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2017/5/21 6:00

「真夏に故障」は最悪ですよ? いま試すべき最もシンプルなエアコン事前メンテ術

エアコンの使い始めとなる7月になると、エアコンメーカーへの問い合わせや修理の依頼が集中します。こうした依頼は全体の45%が夏場となっています(ダイキン調べ)。夏本番を迎えてからエアコンが故障しては最悪ですよね。そこで空調機器メーカーのダイキンは、夏本番を迎える前にエアコンの点検・修理をすすめる「ダイキンスイッチオン!キャンペーン」を実施しています。

 

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ダイキンが全国300人のエアコンユーザーに調査を行ったところ、エアコンの試運転チェックの経験は「経験あり」30%、「経験なし」70%と、7割が試運転経験がないという結果に。試運転をしたことがない人の理由は、1位「やり方が分からないから」37.1%、2位「必要がないと思うから」24.8%、3位「まだ新しいから」18.1%となり、その方法や必要性への理解が低いことが原因となっているようです。

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ただし、みなさんが考えるほどエアコンの点検は難しくありません。今回は、家事・掃除ガイドの藤原千秋さんに「ずぼら主婦のためのエアコン点検・掃除術」をうかがっていきましょう。

↑住生活ジャーナリスト、ライター、コラムニストの藤原千秋さん
↑住生活ジャーナリスト、ライター、コラムニストの藤原千秋さん

 

その1 リモコンのスイッチを押すだけ

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まずは「押すだけ」点検です。エアコン点検と言われても、なんだか気が進まない、エアコンの「点検」なんて難しそう……具体的に何をやったらいいかわからない……という方。エアコンの、リモコンのスイッチを押してみましょう。ポチッ。まずは、それだけでOK! 電源は入りましたか? 風は出ている? そうしたら、リモコンを使って「冷房」に切り替え、最低温度の16~18度に設定して、そのまま10分ほど運転させます。

 

冷たい風が出てくること、異常を示すランプが点灯していないことが確認できたら、そのまま30分ほど運転を続けて。室内機(本体)からポタポタ水漏れがないかを目で、異音(変な音)がないかを耳で、異臭(不自然なニオイ)がないかを鼻で確認します。

 

その2 フィルターを外して掃除機で吸うだけ

次に「吸うだけ」メンテナンス。この点検の際に少なからぬお宅のエアコンからは、最初のうちだけホコリ臭いような風がもわ〜っと吹いてくるのではないでしょうか。エアコン室内機表面のパネルを開けてフィルターを見てみましょう。白っぽいホコリ、張り付いていますか?

 

少しだけど、ホコリがあると確認できたら、フィルターをずるっと外します。そうして、掃除機のヘッドを細いノズルなどに付け替え、そのホコリを吸い取りましょう。冬の間、エアコンで暖房を使っていたり、喫煙したり、エアコンのある部屋での調理等が頻繁にある場合は、汚れがやや激しい可能性があります。目のつまりが取れないときには中性洗剤を溶かしたぬるま湯でフィルターを洗い、シャワー等で濯いで日陰でしっかり乾かしてから、取り付けましょう。これだけで「変な臭い」の軽減だけでなく節電にも役立ちます。

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↑フィルターのホコリは要チェック

 

もしもこれらのチェック&メンテで、「運転ランプの点滅」や「冷えない」「水漏れ」「異音や異臭」といった異常が見つかった場合には、早目にエアコンを購入した販売店かメーカーに相談しましょう。問い合わせや修理依頼が集中する7月に異常が見つかった場合は対応に時間がかかることがありますが、まだ余裕のあるうちに気づければ安心です。夏本番を迎える前に、ぜひ試してみてください。