“ひとり飯”がにわかに注目を集める昨今。エンタメ界では「孤独のグルメ」「ワカコ酒」「忘却のサチコ」などが人気を博し、飲食業界では、手軽に1人焼肉が楽しめるファストフード店「焼肉ライク」がトレンドとなっています。
ひとり飯ブームを加速させるか? 「卓上ひとり焼肉プレート」が登場
そんななか、ひとり飯ブームをさらに加速させる可能性を秘めた家電が登場しました。それがサンコーの「卓上ひとり焼肉プレート」(実売価格3480円)です。全国の“孤独の肉食系(?)”が気になるであろうその使用感について、以下でレポートしていきます!
発売元のサンコーといえば、「自家製焼き鳥メーカー」や「糖質カット炊飯器」など、独自の視点でトガった商品を世に送り出し続ける孤高の存在。この「卓上ひとり焼肉プレート」も、ほかの家電メーカーが手を出さないサイズにあえて挑んだもの。本体は横幅264×奥行146×高さ90mmと、まさに、ひとり飯のためのサイズ感。コンパクトなので収納時は場所をとらないですし、後片付けもラク。プレートや焼き網もコンパクトで、小さいシンクでも洗いやすいですね。
操作はスイッチのオン/オフのみ。温度調節機能はありませんが、このシンプルさが潔し。最大300℃にもなる強い火力で、サッと焼けるのが便利です。
1人の家飲みが間違いなくリッチな気分に!
それでは早速、調理をしていきましょう。焼肉以外も調理できますが、やっぱり最初は焼肉から。プレートをセットして、スイッチオン。プレートが充分に温まったら、肉や野菜を乗せていきます。
“鉄板の上で肉を焼く”という行為は、ひとりだろうがグループだろうが関係なく楽しい! 自分で焼いて、その場で焼きたてのアツアツを食べるから、もちろん美味。傍らにちょっといいビールがあれば、家でのひとり飯でも、間違いなくリッチな気分になれるでしょう。
余った食材を使ったり、自分好みにアレンジしたりできるのも家ならでは。今回はとろけるチーズを投入して、流行りのチーズタッカルビを再現してみました。今回は耐熱容器に溶けるチーズを入れてプレートで温める形に。とろ~りととけたチーズに肉を絡めると、さらにまろやかな味わいになりました!
一点だけ気になったのが、わりと薄めなプレート。軽量化の観点ではいいのですが、ちょっと焦げやすい印象でした。コストがかかってしまう&重くなってしまうかもしれませんが、プレートの厚さやコーティングを工夫するなどして、焦げつきにくい仕様になるとうれしいところです。
焼き魚は皮はパリっと、中はふっくら仕上がった
とはいえ、ひとり焼肉は大成功! せっかくなので、プレートだけではなく、焼き網も使ってみましょう。 というわけで、次は焼き魚にチャレンジ。
焼き網を使って脂がのった肉や魚を焼くと、脂が落ちて卓上にこぼれてしまうことがあります。それをカバーするためには、プレートを熱源の下に敷いて油受けにするとよいでしょう。プレートの油汚れを洗うのが面倒なときは、受け皿をアルミホイルで代用するのもアリ。
脂対策も完璧にしたところで、鮭を焼いてみたところ、外はパリッとこんがり、中はふっくら仕上がりました。これも本機の高い火力ゆえ。焼き魚も十分おいしく焼けるのがわかりました。
お好み焼きは作るときの大きさに注意!
ラストはお好み焼き。あらかじめ溶いておいた生地を焼いていきます。
注意したいポイントとしては、お好み焼きの大きさ。プレートいっぱいに広げてしまうと、ひっくり返すときの難易度が格段に上がってしまいます。多少スペースに余裕をもったほうが、生地がはみ出さず、卓上をキレイにキープできるでしょう。
いくつか試してみましたが、どの料理も大満足。ほかにも、スイーツ好きならパンケーキを焼いてみたり、お酒が好きなら肴を炙ってみたり、朝食用に目玉焼きを焼いてみたり。仕組みがシンプルな分、いろいろなシーンで活躍するのがいいですね。コンパクトなので洗いやすく、収納しやすいものも大きなメリットです。本機さえあれば、もう“ぼっち”なんて気にならないはず。自宅でのひとり飯が、「最高に贅沢な時間」に変わることでしょう。
サンコー
卓上ひとり焼肉プレート
SPEC●実売価格:3480円●消費電力:700W●温度:最大約300度(環境などにより前後します)●電源ケーブル長:1060mm●サイズ/本体:横幅264×奥行146×高さ90(mm)、プレート:横幅175×縦幅130×高さ13(mm)、焼き網(取っ手部分除く):横幅180×縦幅129×高さ9(mm)/845g