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2018/12/14 19:30

3児の母ライターがロボット掃除機初体験!「もう手放せない…」と虜にしたパナソニック「ルーロ」の威力

たくさんある家事の中で、子どもが3人いるとやってもやってもキリがないのが「掃除」です。気づけばあちこちにカピカピになったご飯粒、髪の毛、紙くずの数々。すぐに汚くなるがゆえに、会社から帰宅した夫から「掃除本当にやってる?」とサボってる疑惑をかけられたほど。一応毎日掃除してますけど! 汚い床が目に入る度に「あー、また掃除機かけなきゃ」って、結構ストレスなんです。

そんなある日、パナソニックのロボット掃除機「ルーロ」をお試しできるというお話が。ロボット掃除機未体験の筆者、喜んでやらせていただくことにしました。

 

【使用前】正直、ロボット掃除機は半信半疑な我が家

まずは、我が家のデータを簡単にご紹介します。

 

【水谷家データ】

家族構成:大人2人・子ども3人(7歳・5歳・3歳)

住まい:2階建て一軒家(賃貸だから傷をつけるのは絶対NG!)

掃除機:3台所有(1階と2階にそれぞれ充電式小型掃除機1台ずつ。コード式掃除機はほぼ使用していない)

 

ちなみに、以前は2階で寝ていたのですが大阪府北部地震以降、子どもたちが怖がるようになり、現在は1階リビングに布団を持ってきて家族全員で寝ています。つまり、1日のほとんどをリビングで過ごしているので、この部屋さえ綺麗に保てれば家庭円満というわけです。

 

お試しをする前に本音を言うと、筆者はロボット掃除機に半信半疑なんです…。主な理由としては、

 

  • そもそも、ロボットが綺麗に掃除してくれるなんて信じられない

  • 部屋の隅とか、掃除できてない場所が絶対出てくるはず。もう一度自分で掃除する羽目になるんでしょ?

  • 壁や家具にガンガンぶつかられたら困る

  • 故に、値段ばっかり高くて使えないに違いない

 

さて、これらの疑問が解決されるのか、早速試してみました!

ROUND1:2階洋室

まずは、我が家の中でもっとも物が少ない2階洋室から。ここが掃除できなきゃ、まったくお話になりません。

 

ほとんど使ってないのに、どうして埃ってたまるんですかね…。筆者が掃除機をかけるときでも、部屋の角までは掃除しにくいです。大丈夫なのか、ルーロよ。

 

ドキドキしながら、いざスタート!

 

ぶいーんと動き出したルーロ、こんな家具の下にも入り込んで、シャカシャカ掃除してます。動物みたいな顔もかわいいな。

 

ずっと観察していたかったけれど、初回だったから充電が足りず。お掃除しはじめてすぐに、充電台に戻ってきてしまいました。その後、家族で外出する予定だったので、障害物もない部屋だしと、ルーロを置いて外出したのですが…。

 

数時間後、帰ってきてビックリ!

めちゃめちゃ綺麗になってました。「私たちが外で遊んでいた間に、君は一生懸命働いてくれていたのか…」と胸アツです。完全にルーロにノックアウトされました。もう呼び捨てはできない、ルーロくんと呼ぼう。

 

息子は「ローちゃん」、娘は「ルーちゃん」と、それぞれ愛称を決めてかわいがり始めた初日でした。

ROUND2:1階リビング&キッチン

ルーロくんが働き者だということはわかりました。でも、我が家で一番使いたいリビングでも本領発揮できるの?ということで、第2ステージはリビング&キッチン。

ここは壁際に家具が多く、クッション性のあるジョイントマットが部屋の半分に敷かれています。右奥のキッチンも、入り組んでいて掃除しにくいんですよ。

 

食卓の下は、常に食べこぼしがある魔のエリア。この日はまだマシな方でした。さて、お手並み拝見です。

 

危惧していた段差を物ともせず、進んでいきます。

 

 

椅子の脚の間なんて絶対通れないと思ってたのに、お見事。

 

狭い廊下も!

まるでまわりが見えているかのような進み方です。小回りが効くのがスバラシイ!

