2023年初めにHomePod(第2世代)が発表された際に予告されていた「サウンド認識機能」が、ようやく有効となりました。対応製品はHomePod(第2世代)およびHomePod miniとなります。
この機能は、煙と一酸化炭素の警報音を聞き取り、音が特定検知されるとHomeアプリを通じてiPhoneに通知を送るというもの。具体的にはHomePodに内蔵されたマイクを活用することで、自宅に設置されているオフラインの警報装置の実用性を高める仕組みです。他の煙探知機システムを購入したり、クラウドサービスを契約したりする必要もありません。
もちろん自宅にいるときは、HomePodに通知させるまでもなく警報が聞こえているはず。最も役に立つのは、ユーザー本人が家を離れていて、煙の匂いや警報の音に気づくことができないときでしょう。
サウンド認識機能を有効にするには、iPhoneで「Home」アプリを開き、[ホーム設定]>[安全・セキュリティ]を選んで「サウンド認識」の項目をオンにします。これで自宅にあるホーム対応の安全・セキュリティ製品からの重要な通知を管理したり、同じ家に住むユーザーが「チェックイン」して自宅の音を確認できたりします。
アップル製品の例に漏れず、この機能も個人のプライバシーに配慮。HomePodが「ヘイSiri」を聴き取って処理するのと同じく、サウンド認識機能もHomePod上でローカルで実行され、データがクラウドに送られることはありません。
また、自宅にホーム対応のカメラ搭載アクセサリーがあれば、通知と一緒に映像を送るように設定することも可能。アップル製品やアップルが規格制定に関わったアクセサリー類を揃えるほど便利になるという、エコシステムをうまく活用していきたいところです。
Source:TechCrunch