ゲーム&ホビー
2022/8/29 19:30

人気携帯ゲーミングPC「Steam Deck」後継モデル、ついに正式予告!

人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」は日本での予約受付も始まり、発送を待ちきれないゲーマーも多いはず。そんななか、販売元のValve社がSteam Deckの新バージョンを発売予定であることを正式に認めました。

↑Steam Deckの新モデルが今後登場するようです

 

このニュースはプレスリリースや取材ではなく、Valve社が日本や韓国、韓国、台湾や香港でのSteam Deck発売を記念して公開した冊子に掲載されたもの。この50ページにおよぶPDFファイルにはハードウェアの設計過程やプロトタイプの写真など興味深い資料がたくさん載っていますが、注目すべきは終わり近くの「将来:もっと多くのSteam Deck、もっと多くのSteam OS」と題されたくだりです。

 

ここでは「将来、Valveはこの製品に続き、ハードウェアとソフトウェアの改良とイテレーション(一般的には強化型のこと)を行い、Steam Deckの新バージョンを市場に投入する」とハッキリ宣言されています。

 

基本的にSteam Deckは「中身はPC」のため、以前のゲームが遊べる後方互換性があるのは当然のこと。ここでも「オリジナルやすべてのPCと同じく、これら将来の製品では、ゲーマーがすでに知っていて愛しているのと同じSteamゲームカタログへのアクセスを引き続き提供します」と約束されている次第です。

 

またSteamOSもソフトウェアベースのため、初代Steam Deckを持っている人もバージョンアップの恩恵を受けられます。Valve社いわく、最初の製品が出荷されて以来、すでにOSには「数百」の変更が加えられているうえに、これは「Steam Deckの寿命を通じて、製品の将来のバージョンまで続けられる」そうです。

 

さらに一般的なデスクトップPC用Steamの「Big Picture」モード(ゲームパッドを使って総合メニューを操作できる)も更新され、Steam Deckと同じインターフェースを使える予定だそうです。Steam Deckの良さは、Nintendo Switchのように「起動してすぐにゲームを選び、遊べる」ことですが、その便利さがほかのゲーミングPCにもやって来ることになるかもしれません。

 

実は「Steam Deck2」が計画されていることは、今年の2月からほのめかされています。なぜかといえば、最も高価なモデルが圧倒的に人気だったことから、もっと馬力のある「より高価なバージョンのニーズがある」と判断されたため、と正直に語られていました

 

そこでは「Steam Deckはバッテリー駆動でも高性能を実現できると証明しており、いずれVR用途にも使えるようになるでしょう」として、将来的に持ち運びできるモバイルVRハードウェアも(当分は無理としても)視野に入っていると示唆されていました。そんな未来が来ることを、ワクワクして待ちたいところです。

Source:Steam Deck Booklet(PDF) 
via:Tom’s Guide