本格的な花粉の季節はもう目前です! 花粉対策に空気清浄機はいかがでしょうか? ただ、多くのモデルのなかからどれを選べばいいのかわからない……。そんな⼈のために、今回は高い空気清浄力とデザイン性で知られるスウェーデン発のブランド、ブルーエアの製品をご紹介。家電のプロ・⼾井⽥園⼦さんにお願いし、3つの価格帯ごとにオススメの3モデルを選んでもらいました。各モデルは、機能の有無を表組みで徹底的に⽐較。最上位モデルでなくとも、価格を抑えて必要⼗分なモデルを購⼊するのもアリです。ぜひ参考にしてみてください!
【教えてくれるのはこの人!】
家電コーディネーター 戸井田園子さん
雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。
【ブルーエアの空気清浄機の特徴とは?】
世界的に評価が高く、フィルターは使い捨てでお手入れ不要
「ブルーエアは、スウェーデンの空気清浄機専業メーカー。空気清浄機能だけの単機能特化型の代表格です。全5シリーズ・9モデルのラインナップを用意しており、なかでも、同社のフラッグシップモデルは世界基準『CADR(Clean Air Delivery Rate=クリーンエア供給率)』において最高値以上を取得し、『世界最高水準の空気清浄機』と言われています。
また、すべてのモデルは『空気を浄化するものだから、汚れたら捨てるのが当たり前』という哲学から、フィルターは180日ごとの使い捨てタイプ。コストはかかりますが、フィルターを交換すれば初期性能に戻るのが大きなメリットです。また、日常の手入れがほとんど要らないのもポイント。北欧メーカーらしい、ムダがないシンプルなデザインも好評です」(戸井田さん)
【ブルーエアのオススメその1 スタンダードモデル】
高い清浄能力を誇り、スマホアプリとの連携も可能
Blueair Classic 405
実売価格6万9984円
2018年11月に発売された「Classic X05」シリーズの新モデル。ブルーエア独自の「HEPASlient(ヘパサイレント)テクノロジー」による高い清浄能力はそのままに、Wi-Fi機能など、厳選された機能を搭載しています。世界基準「CADR」に基づいた推奨フロア面積(※)は~40㎡(~24畳)で、リビングなどのメインスペースに最適。スマホアプリと連携し、外出先から電源のON/OFFや運転スピードの調整などを行うことができます。
※ブルーエアはCADR値より算出された空間サイズに基づき、その空間の空気を1時間に5回清浄できる広さを「推奨フロア面積」としています
Blueair Classic 405 戸井田さんのレコメンド
オートモードを省略して、価格をお手ごろに!
「ブルーエアのセカンドライン。フラッグシップの『Classic X80i』と空気清浄機能は同等で、ウイルスなど0.1μm以上の微粒子を99.97%まで除去できる「HEPASlientテクノロジー」を搭載。空気中の汚れをマイナスに帯電させ、プラス帯電を施した多層フィルターでキャッチするほか、フィルターの目詰まりも少なく、風量を維持しながら静音性と省エネ性を両立します。なお、本機は左の側面から吸引し、右から吹き出すので、この気流を塞がないように置くのがオススメ。
加えて、汚染レベルが高い数値が観測されたとき、自動で運転スピードを上げる「オートモード」を省略したぶん、価格は従来モデルよりも手ごろです。操作ボタンは3つと少なく、直感的に使え、操作パネルにはカバーが付いているので見た目もスッキリ。スチール製のボディ、白とグレーを基調にしたカラーリングは無駄がなくシンプルで美しいです。
このほか、Wi-Fi搭載でアプリと連動し、室外の空気質を可視化できたり、遠隔操作ができたりと何かと便利。3年保証なのも安心感がありますね」(戸井田さん)
【ブルーエアのオススメその2 デザイン重視モデル】
ミニマルな北欧デザインでインテリア性抜群!
