勝つために戦略性や直感的思考が求められるボードゲームは、プレイするほどに脳を刺激。論理的思考やひらめき力を鍛えてくれます。ここでは、老若男女を問わず、楽しみながら「まなべる」アナゲーをセレクト。ゲームマスターあだち先生の解説とともに紹介します。
名づけには“大喜利”的センスが求められる
すごろくや
ナンジャモンジャ・ミドリ
実売価格1400円
対象年齢4歳以上
プレイ人数2~6人
プレイ時間約15分
カードに描かれた謎の生物「ナンジャモンジャ」に即興で命名し、山札からカードをめくってそれが現れたら名前をコール。最も早く正解した人がカードをゲットし、多く集めたプレイヤーが勝ちとなります。ルールが明快で老若男女を問わず楽しめます。
「ナンジャモンジャ」は全部で12種類(各5枚)。子どもが親しみやすい、カラフルでポップなキャラクターデザインが魅力です。
思わず笑ってしまうような名前をつけるのが楽しい
「札がめくられたらすぐ反応しなくてはならないので、記憶力と瞬発力は必要。思わず笑ってしまうような名前をつけるのも醍醐味なので、“大喜利”のセンスも鍛えられます」(あだち先生)
丸いピンクの頭から、ゼンマイのような毛がたくさん生えている「ナンジャモンジャ」。どんな名前をつけますか?
先の展開を読みながら 駆け引きを楽しめる
マテル
ブロックス
実売価格1663円
対象年齢7歳以上
プレイ人数2~4人
プレイ時間15~20分
形状の異なる21個のピースをプレイヤーが順にボードへ置いていき、最後に残ったピースのマス数が最も少ない人が勝ちとなる戦略ゲーム。手持ちのピースの形状とボードの状況を見ながら、対戦相手との駆け引きを楽しめます。最大4人で4色のピースをそれぞれ使用してプレイ。
四隅にそれぞれのピースをセットしてゲームスタート。同じ色のピースの「角」がつながるように置いていく。同色の「辺」が重なるのはNGです。
先の展開を読む力に加えて「決断力」も問われる!
「将棋やリバーシなどと同じく、先の展開を読んで最適な手を考える力が鍛えられるゲーム。序盤はピースを置ける場が多くあるため、決断力も重要です」(あだち先生)
様々な形状のピースを、空いているマスへ巧みに埋めていく。空間認識能力も問われるゲームです。
限られたヒントから隠れた数字を予想して当てる推理ゲーム
学研プラス
アルゴ
実売価格1500円
対象年齢6歳以上
プレイ人数1~4人
プレイ時間約20分
伏せられたカードに書かれた数字を推理して当てるゲーム。カードには0~11のどれかが書かれています。左から小さい順に並べるルールや、進めるうちにわかる条件をヒントに予想し、相手のカードをすべて当てると勝ち。
数字は左から小さい順に並べるルール。黒と白の数字が同じときは黒を左となります。付属のチップを使って点数をやり取りします。
ロジカルな数学的思考のトレーニングになる!
「ロジカルな数学的思考のトレーニングができるゲーム。何度も繰り返し遊ぶことで、『アハ体験』を得られます。2人でプレイするのがオススメです」(あだち先生)
キーとなる数字の開示で連続的に数字が判明することも。推理のトライ&エラーで真実を目指します!
【解説してくれた人】
ゲームマスターあだち先生
「あだちのYEAH!!!」代表取締役。アナログゲームの素晴らしい世界を多くの人に伝えるための活動を行う。