ゲーム&ホビー
2018/8/28 19:00

所有ゲーム2万本超の芸人が選ぶ「不朽の名作ゲーム」ランキング【36位~16位】

暑い夏はクーラーの効いた部屋で、夏ゲーならぬ懐ゲーをプレイして郷愁に浸るのが一番! というわけで、今回は「GetNavi」本誌でもおなじみゲーム芸人フジタさんに、いま遊べる懐ゲーの名作36本をセレクトしてもらい、ランキング形式で紹介します。

 

前編となる今回は、36位から16位を紹介。ひと味違う「マリオ」や海外での任天堂人気を支えた「ドンキーコング」など、見逃せない傑作揃いです!

※本特集内のメーカー名はすべてゲーム発売当時です

 

【選んでくれた人】

ゲーム芸人・フジタさん

「ファミコンは家族!」と言い切る芸人。ファミコンに限らず、膨大なゲームのコレクションでも有名で、その数は2万本を超えるとか。6月に発売されたエッセイ「ファミコンに育てられた男」(双葉社)も好評です。

 

【用語解説】

バーチャルコンソール・・・3DSなどにレトロゲームをDLして遊べる任天堂のサービス。3DSならファミコン、スーファミ、ゲームボーイなど約280タイトルがラインナップ。PlayStationでも同種のサービス「ゲームアーカイブス」が展開されている。

 

アーケードアーカイブス・・・ハムスターが展開する「アーケードアーカイブス」は、80~90年代のアーケードゲームの忠実な再現を目指したDLサービス。各ゲームにオンラインランキングが搭載され、世界中のプレイヤーとのスコア争いが白熱する。

 

 

【36位】アーケード版の「スーマリ」は新感覚!

「VS.スーパーマリオブラザーズ」(1986年発売・任天堂)

【アーケードアーカイブス】

任天堂のアーケードゲーム基板「任天堂VS.システム」版「スーマリ」。「1」と「2」のステージが組み合わされ、難易度は高め。また、無限1UPができないような敵配置となっています。

 

【フジタさんの推しポイント】

ファミコン版とはひと味違うマリオ

マリオ好きにはぜひ遊んでほしいタイトルです。「1」と「2」を複合した作品なんですけど、鬼のようなプクプクの数やどっちを向いても襲ってくるゲッソーなどは必見! ほかにも突然パタパタが配置されているとか、家庭用をやり込んだ人ほど苦戦しますよ。

↑いつものコースのようで違和感が……。1UPキノコも少なめで、ファミコン版の上級者でもピンチ!?

 

 

【35位】海外での任天堂人気はここから!

「ドンキーコング」(1981年発売・任天堂)

【ミニファミコン】【バーチャルコンソール】【アーケードアーカイブス】

ドンキーコングにさらわれた恋人のレディを救い出すアクション。アーケード版は画面が縦長のレイアウトで、経営難だった米任天堂の危機を救ったヒットタイトルとしても知られます。

 

【フジタさんの推しポイント】

アーケード版ならちゃんと2面も遊べる

ファミコン版は、2面がカットされているのがちょっと残念。なので、そこも遊べるアケアカ版と遊び比べてみるのがオススメです。こちらは、海外版も収録されていて、面の構成が違うんですよ。腕に自信のある方は、この海外版もぜひどうぞ!

↑ファミコン版ではカットされていた2面も収録され、全4面構成。前期版、後期版、海外版を収録しています

 

 

【34位】高橋名人がスケボーに乗っている理由

ワンダーボーイ(1986年発売・エスケイブ)

【アーケードアーカイブス】

「高橋名人の冒険島」のベースになった横スクロールアクション。主人公のボーイが卵を割ると出てくるオノを投げ、スケボーで走って恋人のティナを助け出します。リンゴやバナナで体力回復。

 

【フジタさんの推しポイント】

行き着く先はやっぱりこれ!

本作のキャラを当時絶大な人気があった高橋名人に差し替えたものが「高橋名人の冒険島」であるのは有名な話。僕は「冒険島」を先に通ってきた人間なんですけど、やっぱり突き詰めると「ワンダーボーイ」に行き着く。ムズいですが、やり応え抜群の一作です。

↑全8エリア32ステージの構成。キャラなどの差し替えはありますが、プレイ感は「冒険島」に近いです

 

 

【33位】知る人ぞ知る女戦士アクション

聖戦士アマテラス(1986年発売・ニチブツ)

【アーケードアーカイブス】

変わり果てた地球を舞台に女戦士アマテラスが戦う縦スクロールアクション。ソードビームで奇怪獣やサイボーグを倒し、敵のエアーモービルを奪取してパワーアップ。脱獄囚を追跡します。

 

【フジタさんの推しポイント】

実写インストカードがある意味必見!

