カスタマイズやセルフメンテナンス時にも役に立つ、ブレスレット&ベルトの交換術。前編では、交換作業に必要な専用工具や事前準備などをご紹介しましたが、いよいよ実践編です。ぜひ前回の記事を復習してから、行ってみてください。
いよいよ、取りはずしをスタート!
二股状先端部をバネ棒の肩部分に差し込み、そのまま軽く押し下げれば、バネが縮んで穴からはずれます。片方のバネ棒が穴からはずれてもそのまま動かさず、同じ要領で反対側のバネ棒も穴からはずします。
左右のバネ棒がどちらもはずれたら、左手でケースを、右手でブレス類を持って、そのままそっとスライドさせるようにゆっくりと引き離していきます。この時、片方のバネ棒が穴などに引っ掛かっていると、バネ棒が勢いよく飛び出してしまうこともあるので注意しましょう。
取り付けの手順は?
取りはずしの時と同じように、バネ棒の飛び出し事故に備えて、ラグの内側部分にセロテープを貼ってマスキング処理をしておきます。
ブレス類をラグの間にセットしたら、片方のバネ棒の肩部分を押し下げながら移動し、ラグの穴に差し込みます。終わったら、もう片方も同じ要領で。
バネ棒がしっかりと穴にはまっていないと、着用中にブレス類が抜け落ちてしまうので、作業終了後には装着具合を確認しておきましょう。
作業をする上での注意点は?
ブレスレットやベルトの交換は、基本的には上記の手順でOKですが、作業に不慣れな方はラグやブレスにキズを付けてしまう危険があるので、いきなり高級時計で実施せず、普段使いの時計で十分に習熟してから行なう方が賢明です。
また、18KG素材は特にキズが付きやすいので、自分での交換作業は非常にリスキー。メーカーカスタマーなど、プロに依頼するのを厳守しましょう。