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ダイエット
2018/8/27 22:00

あなたのお尻、じつはコってます。「こぶしカッサ」でコリとむくみを解消!!――『やせる こぶしカッサ』

あっという間に8月も残りわずか。

 

今年の夏は酷暑だったが、そのかわり例年よりもクーラーで涼んでいた時間が長く、例年であれば体重が減る時期なのに、あまり変化がない。いや、むしろ帰省した際にいろいろと食べすぎたため、久々に乗った体重計の数字を見て驚愕した。

 

ああ、ぷよぷよの贅肉やむくんだ手足をなんとかスッキリさせたい! しかも短期間で!

 

そんな私にピッタリのダイエット法を発見した。その名も「こぶしカッサ」。今回は、『やせる こぶしカッサ』(山口良純・著/学研プラス・刊)から、今すぐできるこぶしカッサのやり方をご紹介しよう。

 

 

こぶしひとつで気になる部分をシェイプアップする「こぶしカッサ」

「こぶしカッサ」とは「こぶし」と「カッサ」を組み合わせた造語で、著者の山口先生が提案するオリジナルメソッドである。といっても、男性にとって「カッサ」はあまり馴染みがないワードかもしれない。

 

「カッサ」とは中国に伝わる民間療法のひとつで、カッサ板という専用の板で皮膚をこすって、血液やリンパの流れを促していくものだ。

 

この「カッサ」の代わりに手を握ったこぶしの第二関節部分を使ってマッサージするダイエット法が「こぶしカッサ」である。

 

自分のこぶしだけを使って行うので、他に道具は必要ない。お金がかからず、いつでもどこでもすぐにできるのが最大のメリットだ。

 

また、何か道具を使う場合、素材によっては肌が荒れるなどのトラブルが起こる可能性があるが、こぶしカッサは自分の皮膚と皮膚を使うので、なじみがよく肌トラブルの心配がない点も安心だ。

 

そして何より、お腹やお尻、二の腕や太ももなど、気になる部分がスッキリするということ! 即効性があるので、モデルなどが撮影前にこぞって試しているという噂も。

 

一体どうして、「こぶしカッサ」をするだけで部分痩せが成功するのだろうか?

 

 

なぜ「こぶしカッサ」で痩せられるのか? こぶしカッサの秘密とは

自分で試してみる前に、やはり確固たる”痩せる理由“が知りたいところ。そこで、「こぶしカッサ」でなぜ効果が出るのかをリサーチしてみた。

 

1. 筋肉のコリをとって血流アップ! 基礎代謝も上がる!

山口先生いわく「筋肉のコリを取るだけでも、体重が2~3㎏落ちる」のだそう。一般的に、「筋肉量が多い人の方が代謝が高い」と言われているが、たとえ筋肉がたくさんあっても、凝り固まった状態では本来の動きが正常に行われず、代謝を促進する力が十分に発揮されない。しっかりと筋肉を動かして代謝を上げるためには、筋肉のコリをほぐすことが重要なのだ。

 

こぶしカッサは、手の関節でグイグイと圧をかけたり、骨と骨の溝にピンポイントで刺激したりするので、狙った筋肉にしっかりアプローチできる。結果、代謝がアップして痩せられるというわけだ。

 

2. 筋肉を覆っている「筋膜」にも着目、より代謝の良い体に

「こぶしカッサ」は、「筋膜」という筋肉を覆っている膜に着目している点も新しい。筋膜が凝ると縮こまってしまい、筋肉に癒着してしまう性質がある。そのため、筋肉にねじれを起こしたり、筋膜と一緒に筋肉もずれて血流が悪くなってしまうのだとか。こぶしを使って押したり、押し流したり、揺すったりすることで、筋肉から筋膜をはがしてゆるめ、より代謝の良い体へと近づける。

 

3. 肩こりや冷え性などの不調も改善

筋肉のコリをほぐして血流が促進されれば、肩こりや冷え性などのプチ不調も改善される。全身の血流が良くなるので、顔色が良くなり、女性はメイクのノリに違いが出ることも期待できそう。

 

