2019年春の腕時計は良作揃い! いま買うなら二刀流で使える“ビジカジ”ウオッチがおすすめ

そこそこの予算を投下して腕時計を買うならば、長く使えるのはもちろん、幅広いシーンで着けられるものが良いはず。そんな“都合の良いモデル”が今春は数多く発売されるので、要注目です！ 今回はおすすめのモデルを時計専門誌「WATCHNAVI」の水藤大輔さんに教えていただきました。

品質の良さが感じられるこなれた価格の新作が増加中

今春発売の腕時計には、かなり良作が多いといいます。時計誌編集者の水藤さんに、その真意を聞きました。

「最近のモデルは、価格以上の高品質を感じるものが多く、一概に『安かろう悪かろう』ではなくなりました。国産最高峰のグランドセイコーは言わずもがな、モーリス・ラクロアのアイコンなどは、20万円前後というのが信じられないほど、高級感のある仕上げが施されています。こうした仕立ての良い時計は仕事用に加え、あまりラフな服装でなければ休日使いにも十分応えてくれます」（水藤さん）

もっと時計をカジュアルに楽しみたい人は、あえて5万円以下に絞って探してみるのが面白いそう。

「価格を抑えたクオーツ時計がメインとなりますが、競合メーカーが多いだけあってウェルダーやエディフィスのような個性派が豊富。自分の感性を周囲にアピールするにはもってこいです。また、ゼンマイを巻く手間や精度を考えれば機械式より実用的。それこそ仕事にも遊びにも使いやすいでしょう」（水藤さん）

この価格帯も、ケースや文字盤の品質は上昇中といいます。最新作は、特に狙い目と言えそうです。

【その1】 直径40㎜で登場する旗艦ムーブメント搭載モデル《自動巻き》

グランドセイコー

ヘリテージコレクション

Ref.SBGR315

51万8400円

約3日間のパワーリザーブ時間を有し、精度安定のために先進技術を取り入れた定番ムーブメントCal.9S65を搭載した新型。既存の37mmと42mmに新しく加わった40mm径もまた、視認性の高さに定評ある力強いデザインとなっています。

＜バリエーション――こちらもおすすめ!＞

Ref.SBGR317

51万8400円

太い針とインデックスを備えた堂々たる印象の文字盤がより引き締まったブラックダイアル仕様。盤面には微細な放射ラインが入っています。

【その2】バウハウス100周年を記念して製作されたこだわり満載の特別仕様

《自動巻き》

ユンハンス

マックス・ビル バイ ユンハンス オートマティックLtd1000

Ref.027/4901.02

17万8200円（5月発売予定）

本機の基本デザインを手がけた巨匠マックス・ビルも学んだ、デザイン学校「バウハウス」の創立100周年記念モデル。裏側に描かれる校舎は、窓から自動巻きムーブが覗く個性的な意匠を採用。カレンダーの赤も校舎のドアをイメージしたものです。

【その3】 スポーツ＆エレガントな雰囲気が魅力の人気作に新色が登場《自動巻き》

モーリス・ラクロア

アイコン オートマティック

Ref.AI6008-SS001-331-1

19万4400円（4月発売予定）

6つのアームを備えたベゼルと高防水ケースを特徴とする「アイコン」の自動巻きモデルのダイアルに、クル・ド・パリ装飾を施したアンスラサイトカラーを採用。ストラップは、工具不要で簡単に着脱・交換が行えるイージーチェンジャブル機能付き。