これは筐体についていたインストカードが衝撃的でした(笑)。レオタードの女性に盾と剣を持たせた写真で……。ニチブツは無理矢理ギャルを使うのが多かったんですよ。まあ、それはいいとして、家庭用機に一切移植されてないので触ってみてほしいタイトルです。

↑実写コスプレの女性が大映しになったインストカード(アケアカ内にも収録)はかなりシュールです

 

 

【32位】気絶させるはずが、自分が気絶……

忍者くん 魔城の冒険(1984年発売・ジャレコ)

【アーケードアーカイブス】

赤い頭巾の忍者くんを操り、岩山や城のステージを上下して手裏剣で敵を倒していくアクション。敵に体当たりして気絶させるのがコツ。「宝の玉」を3個取るとボーナスステージへ。

 

【フジタさんの推しポイント】

シンプルに見えて奥の深さがスゴい!

手裏剣で敵を倒すだけというすごく単純なルールなのに、いろいろなテクニックがあってすごいんですよ。ミスショットなしでクリアするとボーナスが入るのも燃えますね。場面場面でどのテクニックを繰り出すか、使い分けが重要になる奥の深〜いゲームです。

↑出現する敵は8種類。炎を飛ばすシシマイや剣を投げるガイコツはファミコン版では登場しません

 

 

【31位】「マイティボンジャック」とは違った魅力

ボンジャック(1984年発売・テーカン※)

【アーケードアーカイブス】

独特の浮遊感が特徴の画面固定型アクション。主人公のジャックを操作し、ステージ内の爆弾をすべて取っていきます。爆弾を1つ取ると別の爆弾の導火線に火が点き、順に取ると得点UP。

※現コーエーテクモゲームス

 

【フジタさんの推しポイント】

アーケード版のこぢんまり感もいい!

「ボンジャック」はいわゆる王家の部屋だけで完結しているのが特徴です。これはこれで、シンプルな作りで集中できるのがいいですね。一方で、容量が少ないのに道中を加えたファミコン版の工夫の仕方も好きです。結論を言うとどっちも好きということで!

↑この「ボンジャック」をベースに探索要素を追加したのがファミコンの「マイティボンジャック」です

 

 

【30位】連射シューティングゲームの元祖はコレ!

スターフォース(1984年発売・テーカン※)

【アーケードアーカイブス】

「ファイナル・スター」を操り、敵の施設や兵器を破壊していく縦スクロールシューティング。解放した友軍機「パーサー」と合体すると自機がパワーアップ! 隠しボーナスも多かったです。

※現コーエーテクモゲームス

 

【フジタさんの推しポイント】

スコアアタックに夢中になった作品

当時としては非常にきれいなグラフィックで動きも滑らかでした! テーカンさんはアーケードと家庭用のどちらにも魅力がありますね。スコアアタックに没頭した思い出深いタイトルです。アケアカ版のキャラバンモードは、新たな戦略が必要で楽しいです!

↑第1回全国キャラバンで使用されたファミコン版以上に難易度が高いと評判の本家アーケード版

 

【29位】迫り来るシーラカンスに戦慄!

ダライアス(1986年発売・タイトー)

【アーケードアーカイブス】

モニターを3面つないだ筐体が圧巻だったアーケードの横スクロールシューティング。滅亡しつつある惑星ダライアスからの脱出を目指します。水棲生物がモチーフのボスデザインも強烈!

 

【フジタさんの推しポイント】

1画面になっても迫力は十分!

ゲーセンでは3画面仕様だった本作が家で遊べることに感動! 1画面にまとめるので細長くなりますが、大画面モニターを使えば十分に大迫力です。当時はステージ選択も斬新でした。ゲーセンの振動シートも衝撃だったので、家庭用でも再現してほしいですね。

↑アケアカ版ではワイドな画面を再現。初期バージョン以外に、調整した「EXTRA VERSION」も収録しています

 

 

【28位】どのパワーアップを使うかで大論争!

