FYTTE × GetNavi webが開催する「カラダ、ココロ、整う」プロジェクトは、コロナの環境下になり、運動やエクササイズのあり方、栄養管理のあり方が大きく変わった新しい時代の「カラダ、ココロの整え方」を模索していくプロジェクトです。
本記事ではこのプロジェクトのアンバサダーを務める、鈴木啓太さんと畑野ひろ子さんご夫妻が、プロジェクトのダイエットトレーナー・小山圭介先生と対談。メンタル面やモチベーションアップが、どう健康につながっていくのかを語り合っていただきました。
■Profile
鈴木啓太さん
現役時代に浦和レッズや日本代表で活躍した元プロサッカー選手。引退後はAuB(オーブ)株式会社代表取締役として腸内細菌の研究をベースに、コンディショニングサポート事業やフードテック事業などを展開している。
畑野ひろ子さん
ファッション雑誌「JJ」の専属モデルを経て、テレビドラマ、映画、CMなどに出演。 現在はモデル業と並行しながらフラワーアレンジメントなど、花をきっかけとした活動をしている。
小山圭介先生
ダイエットトレーナー&メンタルコーチ。これまで2万人以上にダイエット指導を行う。メンタル・食事・運動など、さまざまなアプローチで健康な体を作るダイエット法を提案している。テレビ、雑誌、WEBなどメディアでも活躍中。
健康的な生活と心身が「良いボディライン」を生む
小山先生:僕の活動を話させていただくと、これまで約2万人の方のダイエットサポートをしてきました。色んなダイエット方法があるのですが、前回の記事で鈴木さんが仰っていた内容に近しいことをメソッドに取り入れています。
健康的な生活、健康的な心身が良いボディラインを生み、素敵に輝いた人生になるという考えの健康生活のススメを伝え、食事、運動、睡眠(休息)、自律神経を整えるサポートをしています。その中で今回は、メンタルサポートでお役に立てればと思っています。
鈴木さん:まさに先生の仰る通りだと思っています。 数値は結果ですが、そこばかりにフォーカスしてしまうことが多いですよね。「何のためにやっているの?」となってしまい、目的を失ってしまう。これはサッカー選手でもあること。そもそも「何でそうなりたいの?」というのが抜けてしまうんです。本来、ダイエットという言葉の起源は”健康的”という意味。なのに、日本のダイエットという言葉は少し違う形で捉えられている。もっと世の中に『ダイエット=健康』が広がっていってくれるとうれしいです。
小山先生:ダイエットは幸せになるための手段です。楽しくやるのが一番だし、日本では我慢して気合を込めてやらないといけない風潮がありますが、楽しくワイワイやれたらいいなと思っていますね。
腸内活動が健康活動につながっていく
――小山先生は生徒に楽しんでもらうためにどういったレクチャーをしているのですか?
小山先生:整腸活動がダイエット、健康活動になると思っています。腸が生物の源ですし、ここを整えるためにハピネスに楽しくやることがダイエット成功のカギになるんです。だから、僕は常に現場を笑顔で溢れさせることを意識して、お客様にお話をしています。
鈴木さん:その辺は、やっぱり腸を意識していらっしゃるんですか?
小山先生:めちゃくちゃ意識していて、腸の話を絶対に話しています。
鈴木さん:おぉ! 僕は本当に、この世界は人間が箱かもしれないと思っています。
小山先生:そうなんですよね!
鈴木さん:要するに、菌が繁栄するために体をコックピットから操縦することと一緒。その菌に喜んでもらうために、何をしたらいいかと言うと人間的な概念で言うと腸活なんです。いわば、地球上の生物で強いのは細菌。人間や動物は、細菌に比べて圧倒的に数が少ないので、ここは菌の世界なんですよ……。
「目標を達成するために何をしなければいけないかを考えて書き出す」(鈴木さん)
――楽しむことはモチベーションアップ、メンタルケアが大事になってくると思います。鈴木さんご夫妻の中で何か取り組んでいることはありますか?
鈴木さん:よくモチベーションという言葉を分解しています。モチベーションは明確な目標や目指すゴールがあって、そのやり方が分かっている状態がモチベーションが高くなると言われています。明確な目標は皆さんの中になんとなくあると思います。でも、どういうふうに段階を踏めばいいか分からないから、モチベーションが落ちてしまいます。僕の場合は、正解なんて分からないので目標を紙に書くようにしています。
高校1年生のときに、2010年W杯優勝という目標を書き出しました。そこから逆算して1年ごとの目標、どうしたら最終目標に辿り着けるのかを自分で書いていく。今回のプロジェクトの健康になることもそうですが、何か目標を1つ掲げてこれを達成するために自分は何をしなければいけないかを考えて書き出すと、分かりやすくなるので一つずつクリアしていこうという形になります。それが僕の中でのモチベーションだと思っています。
――畑野さんは、フラワーライフスタイルプロデューサーとしても活躍をしています。花がモチベーションアップにつながることもあるのではないでしょうか。
畑野さん:そうですね。現実逃避という言い方が正しいか分かりませんが、主婦として仕事をしている中で、花という自然に接すると無になれる自分がいます。私は今まで無になることがなかなかなかったのですが、これまでになかった時間を持つことで感覚的に心地良い時間だなと感じます。
自然の色味、香り。そういった四季と触れ合うことが大事だと思っています。なかなか、分かっていても忙しくてできていない方もいると思いますが、少しでも心を温めてほしいなと。先生の仰っていた幸せホルモンにもつながってくるので、皆さんも一度、無になってリセットする時間をオススメしたいですね。
小山先生:まさに僕も現場でモチベーションのことを考えたときに2パターンの人がいるように思います。明確な目標を定めることによって、そこから逆算をして頑張れる人と、目下の楽しさを大切にしながら取り組む人です。。それは、ほぼ同じくらいの割合で半分に分けられます。その中で男性には明確な目標を立てる方が多く、女性が楽しくやることを意識する方が多い傾向にあります。僕の生徒さんは、99%が女性なので基本は楽しむことを大事にしながらレクチャーをしています。
意識しているのは、ダイエットを楽しく心地良いものにするためにカスタマイズできるか。1万人の方がいたら、1万通りの楽しみ方があるので、その方それぞれに寄り添って、僕が良く使う快感の“快”を、いかにトレーニングで感じてもらえるかを大事にしています。
鈴木さん:先生、一緒に仕事しましょうよ!僕は先生のような考えが欲しいんです(笑)。
僕の場合は、すぐに目標から逆算して楽しむとは逆の方向に走ってしまう……。少し違うかもしれませんが、たとえば、仕事でサプリメントを作っていても、社員と「どういうエビデンスがあるの?」とか、どんどんアカデミックな話をしてしまいます。そうすると気付いたら誰も付いてこなくて(笑)。そのときに感じるんですよね。真面目に作るんだけど、真面目になりすぎても良くないなって。
でも、トレーニングに関しては体がキツいときがあるのですが、それがいつの間にか”快”になっているんですよね(笑)。「もう、苦しい」ってなっても「あと一回!」ってやっていると気持ちよくなってくるんですよね。