皆さんは“上司とカラオケ”と聞いてどのようなイメージを抱くだろうか。「ジェネレーションギャップが激しすぎて何を歌ったらいいのかわからない」なんて方も意外と多いのではないだろうか。調査(※)によると、カラオケが出世につながると思う人が一般社員では3%なのに対し、役員・経営者になると15%近くまで跳ね上がる。つまり、出世した人ほどカラオケは効果があると感じているのだ。というわけで、今回はカラオケで上司ウケする歌手ランキングTOP5を紹介していこう。しっかり覚えておけば、上司との距離もグッと縮まり、おいしい話が転がり込んでくるかもしれませんよ。(※ ショップジャパン調べ/2016年2月時点)
【第5位】
紅白歌合戦45回連続の出場は伊達じゃない!
五木ひろし
代表曲:よこはま・たそがれ、千曲川、など
単語の羅列で女心を表現した歌詞を、モダンでソフトな演歌調曲にのせた「よこはま・たそがれ」が大ヒット。一躍スターの座に登りつめた。ボクサーを思わせる構えで右手をグッと握り、切なげな顔で歌う独特のこぶし回しは、モノマネされるほど定着している。第22回(1971年)のNHK紅白歌合戦で初出場を果たし、第66回(2015年)まで44回連続出場を記録中。
【第4位】
一度聴いたら耳から離れない「アキラ節」をマスターしよう
小林旭
代表曲:昔の名前で出ています、熱き心に、ついて来るかい、など
60年~70年代を代表する映画スターであり、自らが出演する映画「ギターを持った渡り鳥」や「銀座旋風児」などの主題歌・挿入歌を歌い、爆発的ヒットを記録。得意の民謡を洋楽マンボのリズムに織り交ぜて歌う独特なアキラ節は、一度聞いたら忘れないほどのインパクト。ちなみに、「旋風児」はダイナマイト・ガイの略で「マイトガイ」と読む。その名からしても、スケールの大きさはうかがえる。
【第3位】
独特の発音とソウルフルな歌声が強烈な印象を残す
欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)
代表曲:ラヴ・イズ・オーヴァー、雨の御堂筋、など
本国台湾で歌手デビューしたのち、1971年に「雨の御堂筋」で日本デビュー。いきなりオリコンチャートで9週連続1位を獲得した。翌年には外国人として初めて、紅白歌合戦に出場し、その後いくつものヒット作を生み続けている。迫力満点のビートと歌声、多少たどたどしい発音、すべてが相乗効果となって当時の音楽シーンに衝撃を与えた。いまでも、日本、台湾をはじめアジア各地で高い人気を誇っている。
【第2位】
昭和芸能史に燦然と輝くビッグスター
石原裕次郎
代表曲:銀座の恋の物語、夜霧よ今夜も有難う、など
1956年に映画「狂った果実」で俳優・歌手として本格デビュー。1987年に逝去するまで、様々なヒットソングを生み出した、言わずと知れたキング・オブ・スーパースター。兄は元・東京都知事の石原慎太郎氏だ。
俳優として強烈な存在感を放っていたが、歌手としても渋い低音の歌声がなんともダンディで男の渋さを感じさせる。数々のヒット曲があるものの、実は紅白歌合戦に出たのは応援ゲストとしての1度だけ。それは、「歌は素人」であることを理由に、毎年出場を断っていたためである。その謙虚で誠実な人柄をあらわすエピソードは計り知れず、そういったた人間的な魅力が今でも敬愛され続ける理由の一つといえる。
【第1位】
世界7大女性歌手にも選ばれたアジアの歌姫
テレサ・テン
代表曲:時の流れに身をまかせ、つぐない、愛人、など
アジア全域でいまなお愛され続ける早逝の歌姫。クリスタルボイスと形容されるほど明るく澄んだ気品のある声、演歌からアジアンポップスまで幅広い曲調をカバーできるテクニックなど、伴奏と会話しているように歌えるとまでいわれる稀有な歌い手だった。
14歳ですでに歌手として活動を始め、アジアの一部の国ではすでに人気を得ていたが、日本での本格的なデビューは1974年21歳の時。2作目の「空港」がスマッシュヒットを記録して以降、数々のヒットソングを連発し、当時の日本レコード界を席巻した。
しかし、1989年の天安門事件をきっかけに、祖国である中国の民主化をもとめた運動に参加するようになり。中国政府から大陸進出が認められなくなるなど、大きな時代のうねりに翻弄される。42歳で病死するまで、自由を愛し求め続けた生涯は彼女を知る人々の心に深く刻まれている。
【ショップジャパン担当者からのコメント】
「ショップジャパンでは、記事で紹介されているような昭和の大スターたちの歌、全90曲を収録した「大人のムード歌謡」を販売しています。歌詞がついているので、上司とのカラオケに備えてしっかり練習できます!」(広報担当者)
【商品概要】
●商品名:大人のムード歌謡
●価格:1万790円
●セット内容:CD×5枚組(各18曲)、歌詞・解説書付き
当ランキングで紹介した曲には、歌の良さもさることながら、背景にあるエピソードから伝説となった歌手が多数ランクインしている。カラオケでただ歌うだけでなく、歌手たちのエピソードや時代背景も併せて調べておけば、上司とのコミュニケーションの機会も増え、距離が縮まる可能性が高くなるのではないだろうか。また、全体的にどの曲も再度脚光を浴びてきたものばかりで、古びない魅力があるものだ。昔の曲だからと食わず嫌いせず、まず一度聴いてみることをおすすめしたい。
【URL】
大人のムード歌謡 http://www.shopjapan.co.jp/goods/OMK01?s_mi=PRO329