グラディウス(1985年発売・KONAMI)

【ミニファミコン】【バーチャルコンソール】【アーケードアーカイブス】

惑星グラディウスを救うため、戦闘機ビックバイパーを駆る強制横スクロールシューティング。パワーカプセルを取ると任意でレーザーやバリアなどパワーアップを選べるのが画期的でした。

 

【フジタさんの推しポイント】

アーケード版はグラフィックが美麗!

KONAMIのシューティングの名作ですね! アーケード版のグラフィックはいま見ても十分にキレイ。あと、オプションの数が最大4個と多いんです。難易度はそれほど高くはないですが、倒すまで敵がひたすら追ってきたりするんで、簡単ではないですね。

↑美しいグラフィックと鮮烈なBGMも特徴。ステージ3の口からリングを吐くモアイは存在感抜群です!

 

 

【27位】野菜、台所用品、文房具が襲ってくる!?

ツインビー(1985年発売・KONAMI)

【バーチャルコンソール】【アーケードアーカイブス】

ポップでコミカルなテイストの縦スクロールシューティング。ツインビーとウィンビーがスパイス大王率いる個性的な敵に立ち向かいます。雲を撃つと出てくるベルを取ってパワーアップ!

 

【フジタさんの推しポイント】

アケアカのなかでは一番遊んでいます!

小1か小2のとき、ゲーセンでやりましたね。あのころはスコアランキングにこだわってなかったんですけど、アーケードアーカイブス版はランキングがあって、いま上位を狙って一番やり込んでいます。ファミコン版の難易度に慣れるとアーケード版はムズいです!

↑2人同時プレイが人気だったシューティング。かわいい見た目&世界観に反して、かなり手強いです

 

 

【26位】緻密なドット絵は感涙モノ!

メタルスラッグ2(1998年発売・SNK)

【NEOGEO mini】【バーチャルコンソール】【アーケードアーカイブス】

横スクロールのミリタリーアクション第2弾。再び活動を始めたモーデン反逆軍の打倒を目指します。3Dポリゴン全盛期にあえて細やかに動くドット絵を採用し、高い評価を受けました。

 

【フジタさんの推しポイント】

動きに見とれる職人芸のドット絵

これはもうドット絵のキレイさとか、動きの滑らかさとかをぜひ見てもらいたいです。細かいモーションもよくできてるんですよ。道中で捕虜を助けるんですが、巧妙に隠された捕虜を見つけるのも好きでした。食べ物アイテムが豊富というのもポイント高いです。

↑リンゴや魚など、出現する食べ物アイテムを取りすぎるとお腹がでっぷりと出たデブ状態になりました

 

 

【25位】パロディ満載の大阪ベルトアクション

バーニングファイト(1991年発売・SNK)

【NEOGEO mini】【バーチャルコンソール】【アーケードアーカイブス】

大阪を舞台に3人の刑事が暴れまわるベルトスクロールアクション。パンチ、キックのほか、ビール瓶や角材を使った凶器攻撃もできました。ヘンテコな大阪の風景が一部のファンにウケました。

 

【フジタさんの推しドコロ】

刑事が大暴走、これが大阪の日常!?

「みなさんのおかげさまです!」とか「クイズ大捜査線」とか、ネオジオにはある種のバカゲーも多いんですが、本作は一応大丈夫です(笑)。このゲームについて制作者に聞いたら、「大阪の街ではよくあること」って言ってました(笑)。センスがいいですね。

↑日米の刑事が手を組んで敵組織を鉄拳制裁! 2人同時プレイも可能ですがお互いの攻撃が当たります

 

 

【24位】3on3の原点! 3人1組のチーム戦が白熱!!

ザ・キング・オブ・ファイターズ ’94(1994年発売・SNK)

【NEOGEO mini】【バーチャルコンソール】【アーケードアーカイブス】

SNKの看板格闘ゲーム第1作。「餓狼伝説」、「龍虎の拳」といった対戦格闘のほか、「サイコソルジャー」などSNKの歴代ゲームキャラが集結。全8チームが3on3で戦います。オールスター色が強く、華やかなバトルが特徴。オリジナル主人公は草薙 京。

 

【フジタさんの推しポイント】

写真に撮られるときはテリーのポーズでした

僕は本来「餓狼伝説」が好きなんですけど、SNKさんがこれだけ「KOF」を推してますし、入れないわけにはいかないかなと、いわゆる忖度です(笑)。個人的に、90年代半ば以降はあまり格闘ゲームをやってないので、「KOF」のなかでは初代の「94」が、一番ベタですけど馴染みがあります。