Blueair Sense+
実売価格5万8860円
革新的なミニマルデザインで各国のデザイン賞を受賞した「Blueair Sense(ブルーエア センス)」の次世代モデル。性能面では清浄力が20%以上アップし、適用床面積も32㎡(20畳)へと広がりました。世界基準「CADR」値もタバコ、ホコリ、花粉のすべての項目で20%アップしています。カラバリは、ベーシックカラーの「ポーラーホワイト」「グラファイトブラック」「ウォームグレー」の3色に、スウェーデンの広大な自然を表す「ルビーレッド」「ミッドナイトブルー」「リーフグリーン」の3色が追加され、合計6色となっています。
Blueair Sense+ 戸井田さんのレコメンド
美しいデザインは人に自慢したくなるレベル!
「モーションセンサー搭載により、全てのボタンをなくしたデザインと継ぎ目のない筐体で、とにかく美しい! インテリアアイテムとして、客人に自慢したくなるレベルです。性能面でも、目の大きさの異なる3層フィルター『3ステップHEPASilentフィルター』と『HEPASilentテクノロジー』で、高い除去率とハイスピード清浄を実現。『Classic』と同様、0.1μm以上の微粒子を99.97%除去できます。Wi-Fiを搭載していて、別売のエアーモニターBlueair Aware(実売価格2万7000円)と連動させて『オートモード』が設定できたり、スマホで遠隔操作ができたりするのも便利ですね」(戸井田さん)
【ブルーエアのオススメその3 カジュアルモデル】
360°全方向からワイドに吸引!
Blue Pure 231 Particle + Carbon
実売価格4万2120円
ブルーエアのシンプル&カジュアルライン「Blue Pureシリーズ」の新モデル。空気清浄のみに特化したシンプル機能と、360°全方向からのワイド吸引が特徴。粒子イオン化技術と高性能フィルターの組み合わせで、空気中の花粉、ホコリ、ダニなどの有害物質をしっかり除去します。今回新たに「除臭カーボンシート」を備え、気になる生活臭にも対応しています。
Blue Pure 231 Particle + Carbon 戸井田さんのレコメンド
大風量でパワフルに浄化してくれる!
「360°から吸引し、上から吹き出すタイプで、センサー・オートモード・Wi-Fiなどが非搭載のシンプルモデル。本体下部のメッシュ部分に角柱型のフィルターが入っているだけと、構造もシンプルです。ウイルスなど細かい粒子の清浄能力は上記2モデルよりはやや低いものの、PM2.5サイズまでなら99%除去できるうえ、大型ファンを採用し、部屋のどこに置いても大風量で効率よく清浄できます。
正方形の角柱で本体ボリュームがややありますが、スッキリしたボディデザインに丸ボタンが優しい印象で、威圧感はありません。別売のプレフィルターは、かわいらしい色から落ち着いた色まで全5色。好みや部屋のイメージに合わせて選択できるのが楽しいですね。プレフィルターはストッキングのような素材で水洗いでき、清潔維持もしやすくなっています」(戸井田さん)
<総括>
「Blueair Classic 405」はリビングに、「Blueair Sense+」はデザイン重視の人にぜひ!
「『Blueair Classic 405』は、とことん空気を浄化。『キレイになった!』と実感したい人や、特に花粉症に苦しむ人にオススメです。適用床面積33畳で、8畳あたりの清浄時間は約9分。広いリビングでも十分カバーできますし、就寝中の花粉対策として寝室に置くのも効果的です。
『Blueair Sense+』は、デザインにこだわる人にぜひ! 北欧カラー&デザインで、インテリアとのコーディネートを満喫できます。適用床面積は20畳で、8畳あたりの清浄時間約14分なので、コンパクトなリビングや寝室に向いています。
『Blue Pure 231 Particle + Carbon』は、適用床面積39畳で、8畳あたりの清浄時間約8分となっていて、大きな空間までカバー可能。サイズ的には14畳以上のリビングがしっくりきます。機能はシンプルなものの、大風量でパワーがあるので、とにかく速く空気をキレイにしたい人にもオススメ!」(戸井田さん)