ファッション
2016/1/8 20:30

タフさはお墨付き! ダイバーウォッチから生まれたチタン腕時計【セイコー編】

定番のケース素材として国内外の多くのモデルに採用されており、腕時計に理想的な特性を持つチタン。シチズン、セイコー、カシオの国内3社はこの素材の研究・開発が最も進んでいます。その3ブランドの最新作とともに、チタンウオッチの魅力に迫っている本シリーズ。前回のシチズン編に引き続き。今回はセイコー編です。

 

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セイコーのタフなチタン腕時計が誕生の秘密も明らかになりました。

 

ピンクゴールドが映える世界で戦うための一本

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ブライツSAGA199
12万9600円

 

世界4エリア対応のソーラー電波ウオッチ。ケースには、「時計としての心地良追さ」を求するブライツに相応しい、コンフォテックスチタンを採用。ゴールドカラーの時分針と植字インデックスが、文字盤の実用機能を上品に演出します。

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操作性を重視したプッシュボタンレイアウト。ケースの厚みは多機能ながら、袖口にも収まりやすい11.3mmです。直径は43.6mm。

 

 

世界初のGPSウオッチに新開発チタン素材を採用

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アストロン SBXB043
24万8400円

 

2012年に世界で初めてソーラーで駆動するGPS衛星電波受信システムを実現したモデルの最新作。コンフォテックスチタンにブルーセラミックを組み合わせ、優れた耐傷性と見た目以上の軽さを実現。文字盤はデュアルタイム表示です。

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チタンとは思えない美しい鏡面は、熟練技を要するザラツ研磨仕上げ。縦54.3×横45mmのケースは、スポーティな印象。厚みは13.3mm。

 

 

深海350mへの挑戦から始まったセイコーのチタン開発

セイコーのチタンウオッチ開発は、1968年に同社へ届いた「水深350mでの作業に用いる、大深度潜水システムに耐えられるダイバーズウオッチが存在しない」という内容の手紙から始まりました。

 

深海作業に携わるダイバーからの声に応え、1975年には世界で初めてチタン製大深度潜水用ダイバーズウオッチを発表。この設計は、潜水調査船の水深1062mの環境で動き続けたといいます。

 

海水に強く、頑丈なチタンでなければ成し得なかったダイバーズウオッチを作り上げたセイコーは、素材の快適性にも着目。先のダイバーズウオッチの系譜では、SSに近い輝きを保ちながら、約半分の軽さであるチタン系合金「ブライトチタン」採用のモデルを1994年に発表。この素材はスポーツウオッチに限らず、いまも一部の特別なモデルに使われています。

 

現在、セイコーが最も力を入れているのは、独自に開発した「ダイヤシールド」という表面加工技術を純チタンに施した「コンフォテックスチタン」だ。ガラス両面に多層の無反射コーティングをして光の反射を99%以上抑え、文字盤の視認性を高める「スーパークリアコーティング」まで施すことで完成する素材なのです。

 

セイコーは、過酷な環境におけるチタンの耐性を実証し、いち早く審美性を持たせた。この点において、同社が時計界に与えた影響は極めて大きいのです。

 

 

【関連リンク】

世界レベルの高機能でも軽くて着けやすい! 国産チタン腕時計セレクション【シチズン編】