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2018/5/11 21:04

RIZAPがまたコミッた! 炊飯器メーカーとの提携で「ごはん風の食品」による新サービスを実現

「結果にコミットする。」をテーマとし、極端なビフォーアフターを示すCMで有名なパーソナルプライベートダイエットジム「RIZAP(ライザップ)」。2018年5月8日、RIZAPはタイガー魔法瓶と連携した新サービスを含む、フード事業の発表会を開催しました。

発表会では、RIZAP株式会社取締役 高谷成夫氏とタイガー魔法瓶株式会社の和田隆弘常務が、両社の提携とその経緯について説明。集まった報道陣には、RIZAP COOK監修のイベント特製幕の内弁当が振る舞われたほか、低糖質のごはんやパスタ、スイーツ類など、RIZAPコレクションメニューの新製品試食会も行わました。

 

「健康にコミット」するための4つの新商品・サービスを発表

↑RIZAPの取締役 高谷成夫氏

 

RIZAPの取締役 高谷成夫氏は、「累計会員数が10万3000名となり、過去最も問い合わせをもらっている」として、事業の好調さをアピール。今回フード事業の強化に至るにあたり、「RIZAPメソッド」と「食のメソッド」が確立できたこと、すでにフード事業の低糖質食品ブランド「LOCA-Labo」が、ゲスト(RIZAPの利用者)を中心に順調に売上げが伸ばしていることを挙げました。

 

このような背景をもとに、今回フード事業の新商品・サービスとして発表されたのは、「RIZAP ”ごはん”で健康コミットプログラム」、デリバリーランチプログラム「zap DELI」、低糖質「そうめん」と「めんつゆ」の提供、「RIZAPプロテインゼリー」の4つです。

↑フード事業で投入する4つの商品

 

タイガー魔法瓶と組み、低糖質な加工食品「とらひめ」を使ったサービスを実施

このうち、「RIZAP ”ごはん”で健康コミットプログラム」とは、タイガー魔法瓶と提携し、加工食品の「とらひめ」を活用したプログラム。国内で合計約4000万人はいるという糖尿病患者およびその予備軍に向けた低糖質ごはんの提供サービスで、2018年5月8日からスタートしています。

↑米粒状加工食品の「とらひめ」と、普通のご飯も炊ける専用調理器

 

なお、「とらひめ」とは、タイガー魔法瓶が開発した米粒状の加工食品のこと。同社の直販サイトで3月から提供を開始しています。タピオカやこんにゃく、うるち米などを原料としており、白米お茶碗一杯分(130g)と比べて糖質は約47%オフ、カロリーは約50%オフ。しかも、食物繊維は約8倍となっています。専用の調理モードを持つ炊飯器「とらひめ調理器」で調理することで、ごはんのような食感になります。

↑「とらひめ」の調理前(左)と調理後(右)

 

「RIZAP ”ごはん”で健康コミットプログラム」の概要は、①タイガー魔法瓶が米粒状の加工食品「とらひめ」と、専用の「とらひめ」調理器をRIZAPのオンラインストアでも販売 ②「とらひめ」の定期配送サービス ③専用調理器を使った健康&低糖質レシピの提供 ④ごはんに関する悩みを専属管理栄養士がサポートする「ごはん診断」 ⑤とらひめ定期配送サービスの利用者に向けたサンプルと健康レシピのプレゼント ⑥専用調理器に対応した商品の販売など。

↑「とらひめ」を使った「健康コミットプログラム」

 

タイガー魔法瓶との提携については「日本の健康寿命を延伸したい」というビジョンへの共鳴があったといいます。高谷氏は「RIZAPとタイガーの得意分野を融合すれば! と話が進んだ」と説明しました。

↑タイガー魔法瓶株式会社 常務 和田隆弘氏

 

