イーロン・マスクCEOのもとでTwitterが混沌としているなか、その代わりとして分散型SNS「Mastodon」が注目を集めています。
実際、マスク氏が10月下旬にツイッターを買収して以降、Mastodonの月間アクティブユーザーが約30万人から250万人に、8倍以上も増えたことが明らかとなりました。
これはMastodonの生みの親であるオイゲン・ロッコ氏が、ブログ記事で述べていることです。
Mastodonのツイッターアカウントは、マスクCEOの自家用機を追跡するアカウント「Elonjet」が凍結された際に、ElonJetのMastodonアカウントを投稿したためか一緒に凍結されていました。その後、Mastodonはツイッター上で「無料宣伝」が禁止されるSNSのリストに入れられました 。
ロッコ氏は同記事で、ツイッターでMastodonへのリンクが禁止されたこと、多くのジャーナリストやElonJetアカウントが凍結されたことに言及。「中央集権的なプラットフォームは、ソーシャルグラフ(訳注:人間関係のネットワーク)を人質に取りながら、発言できることとできないことに恣意的で不公平な制限を課すことができるのだ」として、マスクCEOがオーナーとして気ままに振る舞うTwitterの現状を批判しています。
Twitterの代替サービスとして、他にも新興のPostやHive、そしてDiscordやTumblr、Redditといった、おなじみのプラットフォームも注目を集めるようになりました。いまなおツイッターの状況は先行きが見えませんが、この状況を他のSNSに視野を広げるきっかけにしても良さそうです。
Source:Mastodon Blog
via:The Verge