 

好きなキャラは「餓狼伝説」チームのテリー一択です。中3のころは写真を撮るときにテリーを意識してポーズを取ってました(笑)。ジーパンに手を入れて真正面を向く。それほど好きだったんです。あと「KOF」はトリオで戦うというのも良かったですよね。3人は大サービスですよ(笑)。勝ち抜くとちょっと体力も回復しますし。

↑3人1組の勝ち抜き戦。1人目が負けると相手はそのままで2人目にバトンタッチ。3人負けると敗北

 

 

【23位】ゲーセンの対戦台は命賭けの戦場だった

スーパーストリートファイターⅡ ザ ニュー チャレンジャーズ(1994年発売・カプコン)

【ミニスーファミ】【バーチャルコンソール】

90年代前半、ゲームセンターで対戦格闘ブームを巻き起こした「ストⅡ」シリーズの人気作。おなじみのリュウ、春麗、ザンギエフなどの格闘家に加え、キャミィ、フェイロン、T・ホークなど新キャラ4人が登場。16人の格闘家たちがぶつかり合います。

 

【フジタさんの推しポイント】

使うキャラは自分似!?「僕はバルログです」

「ストⅡ」は、中1くらいのときかな。ゲーセンには夕方6時までしかいられなかったので、ボーリング場に行って隅に置いてある筐体で夜の12時過ぎまでやってましたね。「ストⅡダッシュ」は、中3ながら基板も買いましたし、この「スーパーストⅡ」、次の「Ⅹ」あたりまでは本気でやってました。

 

キャラはバルログをメインで使ってましたね。やっぱり僕もバルログと同じで、自分が好きなんでしょうね(笑)。自分をほめすぎて「お前、バルログか!」って言われたこともありますから。まあ、でもバルログはカッコいいんですよ。相手の起き上がりにうまく「フライングバルセロナアタック」を合わせると、どうにもならないですし。

↑スーファミの「ストⅡ」系としては最後の作品で世界売上200万本。同時期にアニメ映画も公開しました

 

【22位】未発売のタイトルがまさかの復活!

スターフォックス2(未発売・任天堂)

【ミニスーファミ】

完成後、次世代機のNINTENDO 64との兼ね合いでお蔵入りになっていた幻の「2」がミニスーファミに収録されて復活。遊撃隊「スターフォックス」が再び悪の皇帝を倒すため出撃します。

 

【フジタさんの推しポイント】

幻のタイトル収録でプレミア感抜群!

ミニスーファミに未発売の作品が入るなんて驚きましたね。プレミア感があってたまらないですよ。初代「スターフォックス」もポリゴンを使っていて新鮮でしたけど、この「2」をプレイするためだけにミニスーファミを買うという選択も十分アリでしょう!

↑特殊なチップ「スーパーFXチップ」を使っていたため、バーチャルコンソール化も難しかったといいます

 

 

【21位】二段ジャンプと魔法で強敵に挑め!

超魔界村(1991年発売・カプコン)

【ミニスーファミ】【バーチャルコンソール】

激ムズのアクション「魔界村」シリーズの第3弾。アーサーが魔帝サマエルに立ち向かいます。新アクションとして「二段ジャンプ」を導入。回転・拡大機能を生かした演出もポイント。

 

【フジタさんの推しポイント】

武器が弱くても自分の腕でカバー

シリーズのなかでは「大魔界村」に次いで好きな作品です。難しいけど思いどおりにキャラが動くのと二段ジャンプが魅力。鎧のパワーアップによって弱い武器でも戦えるというのもロマンがありました。武器の弱さを魔法やゲームの腕でカバーできるのは燃えます!

↑鋼・青銅・黄金の3段階のパワーアップがある「鎧システム」を搭載。黄金になると魔法が使えます

 

 

【20位】ヨッシーを踏み台にして自分は生還……

スーパーマリオワールド(1990年発売・任天堂)

【ミニスーファミ】【バーチャルコンソール】

スーパーファミコンのローンチタイトルで「スーパーマリオ」シリーズ4作目。羽根を取るとマントマリオに変身できるのが新要素。おなじみのヨッシーもこのゲームで初登場しました。

 

【フジタさんの推しポイント】

スーファミ人気で発売日に遊べず

スーファミと同時発売でしたが、本体があまりにも人気で発売日に買えず、遊べなかったんですよ。それを強烈に覚えていますね。「1」「2」に比べて「3」や「ワールド」はマリオの動きがフワッとしてます。キレはないですが、かわいい雰囲気に合っていました。

↑舞台は全9ワールド96コースある恐竜ランド。「スターロード」「裏ワールド」など隠し要素も豊富

 

 

【19位】脱力的なタイトルながら意外に名作!

