女性科学者を励まし続けた戦前戦後の偉人!
●3位『猿橋勝子という生き方(岩波科学ライブラリー)』(米沢富美子・著/岩波書店・刊/1296円)
慶応義塾大学名誉教授の米沢富美子が綴った戦前戦後の偉人、猿橋勝子の物語が3位にランクインした。猿橋は海水の放射能汚染や炭酸物質の研究で世界的な業績をあげた地球化学者で、後進を育てようと女性科学者を顕彰する「猿橋賞」を創設した人物。同書では女性が理系の道を歩むには困難な時代で結果を残し、女性科学者を励まし続けた彼女の軌跡が描き出されている。
猿橋は2018年3月22日で生誕98周年。この日「Google」では猿橋をイメージしたイラストがトップ画面を飾っている。これをきっかけに同書も大きな注目を集めたようで、「世界的に評価されていた素晴らしい人なのに全然知らなかった」「日本での知名度は結構低い気がする。自分も名前くらいしか知らなかったからこの機会にちょっと調べてみる」「Googleで見てついAmazonに飛んでしまう。『猿橋賞』を作った偉大な人です」という声が溢れていた。
●2位『若手社員を一流に変えるディップの「最速育成法」 あの会社の新人は、なぜ育つのか』(藤沢久美・著/ダイヤモンド社・刊/1512円)
●1位『全身ユニクロ! 朝、マネするだけ』(Hana・著/ダイヤモンド社・刊/1674円)
ダイエット関連と自伝系の本はランキングの常連。次はどんな本が注目されるか期待していよう。