エンタメ
2019/3/19 20:45

横浜の新定番スポットなるか!? 話題のエンタメ施設「アソビル」に行ってみた

3月15日より、横浜駅東口から直結する新たなエンターテインメント施設「アソビル」がプレオープン(グランドオープンは4月5日)。いったいどんなところなのか、早速メディア向けの内覧会に参加してきました。

 

郵便局の別館をリニューアルしてエンタメビルに

アソビルは、横浜駅東口にある横浜中央郵便局の真裏にある地上4階・地下1階のビルです。元々郵便局の別館として使われていましたが、ビル内を整理し、テナントを募集することになりました。そこでライブエンターテインメント事業を展開するアカツキライブエンターテインメントが「アソビル」としてリニューアルオープンを手掛けることに。いわゆる、昨年設立された日本郵政不動産による事業の一環というわけです。

↑中央郵便局の真裏にアソビルはあります。郵便局側ではなく、南口の連絡通路から入ります

 

↑プレス発表会に登壇した面々。左からアカツキライブエンターテインメント 代表取締役CEO 香田哲朗氏、神奈川県議会議員 加藤元弥氏、崎陽軒 専務取締役 野並 晃氏、アカツキライブエンターテインメント 代表取締役CPO 小林 肇氏

 

アソビルは1階が飲食フロアのグルメストリート「POST STREET」、2階が常設体験イベントフロア「ALE-BOX」、3階がハンドメイド体験フロア「MONOTORY」、4階がキッズパーク「Puchu!」、屋上がマルチスポーツコート、地下1階がアミューズメントバー「PITCH CLUB」となっています。

 

フロアごとに担当のプロデューサーがおり、ひとつのアミューズメント施設ながら、全く違った趣のある内容です。ちなみに、4階のPuchu!は5月オープン予定で、3月15日のプレオープン時点では工事中となっていました。

 

【2階】「うんこミュージアム」など個性が光るエンタメ体験

アソビルのイチオシ施設は、なんといっても2階のALE-BOX。すでにSNSで話題沸騰中の、面白法人カヤックが共同企画した「うんこミュージアムYOKOHAMA」もこのフロアにあります。そこかしこにうんこが展示してあり、何はともあれ一度は体験すべき施設です。

↑アソビルのメインコンテンツである「うんこミュージアムYOKOHAMA」。さまざまなうんこオブジェが飾られ、うんこを題材にしたゲームなども楽しめます

 

↑ミュージアムを抜けるとショップが待ち構えています。さまざまなうんこグッズを取り揃えています

 

そのほか同フロアでは、リアル脱出ゲームや絵本作家 西野亮廣氏の「えんとつ町のプペル」の世界を楽しめる「えんとつ町のプペル VR」、ショートフィルムギャラリー「THE STORY HOTEL」などを体験できます。それぞれにチケットが必要なうえ、施設によっては事前予約も必要なので要チェックです。

↑えんとつ町のプペルの360度動画を楽しめる「えんとつ町のプペル VR」。約15分の映像が流れます。VRならではの高さや奥行き感、浮遊感を味わえます

 

↑最新の脱出ゲーム「Escape from The nine ROOMS」を体験してきました。9つの部屋の謎を時間内に解き、次の部屋へ進みます。回答は手渡されたタブレットを使います

 

↑時間内に脱出できないとゲームオーバーです。有料でコンティニューすることもできます。1回コンティニューし、10分延長しましたが、7つ目の部屋でゲームオーバーに。複数人数でプレイした方が謎も解きやすい感じでした

 

【3階】陶芸から食品サンプル作りまで、さまざまなワークショップを開催

3階「MONOTORY」では、さまざまなワークショップを体験できます。陶芸体験であったり、キャンドルや食品サンプル、フラワーゼリーのハンドメイド体験など多種多様です。さらに一風変わったフラワーショップや書店などもあり、なんともアーティスティックな雰囲気。さらに、クラウドファンディングでお馴染みの「makuake」の商品も販売しています。