＜バリエーション――こちらもおすすめ!＞

Ref.AI6008-SS002-331-1

21万600円

同スペックのSSブレスレット仕様。エッジの効いたケースラインを際立たせつつも、シックな雰囲気が漂います。

もっと手頃に楽しむなら予算は5万円以下で！

高額でなくても5万円ほど用意できれば、時計の選択肢は無数にあります。入れ替わりの激しいこの価格帯は基本的に「最新が最良」です。

【その4】豊富なバリエーションが揃うフランスメイドのクラシックウオッチ《クオーツ》

ウルトラ

スーパークォーツ

Ref.USQ112NR

3万240円

1948年に発表した自社製の自動巻き時計を、クオーツ搭載で復刻。直径38mmのケースは3色、文字盤は7色と複数のバリエーションが揃います。

【その5】 光の当たり方で表情が変わる特殊ガラスが存在感を主張《クオーツ》

ウェルダー

ウェルダー スリム

Ref.WWRS400

3万9960円

光によって色が変わる「フォトクロミックガラス」を風防に採用した、個性的な一本。グリーン文字盤にあるサブダイアルは、日付と曜日表示です。

【その6】  シンプルななかにも上質感漂う軽快なネイビー×ゴールド《クオーツ》

ラコステ

ラコステ12.12

Ref.2011011

2万520円（4月発売予定）

ポリアミド系「TR90」ケースのネイビーと文字盤、ストラップを同色で統一。お馴染みのワニのロゴやインデックスの金色が、高級感を演出します。

【その7】 あらゆるシーンで使いやすいマルチファンクション搭載機《クオーツ》

トミー ヒルフィガー

チェイス

Ref.1791575

2万304円

カレンダー表示サブダイアルを縦に並べた青文字盤が特徴。ベゼル幅の狭い直径44㎜のケースは存在感があり、オンオフ問わず着けやすいです。

【その8】 アウトドアでの着用を想定した光発電モジュール搭載モデル《ソーラー》

タイメックス

エクスペディション ガラティン ソーラー

Ref.TW4B14500

1万800円

ミリタリー調のアウトドア時計に5時間充電で最大60日駆動の光発電クオーツを搭載。レッド・ウィング社傘下のアメリカ製レザーを備えます。

【その9】 コラボレーションで復活した1990年代の大ヒットモデル《クオーツ》

セイコーセレクション

SUSデザイン復刻モデルnano・universe スペシャルエディション

Ref.SCXP155

2万1600円（4月19日発売予定）

往年の名作セイコー サス（SUS）が、ナノ・ユニバース監修で復活。ケースは小振りながら、明確なコントラストがついた文字盤は視認性が高いです。

【その10】 スマホ連動で高精度を維持するスポーティなデジアナウオッチ《ソーラー》

カシオ エディフィス

ECB-900YDB-1AJF

Ref.STBR025

4万3200円

ソーラー駆動ながらスマートフォンリンクで時刻修正などが行える先進モデル。文字盤の一部パーツにグラデーション塗装が初採用されました。

【その11】 スリムデザインも魅力的なセミスケルトンの機械式時計《自動巻き》

オリエント

コンテンポラリーコレクション

Ref.RN-AR0102S

3万8880円

自動巻きとクオーツの4型15モデルで発表されたうちの、セミスケルトン・白文字盤仕様。自動巻きながら厚さを11.9mmとし、軽快に使えます。

こちらもおすすめ! ラグビー日本代表モデル『ブレイブブロッサムズ リミテッドモデル』

ラグビー日本代表をサポートしているシチズンが、彼らをイメージした6本の光発電「エコ・ドライブ」ウオッチを製作。いずれも裏蓋には、桜のエンブレム入りです！

【1】

シチズンコレクション

Ref.CA7034-61E

4万8600円（限定2500本／5月中旬発売予定）

ユニフォームカラーの白をイメージした外装と、ベゼルのSAKURAカラーなどの組み合わせが個性を主張。

【2】

シチズン クロスシー

ティタニア ライン ハッピーフライト

Ref.EC1168-52E　

10万8000円（限定1500本／5月中旬発売予定）

ケースのSAKURAカラーに加え、ガラスにも桜をプリント。ダイヤモンドもセットされたエレガントな一本です。

【3】

シチズン エクシード エコ・ドライブ

GPS 衛星電波時計 F150

Ref.CC3056-68E　

24万8400円（限定800本）

SAKURAカラーのスーパーチタニウム™を外装に採用。位置情報も取得するGPS衛星電波受信にも対応します。

【4】

シチズン アテッサ

エコ・ドライブ電波時計 H820

Ref.AT9095-68E

16万2000円（限定1100本／5月中旬発売予定）

異なる2つの時間帯を同時に表示する実用モデルに限定色を採用。10.8mm厚のスリムデザインも魅力。

【5】

シチズン アテッサ

エコ・ドライブ電波時計

Ref.CB5044-62E

10万8000円（限定1400本／5月中旬発売予定）

カレンダー表示にクロノグラフも搭載した多機能モデル。直径41.5mmのケースは、シャープなラインが特徴。

【6】

シチズン プロマスター

Ref.BJ7115-85E

8万6400円（限定600本／5月中旬発売予定）

第2時間帯を示すGMT機能を備えた200m潜水用防水モデルにも限定色を採用。外装に独自のデュラテクトDLCを施し、ブラックに仕上げました。