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2023/10/15 11:00

ゲーミング環境向上ケイカク! ゲーム用PCはこれを選んでおけば間違いなし!

ますます盛り上がるeスポーツ市場を受け、ゲーミングPCをはじめとするギアが続々と登場している。スキルアップも大切だが、相棒となるギア選びはそれ以上に重要だ。最高のゲーミング環境を作り上げて、勝利をつかみ取れ!

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が解説します!

ゲームライター 岡安 学さん

eスポーツをメインに取材、執筆するフリーライター。ガジェットにも精通し、ゲーミングギアにも詳しい。

 

実力を十分発揮するための強力ギアをゲットせよ

スペックが固定している家庭用ゲーム機とは違い、PCは日々進化し、パワーアップしている。そのため、PCのスペックに合わせてタイトルがあるのではなく、タイトルによって必要なスペックは変わってくる。ゆえに遊びたいタイトルに必要なスペックを満たしているPCであるかが重要だ。

 

これが下回ると競技タイトルであれば不利な状態での対戦となり、グラフィックが売りのタイトルであれば、一段低いグラフィックでプレイしなくてはならない。遊びたいタイトルの推奨スペックを参照し、それに見合うマシンを選ぼう。

 

人気タイトルの推奨PCスペック

<League of Legends>

5対5で対戦する陣取りゲーム。10年以上前にリリースされたタイトルだけに要求スペックはそれほど高くない。PCによってはグラフィックボードがなくても駆動するほどだ。

CPU:Intel Core i5 3300または AMD Ryzen 3 1200

GPU:NVIDIA GeForce 560または AMD Radeon HD 6950

メモリ:4GB以上

 

<VALORANT>

5対5で対戦するタクティカルシューティング。グラフィックやマップの広さから高いスペックを要求してはいないが、古めのPCだと厳しいので快適に遊ぶなら買い替えを。

CPU:Intel Core i3 4150または AMD Ryzen 3 1200

GPU:NVIDIA Geforce GT 730 またはAMD Radeon R7 240

メモリ:4GB以上

 

<オーバーウォッチ2 >

今年リリースされたばかりの最新アクションシューティング。5対5のチーム戦で対戦する。グラボの要求スペックはそれほど高くないので、ミドルクラスのゲーミングPCでOK。

CPU:Intel Core i7または AMD Ryzen 5

GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060またはGTX 1650、AMD R9 380またはRX 6400

メモリ:8GB以上

 

<モンスターハンターライズ>

オンラインで他のプレイヤーと協力してモンスターを狩るアクション。他の対戦ゲームに比べると推奨スペックは高め。特にグラフィックが重要なゲームなのでここは落とせない。

CPU:Intel Core i5 6600KまたはAMD Ryzen 5 1500X

GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060 またはAMD Radeon RX 5700

メモリ:8GB以上

 

<FORTNITE>

孤島で最大100人と対戦し最後のひとりを目指すシューティング。広めのマップとプレイヤーの多さからCPUが若干高めの要求だが、グラボのスペックに関してはかなり低め。

CPU:Intel Core i5 7300Uまたは AMD Ryzen 3 3300U

GPU:NVIDIA GTX 960またはAMD R9 280、もしくは同等のDX11対応GPU

メモリ:16GB以上

 

<ストリートファイター6>

1対1で戦う対戦格闘ゲーム。今回紹介するタイトルの中では、もっとも推奨スペックが高いが、これはワールドツアーが基準。メインの対戦モードはそれに足りなくてもOK。

CPU:Intel Core i7 8700または AMD Ryzen 5 3600

GPU:NVIDIA GeForce RTX2070またはAMD Radeon RX 5700XT

メモリ:16GB以上

 

【その①】4KやVRなどの高画質タイトルもまるっと対応

マウスコンピューター

G-Tune PG-I7G60

4Kタイトルでも十分な実力を発揮するデスクトップPC。今回紹介したタイトルであれば余裕をもってプレイできる。グラフィック重視の4Kタイトルやウルトラワイドに対応したタイトルも存分に楽しめる。今後、推奨スペック高めのタイトルがリリースされても余裕で対応できる。

↑起動を速くしたいゲームはSSDにインストールし、その他のソフトのデータはHDDに保存できる。コスパが高い仕様だ

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「ゲームをプレイするだけなら少々高めですが、配信を同時に行ってもパワーの落ちないマシンです。映像編集でも快適に使えます」(岡安)

 

【その②】長時間プレイに必須な冷却性能と静音性を実現

デル

Alienware Aurora R15 ゲーミング デスクトップ

傾斜した本体デザインが特徴的なデスクトップPC。水冷システムにより高い冷却機能と静音性を実現。長時間プレイするユーザーにはありがたい機能だ。ストレージは1TB SSDを搭載しており、高速大容量を実現している。

↑水冷システムに加え、5つのファンで、熱対策はバッチリ。1段上のアップグレードで水冷に変更可能

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「オンラインで対戦プレイをしていると長時間になりがち。それでもパフォーマンスを落とさない冷却システムが魅力です!」

 

【その③】コストパフォーマンスは○中級者でも十分使える

サードウェーブ

GALLERIA RM5R-G60S

ゲーミングPCとしては低価格なモデル。上記のタイトルは基本的にどれも問題なくプレイできるのでコストパフォーマンス的には優良。購入資金に余裕があればメモリやストレージを強化するのもオススメだ。

↑大型冷却ファンにより高い冷却性能を誇る。低速回転でも大量の吸排気ができるので、静音性にも優れる

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「競技タイトルであれば基本的に問題なく遊べるスペック。『ストリートファイター6』のワールドツアーでも設定を抑えればプレイ可能」

 

【その④】デスクトップにも劣らないゲーミングノートPC

サードウェーブ

GALLERIA XL7C-R45

144Hzの高リフレッシュレートのディスプレイを搭載したゲーミングノート。画面サイズは小さめだが十分に対戦できるレベル。CPUやGPUはデスクトップPCにも劣らないのでマルチディスプレイでの使用も可能だ。

↑キーボードはキーピッチも広く打鍵しやすいアイソレーションキーボード。テンキーもあるのでビジネス用途としてもOK

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「スペックは高いのでゲーミングPCとしては申し分なし。操作デバイスなどは外付けで対応すれば、メインマシンとしても十分です」

 

【その⑤】スペックが高くセカンドマシンとしても◎

レノボ

Lenovo IdeaPad Gaming 370i

高リフレッシュレートを必要とするFPSでも十分にプレイできる165Hzディスプレイを搭載。スペックも今回挙げたタイトルであれば問題なくプレイが可能。コスパが良いのでセカンドマシンとしても選べる。

↑デュアルファン、4方向排気、キーボード面からの吸入による排熱機構を搭載。長時間プレイでも安定して遊べる

 

<ココでパフォーマンスアップ>

「コストパフォーマンスが良いので、メインマシンとして使うだけでなく、ランパーティなどのBYOC(※)に持ち込み用としても重宝します」