いよいよ発売されたNintendo Labo。ダンボールで工作し、それをNintendo Switchと組み合わせて遊ぶまったく新しいゲームということで、発売前から話題になっていましたね。ただ、ずいぶん前にネットで予約していたので、届くまですっかり忘れていました。予約した当時に比べると、ちょっと熱は収まった感じでしたが、実際に届いてみるとテンションアゲアゲです。
箱からすでに「もう買って良かった」気分
今回はAmazonで購入したのですが、箱がamazonじゃない! Nintendo Labo専用のダンボールですよ。なんか、これだけでもう買って良かった気がします。
早速開けてみると、Nintendo Laboの箱が入っています。中にはダンボールの板が何枚も入っているほか、テープやシール、輪ゴムなども入っています。もちろん、ゲームのカートリッジも付いています。
早速、Nintendo Switchを用意し、カートリッジを入れていきます。
カートリッジはゲームでもあるんですけど、それと同時に取扱説明書の役割も担当。音声と見た目で説明してくれるので、かなりわかりやすくなっています。画面をスワイプすると、組み立てているダンボールが回転するので、反対側や天面、底面がどうなっているかわかるのも良い感じ。
というか、このシステムだけで十分価値がありそう。子どものころ、折り紙の作り方の本を読んで折り紙を折っていたとき、モノによってはイマイチどう折れば良いのかわからなかったりしたわけです。「山折りとか谷折りとか知らねーし」って感じで。でもこのシステムだと、結構な難易度の折り紙でもいけそうです。
まずはJoy-Conケースを作成。安全&丁寧で子どもでも安心!
さて、ソフトを起動させると画面には「つくる」「あそぶ」「わかる」の3つの項目があります。まだ何も作っていないので、最初は「つくる」から始めるようです。
最初に作るのは、練習台とてしてJoy-Conのケースです。画面の「すすむ」をタップするか、Aボタンを押すと、次の項目に進みます。
まずは数あるダンボールの板から指定された1枚を取り出し、必要なパーツだけ取り外します。パーツには切れ目が入っているので、ちょっと力を込めるだけで、簡単に外せるようになっています。カッターやハサミを使わないので、小さな子どもでも安心ですし、技術的にうまく切れなくて失敗することもないです。取り外すときに折ってしまう可能性はありますが、ダンボールなので、多少変な方向に折れたとしても、なんとかなるところも好印象。
ダンボールは切れ目だけでなく、折り目もついています。折る方向にへこみがあるので、どちら側に折れば良いのか手触りでわかるくらいです。でも、一応、Nintendo Switchの作る手順の動画をしっかりと見て、印刷面を確認しながら折る方向を確認することをオススメします。
というわけで、あっという間にJoy-Conのケースの完成です。
Joy-Conの振動で動くリモコンカー!?
いよいよ本番。1つめは1番難易度が低く、使うパーツ数も少ない「Toy-Con RC Car」です。Toy-Con RC CarはJoy-Con2つを使い、それぞれの振動により動くラジコンカーです。片方だけ振動させれば、振動している側に旋回します。
Toy-Con RC Carはパーツが1つなので、ダンボールの板から切り離したら、あとは折り曲げて組み立てるだけです。完成したら、ダンボールの溝にJoy-Conを差し込めば準備OK。ダンボールなので、多少ぐらいついたり、しっかり折り込めてなかったりすることもありますが、この曖昧さがラジコンカーを進ませる秘訣だそうです。
とりあえず、動かしてみました。動かすにはNintendo SwitchのNintendo Laboのソフトを起動し、「あそぶ」を選びます。すると、Nintendo Switchの画面がリモコンとなり、画面に触れることで操作できます。結果はバッチリ。前進、左右旋回とちゃんと動いてくれました。
最終ステージ「ピアノ」にチャレンジ。実際に弾いてみると……?
ということで、次。順番通りであれば、「つり」「おうち」「バイク」と作り、最後に「ピアノ」になるわけですが、どうしてもピアノで遊びたいので、ピアノを作ることにしました。
ピアノは最後に用意されているだけあり、パーツ数も多く、作成手順も6段階もあります。難易度はそれほど高くなっている印象はありませんが、とにかく作るものが多いのです。
まず、ピアノ本体を作り、次に鍵盤を作っていきます。Nintendo Laboのピアノは鍵盤が1オクターブ分しかないですが、それでも白鍵と黒鍵合わせて13個も作らなくてはなりません。また、赤外線を反射させるシートの貼り付けや輪ゴムを差し込むなど、ダンボール以外のパーツも使います。最後に音色を変えるツマミを作り、ようやく完成です。
早速、ピアノを演奏してみます。ピアノもNintendo Laboのソフトを起動し、「あそぶ」からトイピアノを選びます。実はトイピアノは簡易的な演奏しかできず、ピアノの機能をフル活用するには、録音スタジオを選択。とりあえず、今回はお試しということでトイピアノで演奏してみました。
鍵盤を押し込むとちゃんと音が鳴ります。音が遅れる感じもしないので、本当にピアノを演奏している感じです。同時押しの和音もちゃんと出ますし、これ、ピアノですよ。
工作のように作る楽しみもあり、作ったものでさらに遊ぶ楽しみもある。1つで2度楽しいNintendo Laboはかなりお買い得な商品ですよ。たかだかダンボールに数千円取るのかって意見もありましたが(税別6980円 ※バラエティキットの場合)、そのたかだかダンボールにここまで価値を付けるのは本当に驚きです。