 

そして、本当に壁や家具にぶつからない。パソコンを床に置いているので、手前に椅子を置いて防御し、念のため近くで監視していましたが、一度もぶつかることなく掃除してくれました。何か障害物の近くになると、スピードが緩むんですよね。壁への当たりもソフトで、家具を傷つけるのでは? なんて心配は無用でした。

ルーロの後ろをつきまとって監視する末っ子。ルーロはうまくかわしながら、隅々までお掃除。

 

約30分間の自動運転の後がこちらです。

食べカスだらけの机の下もピカピカ。

 

キッチンも、見違えるようです。

 

ローテーブルの下は、正直いつも手を抜いてますが、ルーロくんはサボらずにしっかり掃除してくれて感激…。

 

ゴミもどっさりとれていました。(お食事中の方、ごめんなさい)

ROUND3:玄関下に落ちないか? 落下テスト

壁や家具にぶつからないのには感激しましたが、大きな段差となるとどうでしょうか。「本当に落ちないか、テストしよう!」という息子の提案により、玄関で落下テストをすることに。

 

念のために、息子が両手を広げてカバーして運転開始。

何度も試しましたが、「落ちる…」と思う前に、ルーロくんがササッと身を翻して、戻っていきました。「本当に落ちないねー。すごいなローちゃん」と感激する息子。

ルーロのココがすごい

そのほかにも、ルーロくんの実力を余すところなく味わいたい! というわけで、無料スマホアプリ「RULOナビ」をダウンロードして、遠隔操作も試してみました。

スマホで運転開始ができるし、お掃除が終わったら通知がきます。ルーロくんを動かしてそのまま買い物に出かけたりしましたが、帰りのクルマの中でお掃除終了通知が届くと、「ルーロくんってば、本当にありがとう!」と感動しますよ。

なんと、部屋の見取り図とゴミが多い部分が赤で表示される、ゴミマップまで作成されちゃいます。このゴミマップを活用して、ゴミが多い場所だけササッと掃除することもできるそうですよ。ハイテクの極みです。

 

「音ひかえめ設定」ができる点も良かったですね。私が原稿を書いている横で、少し遠慮しながらルーロくんが毎日掃除をしてくれました。ただし、「音ひかえめ設定」にするとお掃除時間がかなり長くなるので、音が気にならない場合は通常モードでガガッと掃除してもらった方がいいかもしれません。

 

ゴミが捨てやすく、小さなブラシが付属されているので、手を汚さずにダストボックスを綺麗にできる点も嬉しいポイントでした。毎回のことだから、こういう細かな気遣いが助かります。

 

ルーロは確かに家族の一員だった

こうして、ルーロくんと過ごした7日間が終わりました。一番感じたのは、家族とルーロくんが「共存」していたということ。これまで、「掃除機をかける=家族の作業を一旦ストップさせる」ことになっていて、「掃除するからちょっとあっち行って~!」と怒鳴りながら掃除機でせっせと掃除をしていた。それが、ルーロくんは、家族の行動を邪魔することなく、共に過ごしながら掃除をしてくれたんですよね。

子どもたちが宿題やお絵描きをしている下をルーロくんがお掃除したり、夫がパソコンで娘と動画を見ている合間を掃除したり。もちろん、ルーロくんの進路を邪魔しないことは大前提なのですが、「掃除をしながら同じ空間で過ごす」ということが可能だったんです。

 

子どもたちにとってはペットのような存在、筆者にとってはよく働く部下のような子分のような強力なサポーターであり、確かに6人目の家族でした。

 

何より、「掃除機かけなきゃ」という心理的ストレスがゼロになったこと、そしていつも綺麗な部屋で過ごせるっていうのは、何物にも代え難いメリットですね。筆者自身の心と時間の余裕が生まれました。買い物している間、お風呂に入っている間にルーロくんが掃除を済ませてくれることで、すぐに他のことが始められるので、日常生活がとってもスムーズでした。

 

あとは、「ルーロくんの掃除の邪魔にならないように!」と、床に物を置かなくなったことはうれしい効果でしたね。急に子どもの友達が遊びに来ても焦らなくなった!

 

ロボット掃除機「ルーロ」の価格は、15万9840円(編集部調べ)。ちょっと高いな~と思ったのですが、1日2回は使っていたので、例えば3年使い続けたとして……1回あたり約73円! ロボット掃除機なんて贅沢だと思っていましたが、これだけ部屋が綺麗に保てて、心の余裕ができて、毎日が潤うなら、こんなコスパの良い買い物はないかもしれません。というわけで、我が家も早速ルーロくんの購入を検討中です。

 

家族が多い家、小さな子どもがいてすぐに床が汚くなると悩んでいる家、共働きなどで掃除機をかける時間がない人、とにかく掃除が億劫だと感じている人、できるだけ小言を言わないで毎日笑っていたい人、あとはロボット掃除機に不信感がある人! そんな人にルーロはぜひおすすめですよ。