以前に紹介した、バンダイとナムコの統合10周年を記念した「カタログIPオープン化プロジェクト」から生まれたスマホゲームアプリ「タッチ・ザ・マッピー」。レトロな画面と音楽で、ファミコンで遊んでいた人なら、懐かしい気持ちでプレイできるはずです。
今回紹介するタイトルは、同プロジェクトから生まれたスマホゲームアプリ「狭くて小さいドルアーガの塔」です。オリジナルの「ドルアーガの塔」は、1984年にリリースされ、アーケードゲームでありながら、60フロアの長丁場をほぼヒントなしでクリアしなければならないというハードさで知られています。そのハードさゆえに、その当時のゲーマーの攻略魂に火が付き、大ヒットしました。その「ドルアーガの塔」をスマホ用にアレンジしたのが「狭くて小さいドルアーガの塔」です。
本家「ドルアーガの塔」は9☓18マスのステージ構成でしたが、「狭くて小さいドルアーガの塔」はその名の通り、ステージが狭く4☓5マスしかありません。しかし、謎解き要素はしっかりあり、本家に負けないくらいのハマり度があります。各フロアで宝箱を出現させ、アイテムをゲットし、鍵を拾って、ドアから脱出するという基本的なステージクリアの目的や行動は本家と一緒です。
ルールは単純。ステージ中に落ちている鍵をゲットし、ドアまで移動すればステージクリアです。
フロア1のヒント。グリーンスライム3匹が描かれています。たぶん、グリーンスライムを3匹どうかすると宝箱が出てくるのでしょう。
本家と違うのはステージのサイズだけではありません。本家はアクションゲームだったのですが、今作はターン制となっています。プレイヤーが1動作するごとに敵も1動作する、いわゆる「不思議なダンジョン」シリーズのような感じです。移動したい場所をタップすれば、自動的にその場所まで移動し、移動した分のターンを一気に消費します。なので、あまり遠い場所を指定してしまうと、思わぬ敵の動きに倒されてしまうこともあります。敵を攻撃する場合は、敵をクリックします。また、その場でギル(プレイヤー)をタップすると、その場で剣を振ります。この行為も1ターンと数えられるので、敵の間合いを図ったり、呪文を出させてから攻撃に移るなどの手段がとれます。
宝箱やアイテムは1フロアに1つというルールはなく、複数出現するところがほとんど。また、アイテムはアイコンをタップすることで一覧が現れ、どれを使うかの選択ができます。
アイテムによって、本家とは効果が違ったり、本家では出てこなかったアイテムもあるので、アイテムの説明を良く読んでおきましょう。
フロアは全部で20。本家の60に比べて、少なめです。ゲームは基本的に無料でアイテム課金もありませんが、宝箱の出し方や攻略方法などを有料でゲットすることができます。どうしても、先に進めなくなったら購入するのもアリですよ。また、自力でクリアできても、面白かったと思ったら、制作者への感謝の意味を込めて買うのもいいんじゃないでしょうか。
電車などでのちょっとした移動時間でも楽しめますので、帰省の移動中やお正月のテレビに飽きたときに、ぜひダウンロードしてみて下さい。