメモにして書き込む、と分けられたのもよかったです。イベント視聴もメモもパソコンでできますが、改めてアプリを切り替えて視聴しながらメモを取るのは面倒な作業だったんだなと気づきました」

↑印刷した資料は実際の物とは違いますが、メディア発表会などで机の手元に印刷した資料を置いて、登壇者のコメントをメモしたそうです

 

仕事以外では、本を読んだときに内容や感想をまとめる読書カードを作ったそうです。A5サイズだからこそ続けられていると話します。

 

「『この発想は今やっている仕事に応用できそう』とか、『載っているデータの出典をあとで詳しく調べるために記録しておこう』などから、1冊読んだ感想まで、本に関するメモをなんでも書き込める、シンプルな読書カードにしました。

 

さすがにA4サイズだとカードに書き込みきれず、紙がもったいないのと、『そんなに書くことないならやらなくていいか』とやめてしまいそうです。A5サイズはそこそこ書き込めて、かつ足りない、ということもないので、ちょうどいいですね。

 

もうひとつ、こういったメモはスマホでも良さそうですが、紙とペンを用意しておくと、サッと書ける利点もありました。スマホは手に取って、アプリを開いて、とメモを取るまでに少し時間がかかるのですが、思い立ったときに書きたい読書カードでは紙とペンの方が便利でした」

↑読書カードには、本文に書いてあることをそのまま抜粋することもあれば、感想を書くこともあったのだとか。シンプルにすることで、本に関してさまざまな視点でメモできたそうです

 

↑自動カット機能について、詳細をご覧になりたい人はこちらから!

 

使ってみると生活にフィットし、使い道の可能性も秘めている

A4サイズを自動でカットしてA5サイズで印刷といわれると、どういう用途に使えばいいんだろうと、思う人もいるかもしれません。ですが、編集部3人の使い方で見てきたとおり、趣味/家族とのコミュニケーション/仕事や学びと、幅広いシーンで活躍できることがわかりました。

 

また、いずれの使い方も、せっかくだからA5サイズで印刷してみたら、生活にフィットしたというものばかり。今回紹介した活用方法のほかに、意外な使い方が生まれ、そこから生活にちょっとした変化や工夫が起こる、なんてこともありそうです。

 

あると便利で、しかも使い道の可能性を秘めているCUTFIT。いまプリンターを購入するなら、狙い目の製品です。

 

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撮影/松浦文生