スウェーデン発の音楽ストリーミングサービスであるSpotifyは、高いレコメンド精度や豊富なプレイリストが魅力。洋楽に強いイメージがありましたが、この1年ほどで邦楽ラインナップも増えました。その実力を再検証します。
レコメンド精度の高さに定評、サマソニ専用リストも用意!
音楽の聴き放題サービスとして国内外で高い支持を集めるSpotifyは、無料会員を含めたアクティブユーザーが世界で1億7000万人以上、有料のプレミアム会員だけでも世界で7500万人以上という巨大サービスです。
充実したレコメンド機能に定評があり、視聴履歴やお気に入りに基づいた「Daily Mix」、よく聴くアーティストの新曲を集めた「Release Radar」、自分と好みが似ているほかのユーザーの視聴履歴に基づいてオススメの曲が週替わりで表示される「Discover Weekly」など、様々なスタイルのレコメンドリストを楽しめます。
アルバム単位での視聴が中心の他アプリと比べ、プレイリストに重点を置く点も特徴。サマーソニック参加アーティストの曲を集めたリストなども用意されています。
【基本情報】
料金:フリープラン 0 円/月、プレミアムプラン 980 円/月、ファミリープラン 1480 円/月
無料期間:最初の3 か月間は100 円
ダウンロード再生:可(プレミアムプランのみ)
家族アカウント:ファミリープランは6人まで
おもな配信ジャンル:邦楽、洋楽の各ジャンルを幅広く配信
無料ではないものの、特別価格で利用できる期間が3か月と長いので、じっくり試せます。ファミリープランは同じ住所に住んでいるユーザーが対象。
<PCからも利用可能!>
デスクトップアプリやWebプレイヤーも用意されています。利用スタイルやシーンに応じて使い分けが可能です。
【使い勝手CHECK】
スマスピ連携編
<総評>
スマスピ再生はフリープランでも可
対応するスマスピは、現状ではGoogleアシスタント搭載機のみ。フリープランでも連携できるのはうれしいポイントです。
モバイル編
<総評>
レコメンド精度の高さが魅力
自動ミックスプレイリスト「My Daily Mix」は、こまめに更新されるので飽きずに聴けて精度も高いです。プレイリスト作成時のレコメンドも便利です。
【オトクTOPIC】
どう違う?フリープランとプレミアムプラン
無料のフリープランは、機能に制限があります。作業用BGMとして聴くことが多いならフリープラン、オフラインでも聴きたい場合はプレミアムプランなど目的に合わせて選びましょう。
【操作】フリープラン
曲のフル再生:○、曲の再生スキップ:×、ダウンロード:×、CM:あり
【操作】プレミアムプラン
曲のフル再生:○、曲の再生スキップ:○、ダウンロード:○、CM:なし
無料プランはCMが入ります。いずれのプランもアーティストや権利保持者に収益を還元できる仕組みとなっています
<spotifyの特徴>
1.邦楽ビッグネームの楽曲も配信
「邦楽に弱い」というイメージがあった音楽定額配信だが、この1年ほどでビッグネームが続々と定額サービスでの配信を開始。往年のヒットナンバーから最新曲まで楽しめます。
2.シーンや気分からプレイリストを選べる
音楽のジャンル別だけでなく、「パーティー」「トラベル」「Sleep」といったシーン別にプレイリストを探すことも可能。いまの気分にマッチする曲をすぐにかけることができます。
3.自分で作成したプレイリストを公開できる
自分で作成したプレイリストは、初期設定では「非公開」となっている。公開したい場合は設定を変更しましょう。公開すると、キーワード検索の結果やプレイリスト一覧の表示対象となります。
4.無料プランでも曲のフル再生が可能
月額料金なしの無料プランも用意されています。CMが入ったり一部の機能が使えなかったりといった制約はあるものの、すべての曲をフル尺で再生できます。まずは無料で試したいという人にもうれしいです。