ファッション
2018/5/22 12:00

見えるところも、見えないところも 進化したNew G-SHOCK MT-G――美しきアーキティクチュラルタフネス

メタルと樹脂の融合からG-SHOCKの新たな魅力を提示するMT-Gが、ダウンサイジングとともに新世代機へと移行した。重厚な建築物を思わせる複合ケースの新型。その魅力に迫る。

 

G-SHOCK(https://g-shock.jp/

数多くのパーツからなる複合ケースの仕上げに注目

2013年にG-SHOCKの上位シリーズとして生まれ変わったMT-Gが、今年から機能も新たにバージョンアップする。新型となるMTG-B1000は、ケース構造を刷新。耐振動性能を備えたバンド接続部にパーツを増やし、テクニカルな印象を強めた。さらにラバーバンドを合わせ、スポーティな雰囲気も加えている。

 

モジュールは、ソーラー電波+Bluetooth®の最新仕様。スマートフォンのデータを基にした自動時刻修正はもちろん、300都市以上のワールドタイム都市設定も簡単に行える。時計にプリセットされている世界の時刻情報は、スマートフォンを介して最新のデータに随時更新。長年使っても、安心して時計のワールドタイム機能が設定できる。

 

こうした数多くの利点があることから、MTG-B1000ではアンテナが大きく電力消費の激しいGPS機能を持たない。その代わりにモジュールを小型化し、ケースもダウンサイジングされている。外装のメタル部分は、仕上げに平滑度の高い高級仕上げ「ザラツ研磨」を採用。その美しさをキワまで楽しめる造形は、44個ものパーツからなるコンポジットケース構造の利点でもある。

 

このように様々な素材や形状のパーツが結合してできたMTG -B1000は、コンクリートや木材、鉄、ガラスなどの素材を駆使して建てられた、機能美溢れる近代建築を想起させる。その計算し尽くされたタフネス形状は、かつてドイツの哲学者ヘーゲルが芸術の第1段階を「建築」と記したように、アート的でさえある。

 

New MT-G 見える進化

ダウンサイズ&新コアガード構造で質感とフィット感がさらにアップ

従来機から縦2.8㎜、厚さ1.1㎜サイズダウンしたケースは、44個のパーツの集合体。メタル部分にはザラツ研磨を採用。ブラックケースのミラー面に、独特の光沢感を作り出している。

 

New MT-G 見えない進化

簡単・正確な操作を実現するBluetooth®接続

時計単体では操作が煩雑になりがちなワールドタイム設定も、スマートフォンリンクで簡単に操作可能。MTG-B1000の充電量などがわかるステータスチェックや、携帯電話探索機能などもある。

 

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New MT-Gの新構造解説

これまで共締めビスで固定していたケース四隅の4本の柱形状が、ラグと一体成型のボックスフレーム型に移行。バンド接続部には中間コマも加えられた。

↑ファインレジン製の赤いパーツをラバーバンドに埋め込み、3つのビスでメタルピースと強固に固定

 

↑モジュールを守るインナーケースは素材にカーボンファイバー強化樹脂を使い、タフネス性能を確保

 

 

金属塊が織りなす新たなG-SHOCK性能


MTG-B1000B-1AJF
10万8000円

従来機(MTG-S1000)からひと回り小型化した縦55.8×横51.7㎜、厚さ14.4㎜のサイズと初採用のラバーバンドにより、軽快な装着感を実現。2つの時刻を同時表示するデュアルダイアルのデザインに、ブランドカラーの赤いリングが映える。

 

↑アナログ表示でもG-SHOCKらしくライトを備える。サファイアガラス風防と合わせ、常に高い視認性を確保

 

 

【Variation】


MTG-B1000-1AJF
9万7200円

メタルの質感を押し出したシルバーケース仕様。衝撃力、遠心重力、振動の3つの重力加速度に耐える「トリプルGレジスト」を誇る新構造など、スペックは黒と共通