家電
美容家電
2017/6/23 16:35

こんなに変わるの!? ほぼ「落ち武者」のライターが、髪と頭皮にいいドライヤー「スカルプエステ」を試したら

今回、シャープのドライヤー「スカルプエステ」のレビューを担当させてもらうことになりました。そのワケは、筆者はこの10年、取材以外では美容室も床屋も行っておらず、常に髪がボッサボサでパッサパサだから。BEFORE→AFTERの違いがわかりやすいという理由のみで白羽の矢が立った、というわけです。

 

シャープ「スカルプエステ」を2週間使って髪の変化のほどを検証!

↑スカルプエステを検証する筆者
↑スカルプエステを検証する筆者

 

さて、この「スカルプエステ」、聞くところによると、プラズマクラスターイオンの力で、美髪効果と頭皮環境を整える効果を実証したとのこと。筆者の10年手入れをサボっていたロン毛、ほぼ「落ち武者」といっていい状態から「スカルプエステ」を使ったら、いったい何が起こるのでしょうか? 2週間実際に使ってみて、その変化のほどを検証してみたいと存じます。

↑画像をクリックすると公式サイトにジャンプします

プラズマクラスタースカルプエステ IB-GX9K(オープン価格)【SPEC】●消費電力:1200W(ホット/ターボ運転時)● 温風温度:約115℃(ホット/ドライ運転時、室温30℃) ●風量:約1.7㎥/分(ホット/ターボ運転時)●サイズ/ 質量:W84×H209×D243㎜/約595g(付属品は除く)

 

プラズマクラスターの美髪効果と頭皮環境を整える効果に期待

まずは、スカルプエステを使用する前の状態(以下写真)を見ていきましょう。ごらんの通り、髪にはまとまりがなく、ちらかっている印象です。パサパサの手触りで指通りも悪く、髪の毛同士が絡まっています。近くで見ると、ツヤもハリも感じられないのがおわかりになるでしょうか。

↑「スカルプエステ」を使う前の状態。妙なウェーブがかかってますが、クセがついてしまっただけで、パーマをかけているわけではありません。生え際の後退も気になるところ
↑「スカルプエステ」を使う前の状態。妙なウェーブがかかってますが、クセがついてしまっただけで、パーマをかけているわけではありません。生え際の後退も気になるところ

 

↑髪質はパッサパサ
↑髪質はパッサパサです

 

さて、そんなだらしのない髪に使用するのが、先述の「スカルプエステ」。正式名称は、「プラズマクラスタースカルプエステ IB-GX9K」です。本機に期待したいのは、大きく2つ。①美髪効果と②頭皮環境を整えるプラズマクラスターの効果です。①はプラズマクラスターが髪の表面に水分子コートを形成して、うるおいをキープ。浸透したうるおいが髪についたクセを抑え、スタイリングしやすい髪に導くとのこと。静電気も抑制してくれるので、髪のからまりや枝毛・切れ毛を抑え、手ざわりのなめらかなツヤのある髪へと導きます。まさに、いまの私の正反対の状態が期待できるわけですね。

↑水分子で囲まれたプラズマクラスターイオンが、頭皮のうるおいを保ち、皮脂バランスを整えるとのこと
↑水分子で囲まれたプラズマクラスターイオンが、頭皮のうるおいを保ち、皮脂バランスを整えるとのこと

 

②では、プラズマクラスターの水分子コートにより、頭皮のうるおいを保ち、皮脂バランスを整えるとともに、ふけ・かゆみを抑える効果を実証(※)しました。こちらの効果にも興味津々です。

※:洗髪乾燥後に毎日約5分、かっさアタッチメントを頭皮にすべらせながら、ドライヤーの温風を頭皮と毛髪に当てた場合(試験期間は12週間)

 

 

髪をかき分け頭皮にイオンを届ける新搭載の「かっさアタッチメント」

そしてもうひとつ、忘れてはならないのが、「かっさアタッチメント」。こちらは人の手をモチーフとし、ほどよい力で頭皮をつかむマッサージ部と、吹き出し口にプラズマクラスターイオンの高濃度空間を作るクリアカバー部で構成。髪をかき分けながら頭皮にしっかりイオンを届け、同時に心地よく頭皮をマッサージできるわけです。

25本に分岐した「か っさアタッチメント」。適度な弾力があり、先端が丸みを帯びている
↑5本に分岐した「かっさアタッチメント」。適度な弾力があり、先端が丸みを帯びています

 

 

【公式サイト】

 

「かっさアタッチメント」はいままでにない不思議な感覚

まずは、この特徴的な「かっさアタッチメント」から体験してみました。こちらは、髪の根元に当てて頭皮をすり流すように動かすのが基本とのこと。使ってみると、弾力ある丸みを帯びた突起が頭皮をこりこりとほぐし、イタ気持ちいような、ちょっとぞくぞくするような、いままでにない感覚が味わえます。たしかに、頭皮への刺激は十分。なるほど、頭皮マッサージはなかなか面倒で続かないものですが、これなら必然的に1日に1回、お風呂上りに頭皮マッサージができるわけですね。

↑かっさアタッチメントは独特の感触!
↑最初はおそるおそる使用してみました。かっさアタッチメントは独特の感触!