タイガー魔法瓶の和田隆弘常務は、「おいしさを我慢しない健康を提案したい」と同社の理念を紹介。「ごはんをお腹いっぱい食べられない」、または「加工食品が口に合わない」という悩みを持つ人たちのために開発したのが「とらひめ」とのこと。

 

「正しく世の中に広めていくのは、RIZAPのほうが得意ということでお願いした。『世界中に幸せな団らんを広める。』というビジョンのためにぜひサービスを成功させたい」とその意気込みを語りました。

↑RIZAPとタイガーのコラボで、新しい低糖質ソリューションを提供

 

法人向けデリバリーランチと個人向け低糖質食品も発表

合わせてRIZAPは、単独で行う法人向けのデリバリーランチプログラム「zap DELI」も発表。RIZAPメソッドに基づいた低糖質、高タンパク、低脂質の日替わりメニューを毎日オフィスにデリバリーするというもので、2018年7月スタート予定です。「これまでのビジネスランチは、簡単に済ませようとするあまり、どうしても選ぶメニューが偏ったり、野菜の摂取量が少ない、栄養バランスが悪いなどの問題があった」と高谷氏。オリジナル健康管理アプリ、専用管理栄養士による食事指導もセットになって「法人健康セミナー」との併用で、社員の健康を促進できるとしています。

↑法人向けのデリバリーランチプログラム「zap DELI」。アプリと専用管理栄養士による食事指導もセットになっているのが特徴

 

↑展示されていたメニューの一例

 

個人向けには、RIZAP低糖質食品ブランド「LOCA-Lab」用に糖質が58%カットされた低糖質「そうめん」と低糖質「めんつゆ」、「RIZAPプロテインゼリー」の販売も発表されました。

 

低糖質の「めんつゆ」は小豆島産の本醸造醤油が使われており、他の調理にも活用できます。高タンパクでヨーグルト風味の「RIZAPプロテインゼリー」は2018年6月25日より、関東地区のドラッグストア等で販売開始とのことです。

↑夏に食べる機会が増えるそうめんにも対応

 

↑ドラッグストアで買えるようになる「RIZAPプロテインゼリー」

 

低糖質なのに美味しいメニューが勢ぞろい!

発表会では、「とらひめ」を使った「ごろっと野菜のスパイシーピラフ」と、低糖質めんつゆを使った「和風ローストビーフ わさびクリームソース」が提供されました。こちらは一般的なお米、調味料で同じレシピ、同じ工程で調理したレシピに対して、糖質量約47%オフ、カロリーは約50%オフになっているとのこと。このほか、ガトーショコラ、ベイクドチーズケーキ、ロールケーキ、ミネストローネ、チャウダー、しらすガーリックオイルパスタ、豆乳たらこクリームなどが用意されました。いずれも糖質、カロリーは控えめなのに美味しいものばかりで、我慢知らずで健康管理ができそうです。

↑「ごろっと野菜のスパイシーピラフ」と「和風ローストビーフ わさびクリームソース」。見た目では通常の白米を使ったように見えます

 

↑これらはすべて低糖質メニュー

今後は、食事の写真を撮影するだけで自動的に糖質量がわかる!

さらにRIZAPでは、今後、テクノロジーも交えてフード×スポーツ、フード×テクノロジーのジャンルで「食のメソッド」をさらに進化させるとのこと。2018年6月からは「RIZAPフードアナライザー」の試験導入を開始。こちらは、写真の画像解析技術を活用し、アプリで食事の写真を撮影すれば自動的に糖質量を表示し、日々の糖質量管理を劇的にラクにしてくれるといいます。

 

食べたい、でも太りたくない……というのは、私たちの変わらぬ望み。美味しくて太らない食事、ダイエットに役立つ技術は、今後もどんどん開発されていってほしいですね。タイガー魔法瓶とRIZAPの取り組みが、そんな流れを加速してくれるのは間違いありません。

↑写真を撮るだけで糖質量がわかるアプリも試験開始