へべれけ(1991年発売・サンソフト)

【バーチャルコンソール】

ナゾの世界に迷い込んだペンギン(?)の「へべ」が元の世界に戻るため冒険をします。氷の上を歩くのが得意な猫の着ぐるみ少女「おーちゃん」など、個性的な仲間3人と協力して進みます。

 

【フジタさんの推しポイント】

ファミコン末期のサンソフトの名作!

サンソフトさんの後期のタイトルは名作ばかりですよね。「ギミック!」や「バトルフォーミュラ」もそうですし、この「へべれけ」もしかりです。4人のキャラごとに行ける場所が違って、キャラを使い分けて進むという謎解きするアクションが面白かったなぁ。

↑コミカルでシュールな世界観も特徴。キャラに人気が出て、パズルや格闘ゲームなども展開されました

 

 

【18位】死因のデパート!? 愛すべきバカゲー

シャドウゲイト(1989年発売・ケムコ)

【バーチャルコンソール】

米国PCゲームの移植版。魔王ワーロックを倒すため、謎の城・シャドウゲイトに挑むテキストアドベンチャー。一人称で自分の死を実況する様子が味わい深く、バカゲーとして愛されています。

 

【フジタさんの推しポイント】

死にすぎて困る不条理な即死ゲー

もうね、これは不条理な死にパターンをいろいろと見て楽しんでほしいですね。穴に降りたら腰を打って死亡。暗くなってもすぐに死にますから(笑)。即死ゲーですね。そもそもスタート地点のお城の扉に入れなくて、そこで諦めた人もいるという話です(笑)。

↑暗闇で壁にぶつかり死亡、武器を自分に使って死亡など、死因は唐突で理不尽。死神の顔も印象的

 

 

【17位】意表を突いた横スクロールの続編

リンクの冒険(1987年発売・任天堂)

【バーチャルコンソール】

「ゼルダの伝説」に続く第2弾。シリーズとしては珍しい横スクロールアクション。前作の戦いのあと、リンクが初代ゼルダ姫を救うために6つの神殿にいる守護神を倒していきます。

 

【フジタさんの推しポイント】

登校前に友だちと謎解きしてから出発

「ゼルダの伝説」にはかなわないと思うんですけど、謎解き要素も多かったし、「リンク」は「リンク」で面白かったです。「リンク」は謎解きを友だちと一緒にやってましたね。技を覚える場所を探すとか、登校前の朝早い時間に2人で頭を悩ませながら遊んでました。

↑手の甲にハイラルの紋章が浮き出たリンクをまねて、サインペンでハイラルの紋章を書く男子続出

 

 

【16位】いきなり殺される「くろきし」戦は衝撃!

ファイナルファンタジーⅡ(1988年発売・スクウェア)

【バーチャルコンソール】

冒頭からいきなり強敵「くろきし」と戦わされるドラマチックな演出が衝撃だった人気RPG第2弾。経験値によるレベルアップ制を廃止し、戦闘中に使ったコマンドによって各能力が成長する独特のシステムを採用。あらゆる面で革新的でした。

 

【フジタさんの推しポイント】

忘れられないワード【のばら】にくろきし

「FFⅡ」といえば、やっぱりキーワードシステムと「くろきし」ですね。会話のなかで出てきた重要な単語を覚えて「たずねる」システムがあって、【のばら】って言葉はいまでもパッと出てきますもん。僕、すぐストーリーを忘れちゃうタイプですけど、「FFⅡ」に関しては結構覚えてますね。

 

それとなんといっても冒頭の「くろきし」に殺されるイベントバトルがインパクト大でした! 本当にゲームオーバーになるゲームもあるじゃないですか。だからドキドキしましたよね。そんな演出も良かったです。「Ⅲ」も「Ⅳ」もすごく遊んだはずなんですけど、どうしてか「Ⅱ」のことばかりよく覚えています。

↑チョコボやシド、究極魔法・アルテマなど、のちのシリーズで重要となる要素も「Ⅱ」が初出

 

文/卯月 鮎

 

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