↑陶芸体験では、轆轤(ろくろ)を回して茶碗などを作ります。奥の部屋には電気釜が用意され、陶器を焼くことも可能。できあがりには3週間ほどかかるとのこと

 

↑こちらはフラワーゼリーの体験の様子。透明なゼリーに注射器で色の付いたゼリーを流し込み、花を咲かせます。もちろん、完成品は食べられます

 

↑いまやアクセサリーやオブジェとしても人気の食品サンプル。これも作ることができてしまいます

 

↑クラウドファンディングのMakuakeで作られた商品の数々を展示

 

【1階】横浜グルメ&話題の飲食店が並ぶグルメストリート

1階のグルメストリートは、横浜に縁がある飲食店や話題の飲食店が出店しています。横浜を代表するラーメン「家系ラーメン」の「ラーメン壱六家」、野毛で焼きそばと餃子が人気の「野毛焼きそばセンターまるき 横浜店」、崎陽軒のシウマイを食べながら飲める「崎陽軒 横浜駅東口シウマイBAR店」など、バラエティに富んだ店が並んでいます。現在、オープン準備中ですが、人気カレー店「もうやんカレー」や人気ラーメン店「丿貫(へちかん)」による新店舗「煮干蕎麦(仮)」も出店予定。「もうやんカレー」は横浜初出店とのこと。

↑横浜のご当地グルメといえば家系ラーメンですよね。アソビルにはラーメン壱六家が出店。とんこつ醤油で、太麺、ほうれん草、海苔の組み合わせは最強です

 

↑南青山・池袋で展開中の、チーズ好きが通う店として有名なチーズレストラン「DAIGOMI」が新たに展開するチーズバーガー専門店「DAIGOMI BURGER」。なんと、ラクレットチーズをハンバーガーにかけてくれます

 

↑高島町にある鮨店のアソビル出張店「立食い鮨 鈴な凛」。本店とは違い立ち食いスタイルです。石川県能登より直送の鮮魚がウリ

 

↑麻布十番の人気ドーナツ店「DUMBO Doughnuts and Coffee」のアソビル店

 

↑肉寿司の牛右衛門。牛肉のグリルや炙りなどを寿司にして提供してくれます

 

↑フロア中央にあるライブステージ。音楽ライブを楽しみながら食事ができます

 

↑グルメストリートのある1階にはベビーカーを停められるスペースも。乳幼児を連れて行っても安心して楽しめます

 

【地下1階/屋上】スポーツを楽しめる空間も

地下1階は、ビリヤードやダーツも楽しめるバーです。ピンク色のビリヤード台があったり、プロジェクションマッピングによる映像に向かって矢を投げるダーツなど、一風変わった設備が揃っています。ほかのフロアは子どもやファミリー向けなのに対して、ここは大人向けのコンテンツという感じです。

↑ピンク色のビリヤード台はかなり前衛的です

 

↑プロジェクションマッピングを利用したダーツ。画面に向かって矢を投げ、矢は画面に刺さります。普通にダーツとしてプレイできます

 

一方、屋上にはフットサルとバスケットコートがあり、青空の下、スポーツを楽しめます。

↑屋上にはバスケットコートとフットサルコートがあります。その横には全長50メートルのかけっこゾーンも

 

↑屋上でゆったりと1階で買った崎陽軒のお弁当を食べるというのもありですね

 

また、施設内の各所には、アート作品が展示されています。作品を提供しているアーティストもさまざまで、この統一感のない雑多な感じそのものがアートという印象です。

 

アソビルが建っている場所は再開発地域であり、日本郵政との契約により恒久的な施設というよりは期限付きの施設となっています。契約の関係上、いつまで営業するかは未定とのことですが、とりあえず3年間は展開していく予定とのこと。人気スポットとなれば、それ以降も営業し続ける可能性はありそうですね。