 

↑温度帯はCOLDからHOTまで4種。温風と冷風を交互に送りツヤを出すBEAUTYもあります。本体にかっさをセットすると自動的に「SCALP」モードになり、低めの温風である50℃に切り替わります
↑温度帯は「COLD」から「HOT」まで4種。温風と冷風を交互に送りツヤを出す「BEAUTY」もあります。なお、本体にかっさをセットすると自動的に「SCALP」モードになり、約50℃の低温の温風に切り替わります

 

大風量で一気に乾かせて温風の温度もちょうどいい

次にドライヤーの本分である濡れた髪の乾燥力を試してみました。使ってみた第一印象は、とにかく風が強い! ということ。風が強いと、それだけ早く髪を乾かすことができるので、夏場に使っても、汗だくになって乾かすような事態にはならないでしょう。実際、本機はその高い速乾性能により、髪の表面温度が低くても乾燥時間が短くて済むため、髪が受ける熱ダメージを抑えてくれます。

 

もうひとつ、良かった点が、本体のバランスが良いためか、大型のドライヤーにしては重さをあまり感じないこと。実際の重量としては約595g、かっさアタッチメント使用で約655gとそこそこあるので、これは使ってみて始めて分かる感じです。毎日使うものですので、この点はうれしいですね。

↑独自の「速乾エアロ フォルム」を採用。髪へ のダメージを抑えつつ、 乾燥時間の短縮に貢献
↑独自の「速乾エアロフォルム」を採用。大量の速い風が髪の根元まで届く高速ダイナミック風を実現したことで、髪へのダメージを抑えながら、乾燥時間の短縮に貢献します

 

↑
↑大風量で素早く乾かすことができました

 

1週間後、「かっさアタッチメント」がやみつきに

こうして、洗髪後、1日あたり頭皮ケアのためにSCALPモードで5分、髪を乾かすときはHOTモードで10分程度使い続けてみました。1週間も経つと、「かっさアタッチメント」を使ってのマッサージも大分慣れてきました。最初は前頭部にかっさをすべらせていただけでしたが、気持ちいいことがわかってきたので、頭頂部や側頭部、襟足などさまざまな場所にも試すようになりました。多少力が入っても、弾力あるアームが力を吸収してくれるので、安心してガシガシマッサージすることができます。このマッサージがかなり気持ちがいいので、いまや「かっさアタッチメント」はなくてはならない存在に。

↑かっさでのマッサージがかなり気持ちよくなってきました。首筋から後頭部も念入りにマッサージ
↑かっさでのマッサージがかなり気持ちよくなってきました。首筋から後頭部、側頭部も手軽にマッサージ

 

 

2週間後、髪の指通りとまとまり感がまったく違う!

そして、2週間使った結果が、以下の写真です。まず、実感したのが髪の毛の指通りの良さ。今までは、髪の毛がどこかで絡んでしまい、手ぐしはもちろん、ブラシで髪をすいてもギシギシひっかかり、なかなかほぐれませんでした。それがいまや、すんなりと指が通るようになり、ブラシですくのもラクラクです。さらにもうひとつ、ボサボサだった髪の毛がキレイにまとまるようになりました。以前はふくらんで手の施しようがない状態でしたが、いまはブラッシングだけでも、それなりに見られるようになっています。

20160619-s1-(1-3)
↑2週間後のAFTERの写真がこちら

 

20160619-s1-(1-4)
↑ちなみにこちらが2週間前

 

元が元であるだけに、「…でしょうね」と言われればそれまでですが、それでも2週間使っただけでこれならば御の字でしょう。それに、いままでのドライヤーは熱くて、時間がかかるのが本当にイヤでした。本機はそれを解消してくれただけでも助かるのに、さらにヘアエステや頭皮マッサージもできる。もう、ありがたい以外の何ものでもないですね。ひとつだけ残念なことといえば、レビューが終わったことで、もう「スカルプエステ」を返却しなければならないこと。今後、本機なしで生活できるのか…いまから不安です。

↑指通りが良く、髪の毛が手にひっかかりません
↑「スカルプエステ」使用前(左)に比べて髪の毛の絡まりもないですし、ツヤも違います。これがプラズマクラスターのイオン効果なのでしょうか

 

 

↑髪の毛の絡まりもないですし、ツヤも違います。これがプラズマクラスターのイオン効果なのでしょうか
↑あれ、何だか若返って見える? ちなみに、メーカーさんによると、「プラズマクラスターの効果は個人差があり、使用場所の状況(温度・湿度、エアコン・換気などの使用有無)や商品特性、使い方(運転モード・運転時間など)によって異なります」とのこと。そのあたり、ご理解をお願いします

 

【公式サイト】

 

撮影/高原マサキ(TK.c)