4. むくみが取れ、一度やるだけでも効果が感じられる

人間は、体重が何kgかよりも、正直見た目が大事。体重を1kg減らす努力をするより、むくみを取るだけで太った印象は取り除ける。こぶしカッサでコリを解消することで、むくみのもととなる疲労物質がしっかり流されるので、一度の実践でもむくみがなくなったと実感でき、見た目にもスッキリした印象になる。

 

基本のこぶしカッサのやり方

では、実際にこぶしカッサの基本のやり方をピックアップしてご紹介しよう。

・意外に凝ってる!お尻の筋肉をほぐそう

コリというと肩や腰などが真っ先に思い浮かぶが、実はかなり凝っているのが「お尻」。デスクワークが多く、長時間座った姿勢が多い人は特に、お尻の筋肉がカチコチになっている。

 

イスに座って脚を組み、お尻を伸ばした状態でスタンバイ。お尻の一番丸みがある部分(中殿筋、梨じょう筋)にこぶしを当てて、親指以外の関節を軽く押し込みながら、左右に10~20秒間揺する。

 

・老廃物が溜まるポイント! 脚の付け根をしっかり押し流す

脚の付け根にあるそけい部は、老廃物が特に溜まりやすい部分。ここをしっかりと刺激すると、気になる脚のむくみが解消される。

 

イスに座り、ほぐしたい側の足裏を内側に向けて、準備OK。太もも前側の付け根にこぶしを当てて、親指以外の指の関節でグッと押し込むように10~20秒揺する。

 

 

続けるうちに痛みがなくなり、体がポカポカ温まる!

以前、顔や頭部分にこぶしカッサを試したことがあり、かなりの激痛に驚いた経験があったので、今回もどうなることかとドキドキしながら挑戦してみた。

 

まずはお尻から。こんな部分、凝ってるの? と半信半疑ながら、関節を使ってグリグリ。すると…痛い! めちゃめちゃ痛い! こんなにお尻の筋肉が凝っていたのかと衝撃だった。

 

「痛いのは凝ってる証拠、効果が出るに違いない!」と続けていると、次第にコリがほぐれてきたのか、少しずつ痛みがなくなってきた。

 

続けて、脚の付け根にもチャレンジ。こちらは痛みは感じなかったが、こぶしカッサで刺激をした直後から、脚の付け根から太もも方面にじわーっと血が巡っていくなんとも心地良い感覚が。そのまま太ももをマッサージすると、すぐに膝から上全体がポカポカに! 冷えで悩む私にとって、「ああ、血が巡っている! 私、生きてる!」と実感できるうれしい効果だった。

 

他にも、脇腹や肩回り、二の腕のこぶしカッサにも数日前から挑戦している。サイズを測っていないのでなんともいえないが、キツかったデニムのお尻の部分が少し緩くなってきたことは感じているので、おそらく効果は出ているだろう。

 

道具が要らないので、車に乗っているときの信号待ちにもグリグリ。こうして原稿をパソコンで打ちながら、合間にグリグリ。気軽にできるのが続けられる秘訣のようだ。

 

ちなみに、夫のお尻部分にもこぶしカッサをやってみたが、激痛だった様子。意外に凝っている男性は多いのかもしれない。歪みや余分な脂肪がとれてスッキリするので、いつものスーツもシュッとかっこよく着こなせるかも。女性だけでなく、男性にもぜひおすすめしたいダイエット法である。

 

【書籍紹介】

やせるこぶしカッサ

著者:山口良純
発行:学研プラス

女優やモデルなど、多くの著名人から支持をされている山口院長の最新メソッド! 大人気「こぶしカッサ」の第二弾が登場です。こぶしカッサとは、自分の手=こぶしを使って、筋肉のコリを効率よくほぐすマッサージ法。道具いらずで簡単。指の関節を使うことで、ピンポイントに筋肉にアプローチができます。こぶしカッサでコリをほぐすと、多くの筋肉が働くようになるため、代謝がグングン上がって脂肪も燃焼! みるみるやせる体へと変わります。また、むくみのもとである疲労物質が流れるため、一度の実践でも体がスッキリ! 即効性の高さもポイントです。さらに、筋肉を覆っている筋膜のコリもほぐすので、形状記憶のようにスリムな体をキープ。こぶしカッサの詳しいやり方がわかる動画サービス付き。

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